Twitter上での会話をまとめた物に過ぎないんだけど:
さんとのTweetの中で
同意。RT @toshikikanamori: 人間には二種類いる。人生の一番の資産は人間関係である事に気づいている人と、気づいていない人。
というのがあった。
自分はこの事に気づくのが、少し遅かったな~と、いつも後悔する。
昨日のツイート:
J-Popを聞いてるなう。大学時代、知識・教養はとても成長した。日本トップクラスの合唱団に所属して2年間演奏したし、パリでEU政治も勉強した。大学ではPCPの代表になったし、学外では日本の政治家のインタビューもやった。今思うと、色々あったけど、一つ一つ自分の血となり肉となってる。
補足すると、J-popを聞いてる時に、昔自分が好きだった曲、自分の人生の色んなシーンを支えてくれた懐かしい曲が流れてきて、何となく昔を懐かしむ気持ちが生まれてきたのです。
大学時代、色々な経験をした。ちょっと振り返ってみる。
大学一年生は、勉強と趣味の音楽活動とを充実させる事が目標だった。
大学の勉強は本気でやり、教養課程で習うようなミクロ・マクロは全て一年間でこなした。家に、「ミクロ経済学」とか「マクロ経済学」という本が初級から上級まで何冊も並んだ。大学の成績はオールAだった。
サークルは、初めから
ワグネルに入ろうと決めていた。自分が長年やってきたクラシックな音楽(ピアノ・バイオリン等)を活かせる、団体活動という事で合唱団を、どうせやるなら一番レベルの高いヤツという事でワグネルを選んだ。ワグネルの演奏レベルは高かったが、メンバーは音楽の初心者がほとんどで、若干焦った。でも、発声法を少しずつ身につけたし、新しいジャンルの音楽に出会えて、人生が広がった。自己中心的で未熟だった身ながら、集団で一つのモノを創り上げるというはどういう事か、その難しさを垣間みた気がした。
その他特筆すべき事としては、
読書だろうか?就職活動を意識して、外銀やコンサルの仕事内容の研究、なぜ優秀な人がそこへ行くのか、を自分なりに理解しようとした。そして、ロジカル・シンキング等の能力はこの時身につけた。
この辺りの基礎的な本に目を通せたのは、自分を大きく変えた。価値観として、「感性<論理」という事、「自分が優秀であれば全てが上手くいく」という考えが少しずつ身についていった。
大学2年生は、サークルと勉強の両立が厳しくなると共に、学外へ活動を広げたいと思った年。
ワグネルの活動もだんだん忙しくなってきて、生活の中心に入って来た。でも、面白い本は読みたいし、勉強だってしたい。という訳で、少しずつワグネルの活動から逃げ腰になってきたのがこのころ。それでも、「人生を賭けてる」と言えるほど頑張ってるメンバーを横目に、もともとあった音楽経験を利用して、そこそこの努力で、まぁまぁの演奏の質にもって行っていた。何となく申し訳ないな~という感じがしたと共に、サークルのメンバーとの距離が遠のいていった気がする。
結局、年度末にはサークルを辞める事になる。NHK渋谷ホール/NHK大阪ホール/東京芸術劇場/サントリーホール等の日本の主要ホールで歌ったし、テレビのバックコーラスや帝国ホテルでの依頼演奏等も参加した。この辺りは、とても良い経験になったと思う。
大学の勉強では、もっと上級編のミクロ・マクロを知りたいと思った。"This book is for graduate students"みたいな本を大量に読んだ。今でもVarianの
"Microeconomic Analysis"とかは家にある。
印象的な授業としては、
秋山先生の『自由研究セミナー』だろうか。この授業は、慶應の中で数少ない、参加する価値がある授業だと思う。秋山さんの
『計量経済学概論』もセットで履修すると良い。秋山先生は、学生のアフターケアがとても良く、知識が本当に身についたのをよく覚えている。この自由研究セミナーではチームに分かれて、株価を予測するコンテストに応募するという物だった。チームの中で一番経済に関する知識はついていたと思うが、チームとのコンタクトが上手くいかなかったように思う。結局皆とはスムーズなコミュニケーションが取れずに独裁型のリーダーになってしまい、結果的にはイマイチだったはず。この辺りの失敗経験は今に活きてると思う。
この年は、
ワークスアプリケーションズのインターンに参加したというのも人生の経験の一つ。仕事というよりも、テストのような感覚の方が強いが、一ヶ月間で一つの成果を出したという意味ではそれなり。結局、こちらの会社からBパス(3年以内は、こちらが希望すればいつでも入社ができるという契約≒内定)をいただく事ができた。2年生ながら内定をもらえた事は、就職活動において、大きな安心材料になったと思う。
そして、このインターンの特集の関係で
テレビの撮影に参加したりしたのも経験だった。P&Gの元副社長の和田浩子さんと、放送中に模擬面接をしてもらったのも、めちゃめちゃ幸運だった。この時に、「P&Gの面接だったら合格ですね。」というような一言をスタジオでいただけて、めっちゃ嬉しかった。この辺りも、忘れられない経験だった。
短期留学も経験した。
パリ政治学院の春期講座。一ヶ月間パリに滞在して、EUの政治や経済体制を勉強するという物。第二外国語のフランス語も多少は身についたし、EUのカルチャーに対する理解もぐんと増した。この時の友達は、今でも続いてる人が何人かいる。
でも実は、一番印象に残ってるのは、最後の日の朝。パリから皆がそれぞれの帰路につく、という状況の中、皆泣いてるのに、自分は泣けなかった。この一ヶ月を通じて色々勉強し、経験してきたけど、心を動かす人との交流という点では希薄だったかな、とかなり反省した。この頃からだろうか、知識を増やしたり、自分の能力を高めるよりも、人間関係の方が大事だ、と気づいたのは。
振り返ってみたら、大学生活の前半、色々な経験をしたし、皆より一足先に内定だって手に入れた。でも、「友達」は誰がいるだろう、と振り返ってみたら、あまり名前が上がらなかった。春休みの後半は孤独だったような。大学生活後半は、その辺りを意識しよう、と考えた。そして、とにかく、今コンタクトがあるパリ政治で一緒だった仲間を大事にしようと思った。
大学3年生は、大学の活動が盛りだくさんだった。
ゼミと
PCP、特にPCPの年。皆と積極的に交流するという事を意識した上で、代表になった方が皆に速く覚えてもらえるかなと思って代表に立候補した。もちろん、自分が最大限コミットするという意思表示でもある。
PCPという組織を運営していく事を、過去の経験(サークルや自由研究セミナー)を活かして、頑張ろうと思った。でも、PCPの学生はバラバラ過ぎて、皆の意見の折衷案が無い事も気づいた。PCPは、授業の運営方法へ学生が教授に口出し(提案)ができるなど、学生側の自由度が高いだけに困った。最初は、皆とのコミュニケーションを増やしながら意見や考えだけ聞き、それを元に「PCPのあるべき像」を勝手に設定して、それに基づいて行動していて、メンバーから反感を買った(ちなみに、
この判断はリーダーシップ論的には正しいらしい)。教授に"Your English level is insufficient"なんて突きつけた事もあったし、これが間接的に影響し、授業の担当が今年から変わった科目もあった。色々やったなー自分。
結局、団体運営は結果を出す事だと思い、韓国の延世大学の学生さん達と一緒に、ソウルでの勉強会を企画。これは、向こうへの連絡から、テーマ決め、飛行機やホテルのブッキングまで、ほぼ一人で全てやった。めっちゃエグッたけど、良い経験。結局この勉強会(
ABF2009)が成功したお陰で、勉強会の参加者を中心に信頼を得る事に成功したんだと思う。あれから今までの間、PCPのコアメンバーは、ほぼ全員この勉強会の参加者。この成功体験は、自分にとって大きなプラス。
結局は、自分が結果を出すしかない、という点はとても大事だよね!@maaai_v “人に信頼され、協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。” 金森さんがRTしてくれた↑、今の私に欠けてるものだと思って、ついtweetなうです!
彼女がReferしてるのはこちらのツイート:
人に信頼され、協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
これは、僕の経験から見ても、間違いないと思う。
夏休みでの成功体験の後は、シンガポールへ行き、2日間
Asian Investment Banking Conferenceに参加した。投資銀行のトップの人たちの話を聞き、世界中のIB志望の人たちと会って感じたのは、自分は投資銀行に向いていないという事だった。生活スタイルは絶対無理だし、メンタリティーとして「人間関係」に人生の重きを置けなさそうな気がした。この経験は就職活動に思いっきり活きてる。
秋は就職活動をやりながら、
内田雅章氏との出会いがあり、色々と世界が広がった。全国の大学で配布されるフリーペーパー(学生キャリア新聞)の取材スタッフになり、例えば、ペニンシュラの一室で映画監督のマイケル・ムーアを取材した。また学生と政治をつなぐ会の立ち上げに関わり、代表として、国会議員の取材をした。議員会館の中に入り、議員の先生のお話を聞く、というのも良い経験だった。この辺りも、学生ではできない経験かも。ただ、結果的に、内田氏との意思疎通が上手くいかず、またドイツ留学があって、この活動から抜ける事になったのですが…。
あと、重要な出会いとしては、上智大学の一つ上の先輩との出会いがある。昔の友達の先輩、という事で紹介してもらったら、
彼のサークルに招待され、そこからちょくちょく色々と誘ってもらえる事に。ここから派生した人間関係も多い。その後、起業に関わる話をしたりとか、面白かったな~。
冬は就職活動。以前のテレビ収録の影響か、P&Gに行きたいと思うも、一時面接で落ちる。久しぶりの挫折。六本木ヒルズの40階で、夜景を目の前に呆然として、一時間くらい動けなかったっけ。でも、結果的に、「ファイナンスやるならGEだよ!」と友達に紹介してもらい、そのまま、するする~っと内定をいただく事ができた。誇れる内定先。留学先でも、皆にうらやましがられる。
大学4年生は、少しだけ「大学生らしい」生活。大学生活の最後だし、就職活動も終わったから、色々遊ぼう、という事に尽きるかも。Achievementは他の年に比べれば少ないかも。
例えば、後輩から
ビジネスコンテストに誘われたので参加して、入賞は果たせなかった物の、佳作的な賞状をもらう事ができた。Businessの経験はゼロだった自分が、勉強をして、後輩を引っ張っていく立場を経験できたのは良かった。ただ、後輩からのフィードバックが分からないので、実は「引っ張りすぎ」とか「怖い」とか思ってるのかもしれないんだけど…。後輩とのコンタクト作りという面ではよかった。
PCPの運営に関しては、3年生と個人的に関係を作った人はそこそこいるんだけど、3年生と4年生の交流は上手く促進できなかった、と後悔してる。4年生になってから、PCPに残せた物は少ないのかもしれないと、振り返る。でも、ABFを引き継げたのは大きな成果。このイベントが毎年続くというのは、僕にとって本当に嬉しい。
人間関係への意識が高まり、色んな人とご飯を食べるようになった。一対一の関係を深める方向性で、色んな人と話す。この重要性は、いくら強調しても言い過ぎにはならないと思う。Contactを広げる、関係を深める、という事で、色々な会にも参加。学生らしい生活かも。
あとは、留学に参加する事が決まり、ドイツ語を勉強し始めた事。勉強し始めて一ヶ月で独検3級取ったんだよな。これは、本当に気合。そして、今では勉強しはじめて半年が経つけど、すでにB1レベルでコミュニケーションが取れる。これも凄い進歩。モラトリアム最後に、4つ目の言語を習得できたのは、将来何かで役立つと信じる。
それから、
生活の中に運動が入ってきた事も大きい。先の上智の先輩に言われて、ジョギングを始めたのがキッカケでハマってしまい、週3~4は走る生活が続く。体を動かす事の楽しさが急に理解できて、今までやらなかったフットサルもやり始めたっけ。そして、ケルンでは
マラソン完走。今はトライアスロンを目標に、水泳をやってる。ここ半年で、急に体が引きしまったと思う。
そして、今はドイツに来ている。「帰国→一ヶ月のモラトリアム→GE就職」というコースが見える。そんな中でのツイート:
激しく同意。私も移住せずに日本に留まって友人関係を深めた方が良かったのではないかと思う時が。RT @toshikikanamori: 留学に来るという選択肢が正しいのか、迷う事がたまにある。日本で、今までの友達と関係を深めていった方が、自分の人生にプラスになったんじゃないかと。
留学先での人間関係は残り4ヶ月(一部の人とは2ヶ月)。もちろん、その後も関係が続くとは思うが、さすがに限度があるのも知ってる。残り4ヶ月で何をしたいか?何ができるか?自問する毎日。
ただ、僕の周りの人は、この事に気づいていない人が大多数。一方的に深い人間関係を求めると、ちょっと孤独を感じる事も。@yumikotaro 同意。RT @toshikikanamori: 人間には二種類いる。人生の一番の資産は人間関係である事に気づいている人と、気づいていない人。
結局は自分が、人間としてどれだけ面白いか、という事に尽きる。自分はどれくらいなんだろうか?自分の「面白さ」を広げるためには、何ができるのだろうか?
留学先の人たちと、どれだけの関係を築けるか、というのは今のテーマ。同期の多くが
ERASMUSなのだが、ERASMUSには半年間異国の地でパーティーする、というようなイメージがあるらしく、ただ毎晩クラブいって終わり、というような生活の人もいる。
「留学先では、地元とは違う振舞い方をする」というような事を言う子もいる。
文化が違うから、ただでさえコミュニケーションを取るのは難しい。人間関係を築くのは、超大変。そんな逆境の中、残り4ヶ月で、人間関係上の何らかの成果を得る。これが目標。
ちなみに、この@yumikotaroさんが、めっちゃTweetにアドバイスをくださって、人生を救ってくださる事がある。どこのどなただかも知らないのだが、とてもありがたい。Twitterの「弱い絆」の威力を感じる瞬間。
休日の朝に、大学生活を振り返ってみるのは良いですね。自分の経験を、要約して、文字化する、というのは、是非皆さんもやってみてください!
それでは!