2010年7月31日土曜日

PCP飲み会

昨夜は、PCP同期のメンバーが飲み会を企画してくれて、

皆でワイワイやりながら、留学へ送り出してくれた。

テキーラのショット、ちょっと飲みすぎたかな~。

最近、ジョギングを軽めにしてるので、

その分、胃が弱ったか。

PCPって、実はマジProfessionalなアホ集団かも。

でも、今振り返ってみるとPCP5期良かったな~。

ABFとか、ソフトボール大会とか、

色々な思い出がある。

2010年の春学期は、

僕は5期の皆のために何もできなかったけど、

皆が盛り上げてくれて、

皆から教わった事がたくさんあった。

PCPのカリキュラムはともかく、

メンバーはとても良いメンバーだった。


そんな皆が僕にくれたのが、


というノート。

最後のページは、皆からのメッセージ入り。

こりゃ、8月20日に成田空港出てから、

ヨーロッパ各地で出会った物、見た物、考えた事、

色々記録するのに使うっきゃないっしょ。

以前からTraveler's Notebookが欲しかった事、

しかも、黒ではなく茶が欲しかった事、

いつも無地のノートを使ってて、罫線入りの物は使わない事、

なんで知ってたんだろう?

めちゃめちゃ嬉しいです!

皆、ありがとう!

2010年7月30日金曜日

人生のペース

最近、友達に会うと聞くのが、

人生の周期のスピード。

どんな人にも、調子が良い時と悪い時はあって、

それがそこそこ一定のペースで代わる代わる来るんだけど、

そのスピード感が人によってバラバラ。

この前あった早稲田の子は約6カ月、

慶應の子は約2-3カ月で一週するらしい。


僕はというと、高校の時から2年半~3年で1周期。

皆に言うと、必ず「長いね!」と驚かれる。

調子が良い時は、半年以上続くので、

その時期に知り合った友達は、

「金森すげー!」みたいになる事が多くて、

逆に、停滞期に知り合った人たちは、

「内向きで地味な人~。」

って感じに僕を受け止めるのかもしれない。


調子が良い時間が長く続くという事は、

それだけ色々な活動ができるという事。

だから、僕は色々な事に挑戦するんだけど、

どれも、そこそこの成果を出せる。

まぁまぁの努力で、そこそこの成果を出すのは、僕の得意技。

ほぼ全ての事で、普通の人の6割くらいの努力で、

8割くらいの成果が出せるように思える。

調子が上がってる時期は、

複数の活動をやりながら、

いずれも高レベルで維持していけるから、

周りからは、凄いヤツ、と評価される事が多い。


ただ、問題なのが停滞期。

実は、今年の3・4月頃からずーっと停滞期なのだが、

なかなか抜け出せない。

大学の宿題とか、必要な事は最低限はやるんだけど、

それ以上の事がなかなかできない。

といっても、その最低限のレベルが、

「成績Aをきっちり取りきるくらいのレポート」

とか、

「1カ月でドイツ語検定3級に受かるくらいの勉強」

だから、他人からは停滞期には気づかれない事が多い。

僕の得意技は、人より少ない努力で、

そこそこの成果を上げる事。


とはいえ、自分の時間を凄く必要としていて、

何時間か悩みっぱなしだったり、

パソコンを前にして、何時間も無駄に過ごしたり、

と、目も当てられない状況が続く。

これが半年以上続くのが、難点。


人より少ない努力で、そこそこの成果を上げる事はできるが、

そこから更に頑張って、完璧に仕上げる事は苦手。

おおざっぱに適当に仕上げて、それでおしまい。

こらへんは、小学校時代から言われ続けている僕の欠点。


ちょっと、自分の欠点をさらけ出した日記でした。

でも、色々な事に挑戦して、色々な事がそこそこ得意、

というのも悪くないかもしれない、と少しだけ思う。

とりあえず、長い長いスランプから、早く抜け出したい物だ。


2010年7月25日日曜日

江の島

今日は、面白いジョギングコースとして、

家~江の島の往復をしてみました。

いつも5キロコースを何周もしてたから、遠出はできなかったけど、

直線で往復すると、結構色々といける。


江の島の辺りに行くと、

似たようなコースを走ってるランナーやバイクの人がたくさんいてビックリ。

人生初めての江の島上陸がこんな形で実現されるとは夢にも思わなかったので、

ちょっと意外だったけど、

でも湘南の海を眺め、海風を感じ、

なかなか良い感じでした。


僕の家から江の島まで、往復すると約17キロ。

途中、思わぬ腰痛に襲われてしまい、

結果的には2時間かかってしまったけど、

でも、結構良い感じでした。


家⇒鎌倉⇒湘南の海⇒江の島⇒藤沢の繁華街⇒家

というコースだと、約22キロで、ハーフマラソンと一緒の距離。

そのうち、走ってみようかなと思います。


長距離走って、小旅行みたいな感じで楽しい!

地図眺めながら、色々な想像を膨らませてます!

もうちょっと体力がついて

30キロ走る覚悟ができたら、

家⇒SFC⇒外周1周走る(=折り返し地点)⇒家とか、

35キロ走る覚悟ができたら、

鎌倉⇒金沢八景⇒ベイサイドマリーナとか。

なんか、楽しそう!


明日は軽くウォーキングの調整にしようと思うけど、

またそのうち走りたいと思います!

日本で最後の試験

今日は、Open Economics Macroeconomyの期末試験。

日本で僕が受ける、学生時代最後の期末試験だった。


特にめちゃめちゃ試験に準備した訳ではなく、

かと言って手を抜いた訳でもない。

試験勉強といえば、昨日・一昨日で8時間くらいを使って内容を復習し、

数式展開を一通り理解し、頭に入れる。


試験当日は朝起きて、

新しいジョギングコースで10キロのジョギングをする。

これが、5kmのコースなのに、

最大高低差45.8m、最大斜度13.35%のハードコースでかなりエグる。

コース2周で62分。

これだと、マラソンは4時間半ペース。

ペースアップしなければ。苦笑


家に帰り、シャワーを浴び、

少しピアノを弾いて、のんびりとテレビを眺め、家を出発。

電車の中ではSloanのMy years with GMを読む。


品川に到着すると、すた丼に寄って昼食を食べる。

若干バテ気味だったので、体力補強する。


田町に着くとルノアールに入り、

My years with GM をもう少し読む。

そして、テスト勉強を30分だけやる。


大学へ行って試験教室へ向かうと、

PCPの仲間に遭遇。

徐々に皆で集まりつつ、

期末試験対策勉強会が始まる。

一時間くらい勉強会が続くと、

試験がやってくる。


なんて事はない、

ありふれた日常の一瞬のようにやってきた、

日本で最後の期末試験。


テスト問題はめっちゃ大変で、

60分なのに、計算でA4を3枚使うほど量が多かったけど。


でも、呆気なく終わった。

これできっと単位は来てるでしょう。

もう、大学に行く用事はこれで無くなった。


あとは、ドイツ行きの準備を着々と進めるだけ。

ちょっと寂しいような、

ちょっと物足りなかったような、

でも、ちょっと楽しかったような、、、

三田キャンパスは不思議な環境だった。


勉強しにくいし、

授業は面白くない物も多いし、

食堂は狭いし、

PC室は足りないし・・・

文句を挙げればキリはない。


でも、僕の人生の中の、

少なくとも一ページになった。

賞賛するほど良くもないし、

だからといって、けなすほど悪くもない。

でも、僕にとって三田キャンパスは大事な場所。

慶應も経済学部もPCPも、皆そんな感じ。


さて、明日から切り替えていこう。

今日はもう遅い。

おやすみ。

2010年7月21日水曜日

試験期間

「試験期間中はテスト勉強に時間を使いすぎず、人生のもっと大事なものに目を向けよう。」

という考えが、試験前になると、ふっと浮かんでくる。

試験のたびに、毎回そうなる。

高校生の時からそうだ。


別に試験が嫌いなわけじゃないんだけど、

試験のために勉強をするというアイデアが大嫌いだ。

興味ある内容なら普段から勉強するから、

試験前に追い込みをする必要もないし、

興味ない内容なら、そもそも履修しなければよいんだけど、

事故が起こった時は、軽~く勉強して最低ラインだけを超えればよい。


だから、とくに無茶して試験前に追い込む必要がない、

というのが僕の考え方だ。

日本の大学の授業レベルがぬるいから

こんなことを言えるのかもしれないけど。


さて、「人生の中で大事なものに時間を使うべし」というスタンスは昔から同じなのだが、

その「大事なもの」が何かというのが、

だんだん変わってきてる気がする。

高校2・3年生の時は、それはスキルの向上、

学校では習わない、「その他」の領域の勉強だった。


例えば、ビジネス/自己啓発の本をたくさん読んだり、

アインシュタインの相対性理論について学んだり、

大学レベルの数学を勉強したり、

フランス語を勉強したり。

意外かもしれないが、これらは全部、

当時の自分にとっては楽しかった事。


今の自分はというと、

スキル向上はひと段落をして、

対人関係/コミュニケーション力といったソフトの方がメイン。

社会に出る直前になってようやく

「本当の人脈は学生時代にしか作れない」の意味が分かったので、

それを忠実に実践中。


あと、体の資本の強化。

ジョギングも、結局は体を強くするため。

頭が良くても、対人関係が上手くても、

体調が不安定では何もできないと思うのだ。


という訳で、試験勉強用には毎日1・2時間程度に収め、

ジョギングに1時間~2時間、

定期的に人に会い、

また、人との話題になるようなネタを仕入れて生活してる。

もちろん、留学関係の準備など、雑務もあるけどね。


試験前の周りの騒がしさと比較すると、

僕の生活は単調だけど、

結構気に入ってる。


今日はテストは2つあったけど、

どちらもそこそこ。

マクロ経済学は予想通りだし、

アジア音楽も悪くない。

先生次第ではAがもらえそうな感じ。


そんな、ゆる~い試験期間を送っています。

日常の報告でした。

2010年7月20日火曜日

ドイツ留学の準備(防備録)

ドイツ留学のためにしなければならない事
  • 現地で済む場所の確保
  • 航空券
  • 保証人による経済負担証明書(@ドイツ大使館、現地で滞在許可証を作成する時に必要)
  • ケータイの解約
  • 現地へ持っていく衣服の調達
  • 部屋の整理(変な物を残すと、親に見られる)
  • 留学保険
  • 持ち運び用の財布(ブランド物でない方がベター・ポケットに入れる用)
  • 国際学生証の作成
  • 三田会への連絡
  • 日本で友人に会っておく
  • ケータイの電話帳全員宛に、留学に伴う連絡先変更のお知らせメール
  • 日本にあるCDをPCに取り込んでおく
  • 国際免許証の作成(Optional)
  • 日本にある読みかけの本に区切りをつける

とりあえず、家探しが最大の難関。

ケルンは人口密集地帯だからなのかドイツ国内にしては家賃も高く、

しかも、家具付きの賃貸が一般的でないため、

物件の数が少ないのです。

しかも、主なプロバイダーの契約期間は1年なので、

7か月の滞在だとネット環境を整備する事ができないから、

家主がネットに関する契約をしてくれる物件を探す、

というなかなかハードルの高い物。


でも、良さそうな物件が見つかって、

さっき不動産屋に契約の意向を連絡しました。

不動産屋さんがとても優しくて、

契約書は英訳して送ってくれるとの事。


上手く、契約までいけるといいな。

最近の生活

大学の授業も終わり、

宿題も無く、

そして試験の内容もだいたい頭に入っていて、

ドイツへの留学準備のための事務手続きもあるんだけど、

実は、結構時間を余して過ごしてます。


ヒマという事は、退屈とかつまらないという事ではなくて、

自分のこれまでを振り返り、

今後の目標を定める時期という事。


さて、最近の僕の時間の使い方ですが、
  • ドイツ語の勉強
  • ジョギング
  • 読書(小説)
  • ピアノ弾く
  • ワイン勉強する
がメインですかね。


ドイツ語については、

この間ドイツ語検定3級を受かった事を受けて(!)

現地でA1-A2レベルの会話をする事を目指し

とりあえず頑張ってます。

語学は積み重ねなので、

少しずつ覚えては忘れ、覚えては忘れ…

ってやってくうちに、

いつの間にか定着していく物。

時間かかるけど、

ドイツ留学をいいチャンスで、

一生の財産になるだろうから、

頑張ってます。


ジョギングに関しては、

Twitterでは結構書いてるんだけど、

Blogの方では発信してなかったかも。

秋頃にマラソンを走りたいな~と思い、

朝にジョギングを始めました。

走行距離は、

July week 1:45km
July week 2: 55km

その前には、20kmを100分で走った事もあり、

結構順調に体力がついてきてる。

これまでは、10km×5日みたいな走り方をしてたけど、

長距離の体力が目標だから、

今後は15km×3日を習慣にしてみようかな。

徐々に距離を伸ばして、体力つけようと思う。


読書は、最近になって小説を読むようになってきて、

特に吉本ばななが好きです。

『デッドエンドの思い出』

とか、切ないけど良い感じ。

Passiveで感受性が強くてちょっと孤独な感じ、

なんか分かるなぁ~と思ってしまう。


あと、『体は全部知っている』が凄くて、

この感性の豊かさと孤独とを持ち合わせた生き方を、

主人公もストーリーも違う、

色々な世界に当てはめていった短編集。

どの作品も全く違うセッティングを持っていて、

それでも同じトーンが保たれている。

これだけの違ったセッティングの中で物語を展開させる事ができる著者は、

どんな経験をしてきたのだろう?

なんて想像力があるのだろう?

と思わず感じてしまう。


よく、金森は活動的・積極的、だとか言われたりするけど、

本当の僕は「感受性が強くて、人に気を使うタイプ」

なんだと思う事もある。

就活の時、ABBの人事の方にそう言われたのを、

なんとなく覚えてる。


そしてピアノ

これは毎度の趣味。

Kinderszenen (Op. 15)がブーム。

Schumanの有名な曲集です。

本当にそのまんまなんだけど、

鍵盤に向かってると、

無意識のうちに自分の過去を振り返ったりする。

過去に浸れる曲です。

ドイツに行くとピアノが無いので、

弾けるうちに弾きたいですね。

今まで、音楽を通じて精神的な安定を得ていた部分もあるので、

ピアノの無い生活がどうなるのか、

若干心配です。

そういえば、ケルンには音大があって、

もしかしたらその近くに住む事になるかもしれないけど…

まぁ、何も無いだろうなぁ~。苦笑


そして最後は、ワインの勉強

これも僕の趣味。

以前はフランスワインが中心だったけど、

ドイツワインを覚えておきたいと思ってたので、

ちょうど良い感じ。

向こうでは一人暮らしで、

お酒を家で飲まない母親もいないので、

好きに飲めそうで楽しみ!笑


ケルンの近くだと、

AhrとかMittelrheinといった生産地なら日帰りでもいけるかも。

Rheingau/Moselといった優良ワインの産地も近いので、

家で飲めるかも。

と思うと、ドイツワイン法の概要とか、

代表的な畑とか、

ちょっと勉強したくなってしまう。(笑)


ただ、ドイツワインって若干マニアックなので、

飲み比べられるお店が少ないのが難点。

とはいえ、フランス/イタリア/オーストリア/スイスといった地域のワインも、

日本よりかは安く手に入るはずなんで、とても楽しみ!

ついでに、ビールもちょっと勉強しておこう!


そんな感じです。

日本での最後の一か月を楽しく過ごして、

ドイツでも頑張ろう!という感じ。

とりあえず、家探し…苦笑


2010年7月11日日曜日

まぁ、試験だからなぁ~

大学の授業も、ほぼ全てが最終回を迎えつつあり、

いよいよ、日本で最後の大学の期末試験が始まる。

昨日は、大学でPCPの仲間と勉強してたのだが、

先生の授業中の解説に納得がいかずに、

自分たちの意見の方が理があるという結論になりかかった時に、

友人が発した

「まぁ、これは試験だからね、しょうがない。」

という発言がとても気になった。


なんか、日本の教育を、よく表してる気がする。

例えば、僕が暗記しなければならない物の中には、
  • 資本市場を使う事により、社債市場よりも安価の資金が手に入れられる
  • 日本では、終身雇用制度のために労働を適材適所に配分する事ができない
などなど、色々あります。

これらを頭の中にたたきこんで、

○○先生はこう考えているが、これは××の理由で間違っているというのが定説、

と覚えなければならない。

間違えて、自分が信じる定説を試験で主張すると点がもらえない。

日本の教育制度は残念だな~と思う。


でも、教授の言う事でさえ、間違ってる事がある。

というのに気付けたのが、大学生活の成果の一つ。

Authorityに騙されずに、自分の頭でよく考えないといけない。

その意味では、松岡先生のCritical Thinking Skillsの授業はとても勉強になった。

PCPの後輩は、来年履修する事を、強くお勧めします。


あ、なんか松岡さんの回し者みたいになっちゃったな。笑

まぁ、そんなエントリーがあってもいっか。

ついでに、松岡さん、成績もいただけると嬉しいのですが…。笑

2010年7月9日金曜日

語りかける風景

昨日は、久しぶりに美術館へ行きました。

Bunkamuraザ・ミュージアムでやってる、

「語りかける風景」という展覧会。

風景画の台頭に仕方が、

人物画⇒窓の外の絵⇒だんだん風景がメインに

と西洋美術の時代ごとの変化と合致していて、

とても面白かったです。


印象に残ってる作品は、

ポール・シニャック『アンティーブ、夕暮れ』


拡大すると分かりますが、

細かい点描画のような形で、

光の放つ色彩を描いています。


他にも、

ヒューベル『後ろを浮いてたたずむ女性、窓の前』(1926年)

で、鑑賞者の視線を窓の外へ向ける絶妙な図面の構成だったり、


ルベール『ヴォージュ地方の狩り』(1828年)

で、風景に対して人間の扱われ方がとても小さくて、

「人間の存在の小ささ」みたいな主題を感じたり、


と、紹介したい作品がたくさんあったんですが、

残念ながらWEB上では画像があまり載っていない模様。


一周した後は、

Les Deux Magotsで座り込み、

2時間くらい、読書したり、空想に耽ったりして、

自分という人間について、

自分の将来について考えてました。

パリのクオリティーにはかなわないにしても、

やっぱり、最高だな、ここ。


ちなみに、Bunkamuraの展覧会は7月11日までなので、

まだ行ってない人は、今週末に是非!

2010年7月6日火曜日

選択と集中

昨日は、後輩とご飯を食べる事になり、

彼の活動について、色々相談に乗った。

人と話してると不思議な物で、

自分が普段無意識的に考えてる事が、

突然言葉になったりする。


昨日は、自分がやる事を絞る、

という話をメインでした。

同時に5つの事頑張ろうとしてもできるハズがなくて、

一つ一つの活動から何かを得ようとするなら、

1つか、多くて2つが限度、という感じ。


野球部にいる事で「得た物」を考えるとすると、
  • 野球のルールへの理解
  • 野球の技術
  • 野球で使う道具の手入れの方法
などという、「野球特異な物」と、
  • チームワーク
  • リーダーシップ
  • メンバー間の意見の違いへの対応力
といった、「応用のきくもの」に分かれる。

前者を手に入れるだけなら、

野球部とテニス部と卓球部に同時に加入しててもできるだろうけど、

後者を手に入れようとなったら、

相当の時間と労力を野球部に費やさないといけない。

野球部一本でやってる人でも、

中途半端な気持ちでやってたら、

そういった収穫が無いかもしれない。

僕は、限度は2つだと思っていて、

二つの活動のそれぞれで何かを得ようとするのが、

精一杯の欲張りだと思う。

これをやるためには、
  • 相当な精神力
  • 気合いと根性
  • 優れたタイムマネージメント能力
  • ある程度の体力
が必要だと思う。


こんな話を、数時間かけて後輩にした。

昨日は、以前の反省を生かして、

話のポイントを1つに絞ったので、

後輩のどこかに話が残っていると思う。


そして、後輩に言われて嬉しかったのが、

「金森さん、例えが上手くて分かりやすいです」

という一言。

言われた瞬間、

高校2年生の時に「日本の次世代リーダー養成塾」に参加した際、

YAPPAの伊藤社長が、

「上手いたとえ話ができるかが、物事の本質をつかんでいるかの一つの指標」

と話していたのを思い出して、

少し嬉しくなった。


まだノーストライク・ノーボールなんだから、

ストライクゾーンの球を全て振りに行かなくて良い。

好きな球に絞って、長打を狙いに行け!

なんて帰り際に言ったっけ。


言葉で考えた事もなかったけど、

自分の中にあった感触を言葉にしたら、色々出てくる。

「自分の中心にある物」に、

少しだけ近づけた瞬間でした。

2010年7月2日金曜日

貢献

今日は、後輩が第二回ABFのミーティングをするという事で、

それに参加してきました。


今年は日本でやるみたいです。


このミーティング、少しでも後輩のためになろうと思って、

可能な限り毎週顔を出すようにしている。

でも、彼らのためになってるのかな、

と思う事がしばしばある。


例えば、僕が何かを言うと、

何となくその方向性でまとまってしまう。

僕が反論すると、

皆が「そうですよねぇ~」という雰囲気になる。


だから、最近、ミーティングには顔を出しているんだけど、

なるべく喋らないようにしている。

すると、たまに後輩が「金森さんどう思いますか?」って聞くから、

その時だけ素直に答えるようにしている。


そして、ミーティング後は、

たいてい一人か二人に対して、

ミーティングの進め方だったり、

プロジェクトの進め方だったり、

方法論的な意味でのアドバイスをする事が多い。

聞かれるから答えるのだが、

ついついこの話が長くなってしまって、

僕が一つ一つ説明していくと、

後輩は一個一個納得した素振りを見せるんだけど、

「コイツ、明日になったら全部忘れちゃうんだろうなぁ~」

って気が、たまにする。


気づくと、自分は喋る事に夢中になっていて、

話が相手に響いていない事を感じ、

少し恥ずかしくなる。


毎回迷うのは、

このミーティングは僕が出席した方が良いのか?

もしYESなら、どういうスタンスで出席するのが良いのか?

という事。


僕がこのミーティングに参加する事は、

後輩たちにとって、プラスになっているのだろうか?

それとも、マイナスになっているのだろうか?

僕は、後輩の、そしてPCPの役に立つ事ができているのだろうか?


今日は、このミーティングだけのために大学へ行った。

往復2時間+ミーティング約60分。

この3時間を、例えば宿題をやるため、

例えば勉強をするため、

例えば友達と遊ぶために使ったら、

どんなに楽か、どんなに良いか、

と思う事がたまにある。


でも、PCPの5期の代表という立場からなのか、

純粋に先輩としてなのか、

もともと教え好きだからなのか分からないけど、

自分の内側から一種の義務感が湧いてきていて、

だから、少しでもPCPが良い環境になるために僕は動くし、

後輩にも成長機会を与えたいと思い、

ちょっとチャレンジングな事を要求したりしている。


でも、これが上手く機能しているのかは分からない。

だからと言って、止まったらおしまい。

10年後、20年後に皆の記憶のどこかから僕の存在が消えたとしても、

僕の発した何かが後輩の頭の中に残ったり、

僕の表現した何かがPCPに残ってくれれば良いなと思う。

2010年7月1日木曜日

復活

今週、急に体調を崩し、

火曜日は寝込んでいて、

水曜日は単位のために無理やり学校へ行ってたのですが、

木曜日の今日は体調もよくなり、

友達に誘われてたので上智大学へ遊びに行きました。


体調を崩したその日は、朝からジョギングをする予定だった。

しかし、朝起きてみるとのどが痛く、身体が、特に下半身が火照ってるのが分かる。

のどが痛いのは我慢できる、

いつもランニングする時にストレッチしないからかなぁ~

などと妙な反省をしながら、起き上がろうとする。

そう、身体はランニングをしたがっている。

精神的にも、頭はランニングをする時にできる、空白の時間を欲しがっている。

そして、立ち上がった瞬間、猛烈な頭痛が僕を襲う。

その時、初めて自分が風邪である事に気づく。

母親にもう一寝したいと伝えようとしても、声が出ない。

そして、いつの間にか第二の眠りへ入る。

そんな感じだった。


結局この日は、授業へ行く事を諦め、一日中寝ていた。

朝食を食べている時も、めまいに襲われるのだが、

筋肉と脳がジョギングをしたがっているのが伝わってくる。

でも、身体はそれをできる状態にない。

そんなジレンマが一日中、いや三日続いた。

とても不思議な気分だった。


そんな事に悩まされながらも、

頭痛とめまいが激しいのでランニングができない事を脳が理解し始め、

30分後には

「そのコンディションの中で今日をどう有意義な日にするか」

という次の問題に取りかかっていた。

具体的な解決方法として実行されたのは、
  • とにかく寝る
  • 大学の授業を休む
  • 観れてなかったDVDを観賞:『ローマの休日』『のだめカンタービレ最終章前篇』
  • 国民的な試合を観戦:サッカー日本×パラグアイ
  • 若干の読書:『走ることについて語るときに僕の語ること』『エンジョイ・ベースボール慶應義塾高校野球部の挑戦』
  • 音楽を聴く:小学校の時に好きだったChopinと、高校の時に好きだったMr.Children
  • 人生について考える
という感じ。

普段はできないような時間の使い方をしました。


あ、なんかブログっぽくない口調になっちゃった。笑

さて、一個一個触れていきたいのですが、Limited Spaceの関係で一つだけPick Upすると・・・

こちらの一冊ですかね:

エンジョイ・ベースボール―慶應義塾高校野球部の挑戦 (生活人新書)
エンジョイ・ベースボール―慶應義塾高校野球部の挑戦 (生活人新書)上田 誠

日本放送出版協会 2006-05
売り上げランキング : 80486

おすすめ平均 star
star等身大の指導論

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


中学の時にはSFCの野球部に入っていた事もあり、

塾高の野球部はもともと応援していたので、

甲子園出場というニュースを聞いた時には、

とにかく喜びましたね。


そこで、よく聞いたのが"Enjoy Baseball"というフレーズ。

テレビのアナウンス等で聞いていたけど、

正確な意味を理解していた人は少ないんじゃないでしょうか?


僕が上田監督が凄いと思うのは、

従来の指導法に対してアンチテーゼを示した点です。

上下関係の強い組織体制じゃなくて、

もっとフラットな体制の組織でも強くなれるんじゃないの?という事。


1年生がボール拾いとかグラウンド整備するのは否定しないけど、

それで1年生は楽しいのかな?

皆が平等に準備して、平等に楽しむのもアリじゃない?

という発想です。


「高校野球に外資流の組織体制をアレンジしてもってきた感じ」だと思います。

上田監督の方法だと、全ての源泉に各選手のモチベーションがある事。

「野球は楽しい!」「もっと上手くなりたい!」⇒「じゃあ、どうやったら上手くなれるか考えよう!」

というスタンス。


なぜこれをピックアップしたのかというと、僕の周りの多くの人は、

これとは逆の動きをしているからです。

「甲子園出場したい!」

⇒そのためには守備はこれくらい、打撃力はこれくらい必要だ!

⇒そのためには練習量はこんなに必要なんだ。うげー。無理や~。でも、やるしかないか。

って感じ。笑

これだと、練習中に気分を害してしまいそうですね。


以前ブログに書いて、後輩が「感動しました!」とか言ってくれたけど、

Goalがあっても、その過程が大変だったとして、そこに向かう事は本当にHappyなの?

と問いたい。


Baseball<

同じ事なんだと思う。

要するに、"Enjoy your life"っていう事。

そのためにどうするか?

より良い人生を送るためにどうすべきなのか、

必死に考えて、色々な人にアドバイスを貰い、

Try&Errorを繰り返す中で成長していく。

その全てのMotivationは、より良い人生を送りたいから。

このMotivationがある限り成長できるし、

このMotivationが消えた瞬間から人生は無意味になる。

そういう事ですかね?


あ、上智の話しようと思ったんだけど、随分書き綴ってしまったなぁ~。

一言だけ触れると、

「慶應より全然良い学習環境が整っていて、驚きました!」

という感じ。

その他は、また今度の話にしましょう!