藤巻幸夫さんをインタビューしてたんですが、藤巻さんの言葉を聞いて色々考えさせられたので書きます。
「つまらない職場からも学ぶ」
言ってしまえば当たり前の事。
「逃げられない⇒諦めてその中で楽しむ・学ぶ・成長する」という考え方は大事だけど、状況を自分で変えられる場合はどうしたら良いのだろう、と考えると難しい。
例えば、慶應大学に内部から進学できる高校三年生の場合、
・慶應に進み、そのなかで頑張る
・より良い環境を求めて、アメリカの大学を受験する。(この場合、内部進学の権利は取り消される)
とかだと、結構悩みますね。
「今の状況を変えてやる!」っていう気持ちと「今の状況の中で頑張ろう!」って気持ちのバランスは難しいです。
現代だと労働市場は流動性を増しているので、藤巻さんのように、新入社員がバーゲン売り場に配属されたとしたら・・・
別の就職先を考え始め、別の会社からオファーが舞い込んだ瞬間に辞めてしまうでしょう。笑
そうすると、短期的にハッピーでも、長期的に成長できないわけ。
難しいですね。
「先輩のやってる事が嫌がらせっぽく見えても、『この人は信念を持っているか』、『この人の言っている事は正しいか』といった視点から判断して、YESなら付いてゆくと良い」
高校の時の数学の先生に言われた言葉を思い出しました。
尾上さんっていうんですが、
「(他人について行動を決めるかの時は)正しいかではなくて、良い結果を生むかを元に考えろ。」
って言われたのを良く覚えています。この件は、そろそろ時効だからいっか。
つまり、正義感で行動するのも良いが、感情的な人は反発してしまい、結果的に良い結果を生むとは限らない。
多少「正しい道」から外れても構わないから、良い結果が導かれる事を第一の目的として行動すると良い、
という事です。
これを言われた時は相当に納得してしまい、今でも記憶に鮮明に残っているほどなんですが・・・
逆の立場に立った時のバージョンが藤巻さんのコメントと同じで、
相手の言っている事が「正しい」のであれば、言われ方・その他が酷かったとしても反発せずに、それに従うのが良い、
という事になりますね。
なんか、両方できたら凄い徳のある人になれそうです。
最後に、ブランドについて。
ブランドというのは3つの条件がある。
- 確固たる信念がある事
- 物語が語れる事
- 歴史を積み重ねている事
この3つが揃ったブランドは、長続きして、成功している。
だそうです。
これを人間に応用して、自分ブランドというのも、
- 信念があって、
- 人生が物語になっていて、
- それが実績を構成していれば、
確立するのではないか、なんて話になってました。
これをするには、基本的には、毎日が真剣勝負である必要があると僕は思います。
- 信念が無いと真剣勝負はできないし、
- 真剣勝負をしていれば、負けたとしてもそれは物語になる。
- そして、真剣勝負を続けていれば、やがて勝つ機会が出てきて、やがて実績へと変わってゆく。
という事です。
言葉で言うのは結構簡単ですが、なかなか難しいですね・・・。
「自分ブランド」を作る事に興味ある人は、
『パーソナル・ブランディング』なんかが良書なんで、関連書として読んでみると良いと思います。
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まぁ、Amazonによる評価は分かれてますが、飛ばし読みする程度の価値はあります。
あ、点検読書、と呼んだ方が正しいかな。笑
30分のテレビ番組にしては、内容が濃くて、良かったです。
内容とは関係ありませんが、インタビュー中、
勝間さんの記憶力の良さ・要点を把握する能力の良さが光っていて、
それによって我々視聴者は会話をフォローしてゆく事ができているのかな、という気がしました。
毎週木曜日、教育テレビ22:25分からだそうです。
さて、次回も楽しみだ。
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