ちょうど今、この本を読み終わった。
本ならたくさん読んでるのだが、
この本は、今まで読んだ中でトップ10に入る良書。
難しい哲学を噛み砕きながら説明しつつも、
著者の主張や考え方がハッキリしていて、素晴らしい。
23歳でこの本を読んだ事は、一生忘れないだろうな。
「なんとなく退屈だな」というメンタリティーは、
現代人なら誰もが経験しているはず。
そのモヤモヤを哲学的に分析したのがこちらの本。
ルソー・マルクス・ハイデッガーなどなど、
たくさんの哲学者の考えを引用しながら、
自分の論を組み立てているのが凄い。
僕のブログのタイトルになってる「非連続的変化」っていうのは、
人生の中の成長は連続しておらず、
ある日突然、何かをきっかけに起こる物だ、
という考えが元になっている。
先日受けたGEの研修では、
それを"Quantum Leap"と呼ぶ事を学んだ。
その言葉を聞いた時、
これこそ、僕がいつも追求してる物だ!と興奮したのを覚えてる。
だから、僕はいつも"Challenge"を大事に生きてる。
現状を変える事、どんどんReach outしていく事が最優先。
ところが、変化してるつもりが、あまり変化できてないなーと思う事が最近ある。
その原因は、本書の言葉を借りれば、
ハイデッガーでいうところの「退屈の第二形式」に留まっていながら、
「物を受け取れるようになる」準備ができておらず、
消費社会の罠にはまってしまていた、と解釈ができよう。
これが自分の欠点で、非連続的変化、
を起こすための唯一にして最大の障害だと思う。
ラッセルの、
「教育は以前、多分に楽しむ能力を訓練することだと考えられていた」
という言葉の裏側にある、
楽しむためにはある程度の準備が必要、という事なのだ。
現状は、目の前であまりにもたくさんの事が起こっていて、
全てをちょっとずつ摘まんで消費しようとしている。
それらを少し減らして、その代わり一個一個により集中し、
そして、十分に楽しむ、というのが今の課題。
あまりにも素晴らしい本だったので、
あえてブログで取り上げてみました!
暇と退屈の倫理学 | |
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著者の主張や考え方がハッキリしていて、素晴らしい。
23歳でこの本を読んだ事は、一生忘れないだろうな。
「なんとなく退屈だな」というメンタリティーは、
現代人なら誰もが経験しているはず。
そのモヤモヤを哲学的に分析したのがこちらの本。
ルソー・マルクス・ハイデッガーなどなど、
たくさんの哲学者の考えを引用しながら、
自分の論を組み立てているのが凄い。
僕のブログのタイトルになってる「非連続的変化」っていうのは、
人生の中の成長は連続しておらず、
ある日突然、何かをきっかけに起こる物だ、
という考えが元になっている。
先日受けたGEの研修では、
それを"Quantum Leap"と呼ぶ事を学んだ。
その言葉を聞いた時、
これこそ、僕がいつも追求してる物だ!と興奮したのを覚えてる。
だから、僕はいつも"Challenge"を大事に生きてる。
現状を変える事、どんどんReach outしていく事が最優先。
ところが、変化してるつもりが、あまり変化できてないなーと思う事が最近ある。
その原因は、本書の言葉を借りれば、
ハイデッガーでいうところの「退屈の第二形式」に留まっていながら、
「物を受け取れるようになる」準備ができておらず、
消費社会の罠にはまってしまていた、と解釈ができよう。
これが自分の欠点で、非連続的変化、
を起こすための唯一にして最大の障害だと思う。
ラッセルの、
「教育は以前、多分に楽しむ能力を訓練することだと考えられていた」
という言葉の裏側にある、
楽しむためにはある程度の準備が必要、という事なのだ。
現状は、目の前であまりにもたくさんの事が起こっていて、
全てをちょっとずつ摘まんで消費しようとしている。
それらを少し減らして、その代わり一個一個により集中し、
そして、十分に楽しむ、というのが今の課題。
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