「彼女なし」6割突破 うち半数弱、交際望まず
に関してツイートしたのをきっかけに、未婚の人の状況について考える事になった。
なぜならこの記事には、
交際している女性がいない未婚男性が初めて6割を超えたことが25日、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」で分かった。交際相手のいない未婚女性も半数に迫り、過去最高を更新。このうち半数弱は交際自体を望んでいなかった。という事が書いてあったのだが、
- 前提知識:人口は女性の方がやや多いが、ほぼ一対一
- この記事によると、交際相手がいるのは未婚男性の4割で、未婚女性の5割
- という事は、未婚女性の一割は二股かけられてるんじゃないの!?
と考えてしまったから。
そこで、統計局の国勢調査の数字を紐解いてみる事にした。
すると、
- 15歳以上の未婚男性の人数は1.66億人(死別・離別を除く)
- 15歳以上の未婚女性の人数は1.31億人(死別・離別を除く)
- 未婚男性の4割は約664万人
- 未婚女性の5割は約655万人
と、多少の誤差はあるけど、ざっくりと合う。
つまり、未婚男性と女性の数が約3,000万人くらい違うのだ。かなりの驚き。
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このデータによれば、日本全国には未婚女性1人に対して、未婚男性は1.27人いる。
つまり、女性はかなりの売り手市場なのである。
未婚の男女比が一番偏っている県は、
- 茨城県:1.500人
- 栃木県:1.481人
- 静岡県:1.423人
- 愛知県:1.418人
- 富山県:1.416人
逆に女性が相対的に多い県は、
- 福岡県:1.07人
- 奈良県:1.08人
- 鹿児島県:1.10人
- 長崎県:1.10人
- 熊本県:1.12人
ちなみに、首都圏では、
- 東京:1.21人
- 神奈川:1.41人
- 埼玉:1.41人
- 千葉:1.37人
大きな町で、女性が多いところは、
- 福岡市:0.97人
- 札幌市:1.03人
- 神戸市:1.04人
かなり分布に差があるようです。
相手を見つけたい男性の方は、福岡市がいいみたいですねー。笑
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さて、ではなぜ未婚男性の方が未婚女性より少ないのでしょうか?
統計によると、15歳以上人口の分布は以下の通り。
男性
- 総数:5.31億人
- 未婚:1.66億人
- 有配偶:3.19億人
- 死別・離別:360万人
女性
- 総数:5.71億人
- 未婚:1.31億人
- 有配偶:3.19億人
- 死別・離別:1,108万人
という事ですね。女性は死別・離別が多いと。
年齢別で未婚男女比を見るとこんな感じ。
- 20歳以下:1.05人
- 21-30歳:1.14人
- 31-40歳:1.49人
- 41-50歳:1.72人
- 51-60歳:2.13人
- 61歳+:0.96人
ところが人口比は、ほぼ一対一。
- 若い時は約1.05倍で
- 段々女性が上昇し、63歳で0.95倍に達する
- それ以降、急激に女性の数が多くなり、70歳で0.89、80歳で0.71、90歳で0.39。
という訳で、高齢者を抜けば、ほぼ一対一。
これは、何を表しているのだろうか??
おそらく、若い女性が年上の男性と結婚している事が多い、という事を示していると考えられる。
状況を理解するために、極端な例を挙げると、
- 若い女性は中年男性と結婚している
- 中年女性は高齢男性と結婚している
- 高齢女性の配偶者はすでに死亡(死別)
とすると、結婚は男女が一対一でするものであっても、
未婚男女の比率が一対一でない状態が容易に想定できますね。笑
もちろん、実際の歳の差はもっと小さく、5歳も無いと思われますが。
結婚率は常に男性<女性である事からもよく読み取れますね。
30歳での有配偶・死別・離別のいずれかである率は男性43.8%、女性59.1%なのですから。笑
ちょっとした頭の体操と、外部環境分析でした!笑
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追記:
男性目線だと、恋愛市場もちょっと年金みたいですね。
上の世代が若い女の子を取って行って便益を享受し、
若年層が(結婚相手がいない、という形で)その分を負担する訳ですから。笑
そして、中年世代が子供を産みたがらない「少子化」の時代になり、
若年層の負担が徐々に高くなっていくような…。
なんて言う前に彼女を探しましょう、ですね。笑
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