2012年9月30日日曜日

What was PCP?

昨日は、PCPのOB会があって、

現役の学生さんはもちろん、それから同期や先輩/後輩も含めた、

"PCP Family"に出会う事ができた。

びっくりだったのは、卒業して1年半以上経つのに、

現役の学生さんがこのブログを見てくれていて、

PCPに出願する時や、就活をする時の参考にしてる、という事。

思ってた以上に、このブログの影響って大きいんだな、と思ってビックリしてます。


さて、昨日のスピーチでも少し話したのですが、

酔っててあまり伝わらなかったかもしれないし、

OB会に来れなかった人や、将来PCPに応募する人が見てるかもしれないから、

同じメッセージを、もう少しまとめて書きます。


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ちょうど3年前、PCPに出願をして受かった時、

「これから2年間はどんなに素晴らしい物になるのだろう!」

と期待に胸をふくらませたのを僕は覚えています。

皆さんも、数ヶ月前かもしれないし、何年も前のことかもしれませんが、

同じような瞬間があったはずです。


一方、PCPにいる時は、PCPが完全ではない面が見えます。

PCPはまだ新しいので、完成とは程遠い状態です。

「なんであの先生は、こういう方針の授業をやるのか?」とか、

正直、問題だらけです。

僕も学生時代、色んな教授に文句を言っていたのを覚えています。

(そんな中で、代表として苦悩した様子もこのブログには書かれていますので、

興味がある人は、過去の記事を是非読んでみてください。)


でも、社会に出ると、PCPで学んだ事ってのは、

思ってた以上に役に立ってる事に気づきます。

「英語のフォーマルなメールの書き方」のようなすぐに効果が表れるスキルから、

「経済という視点で世界を見渡す意識」のようなグローバルなマインドセット、

対話式の授業を通じて「分からない事は、相手が誰でも質問する」という姿勢。

社会に出て、周りを見渡した時にはじめて

「あの環境は恵まれてたんだな」

って気付く事がたくさんあります。


だから、現役の皆さんは、

「PCPってイマイチだな」って思う時があったとしても、

PCPの一員になれた事の誇りを忘れずに、

そして、「どうやったらPCPをより良くできるか」を考えてみてください。

そうした一つ一つの思いが集まっていくと、PCPはもっと素晴らしい場所になります。

そうして、卒業して、社会に出たずっと後に、

PCPはそれに応えてくれた事に気付くはずです。

Be Proud of yourself, and believe in PCP.


それから、こうして年に一回OB会をやると、

色んな代の人たちが集まります。

PCPは代の間の交流が少ない、という話もありますが、

どの代もエネルギーにあふれた人ばかりで、魅力的です。

こうした仲間と一緒と出会い、切磋琢磨できた事は、

僕にとって幸せなことです。

自分が"PCP Family"の一員になれる事も、一生の財産になります。


OB・OG会を開くにあたって、

OB会担当者をはじめ、多くの学生さんが苦労をしたかと思います。

こうした場に来れて、とても幸せです。ありがとうございます。

また、来年も、新入生が加わって

さらに輪が広がったPCP Familyで集まれるのを楽しみにしています。


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と、こんな話をしたつもりです。

スピーチを準備してなかったので、上手くまとまってなかったかもしれませんが、

メッセージと意図が伝わったなら嬉しいです。


ちなみに、昨日は慶應の金時計を付けていったのだが、

気付いてくれた人がいなかった、のかな。笑


久しぶりに学生の「飲み会」の場に参加して、

いつもよりちょっと多めにビールと日本酒を飲んで、終電で帰ってきました。

充実した一日だったな。

2012年9月13日木曜日

自分である事

社会人になってから、「周りの期待を超える事」が習慣になっている。

何かの分析をしたり、何かのプレゼンをしたりする時、

相手の「こんな感じでやって欲しい」というレベルを感じて、

それを目指して作業をする。

ついでに、ちょっとだけそこからプラスαをつけてあげる。

そうすると、「良い部下」になれるんだと思う。笑


思えば、学生時代の時もそうやて生きてきたのかもしれない。

「やりたい」ベースではなく、誰かの「やって欲しい」ベースで活動をしていく。

それは、ある時は親の意向だったし、

ある時は「優秀な学生は留学に行く」というような、

社会的な風潮だったかもしれない。


それが、最近、久しぶりに自我が芽生えてる。

正確には、何をするか、よりもっと深いレベルでの違和感が出てきている。


人間の行動は氷山の一角だとする。

その下にはスキルとか能力・知識があって、

その更に下には性格とか価値観がある。

今までは、

価値観ってのはあまり気にせずに、性格を上手く管理しながら、

「スキルを利用して、与えられた成果を出す」

という事に集中してた。

でも、最近はその性格・価値観を取り戻す動きがあって、

「どういうのが自分らしいんだろう」

って考える事が多くなってる。


昔、稲盛和夫さんが

「仕事=能力×熱意×考え方」

というような話をしていたのを思い出して。

今は、能力がそこそ高くて、

熱意・考え方はNormalくらいだから、

とりあえず、なんとか仕事が回ってるんだろうな~と気付く。


取りあえずやる、ってのも大事な能力。

繁忙期は、余計な作業をいかに切り捨ててExecutionができるか、の勝負。

Executionこそ全ての前提。だから、現状は悪くない。

とりあえず、やる事ができてる。これってとても大事な事。


次は自分らしさというスパイスを加える番。

「熱意」が上手くまわり始めれば、

この仕事は丁寧にやろう、というような「考え方」も自然と出てきて、

もっとパワーアップできるかもしれない。

仕事だけじゃなく、人生が色んな方面でパワーアップできたらいいな。


2012年9月2日日曜日

富士登山

先週末、会社のメンバーで富士登山に行って来ました!

富士山といえば日本を代表する山で、

日本人として、山頂まで登るのは一回は経験しておきたい!

という事で、会社に来ていた外国人の方々と一緒に登る事になりました。

メンバーは、日本人は僕だけ。

あとは、FMPで日本に来てるアメリカ人とか、CASの人とか。


富士登山に行くなら、フル装備しなきゃ、と思って

僕は色んな道具を買っていったのですが、

皆さん、案外気楽に考えていたらしく、

集合した時の装備はこんな感じでした:




















(左の女の子は、ちゃんと長ズボンを持ってきていました)

無いものは、買い揃えて万全で臨もうとするのが僕だけど、

無いものは、それっぽい物でなんとかしてしまおう、

とするのが外国人なのかな、と考えてしまいました。


バスで5合目まで行き、カレーを食べ、

夜8時半くらいから吉田ルートで登り始めました。

スタート前は、まだ余裕そうにしてます:




夜の登山は、何といっても寒い。

山の上は、思わず足踏みをしたくなるような寒さ。

夏とか、もはや全く関係ない。

途中、空気が薄くて、高山病になってしまいました。




仲間が励ましてくれたから、なんとか持ち直せたものの、

一人だったら、ここで絶対諦めてました。

英語の励ましって超ポジティブで、

こりゃもうやるしかない、と無理やり頑張りました。

仲間の大切さに、改めて気付かされた瞬間。

携帯酸素の効果は不明でしたが、深呼吸を意識するのが良いみたい。

一時間ほどで、体が慣れてくるので、

「息が切れそうだったら休む」

という事さえ守れば、大丈夫だと思います。

自分の能力を過信し過ぎないのがポイントかも。



その後、崖を登るような感じの場所があったりして、大変でしたが、

午前5時のご来光は、8合5尺の山小屋辺りから見る事ができました。

運良く、雲一つない快晴で、素晴らしい景色をみる事ができました。

太陽が登ってきた瞬間、辺りが急に明るくなり、

それまで寒かったカラダが、ぽかぽかと温まっていく。

我々の惑星のエネルギーの中心、の威力を感じました。

やっぱり、一日の始まりはここだよな:





さて、ご来光を楽しんだ後は、山頂を目指してさらに登る。

富士山の山頂付近はかなり混んでて、人の列で大変でした。

ご来光を見終わってから、さらに3時間くらいかけて、

ゆっくりゆっくり進んで山頂へ。

午前8時くらいに着いたので、12時間の登山。

山頂はこんな感じ:























ここまでは平和で良かった。

山頂を楽しんだ後の下り。

各自、自分のペースで下山する、と決めていたので、

僕は同期と2人で下山する事に。

ちゃんとした登山靴/ストックと体力があれば、

3時間くらいで簡単に下れて、

ちょっと遅目のお昼を5合目で楽しめる。

13時前には、レストランに入り、

ラーメンとビールで仲間を待っていました!





ところが、装備なしで急な下り坂をおりてくるのは大変だったらしくて、

遅い人たちは8時間かけて下って来ました。

道間違えたんじゃないか、って心配したり、警察に相談したり…

一波乱でした。

皆さん、富士登山する時は、ちゃんとした装備で行き、

通信手段ももっておきましょう!


運良く終電には間に合い、帰宅は23時過ぎ。

結局一日半くらい寝ず、というハードな登山となりました。

でも、ご来光は一見の価値あり!なので、興味ある方は是非。


やっぱり日本人なら、海外に出た時の話題にもなるし、

富士登山、一度はやってみると良いと思います!


という訳で今日のLearning

  1. 手持ちの物で間に合わせる、という余裕のある外人メンタリティーは見習うべき事が多い。でも、時にリスクを生むから、ちゃんと準備する事も大切。山は準備して行きましょう。
  2. 仲間の励ましって大事。自分がちゃんとしてる事が大前提ではあるけど、仲間に助けられる事も多い。