2010年8月25日水曜日

thalysの中で

今、まさにParis Nord駅を出て、

Köln Hbfへ向かってます。

パリでの数日間の事について更新する機会が無かったので、

せっかくなので、ここで振り返りたいと思います。

さてさて、今回の滞在は、大きく分けると3つの成果があったと思います。


①友達関連

日本で知り合っていて、パリに留学に来ている友達に会えた事。

PCPからHECに行ってる友達はもちろん、

Sciences-Po時代の友達や、

大学のフランス語の授業が一緒だ子にも会えて、

とても楽しかった。


②等身大のパリを再認識

La Défenceのビジネス街、

パリ市民の憩いの場のBois de Boulogneなど、

普通の観光ではなかなか行かないような場所に行けた。

友達が住んでる一般の民家にも入ったり、Passageを歩いたり、

観光地としてではなく、住む場所としてのパリの在り方を認識。


③パリと比較した状態の日本を再認識

パリからすると、日本のこんなところが変かな~という点をいくつか。
  • 異常な時間でも店がやってる
  • ビジネスマンがいつまでも仕事をやってる
  • 一般人が街中を歩く時の危機意識が少ない
  • ゆっくり人と話せる場所が少ない
  • 街全体に統一感を持たせようという意識が皆無
  • 「流行に乗る」といいながら、皆が付和雷同で、多様性が少ない
  • 皆がブランド物を持ってる
特に治安については本当に思う。

Sciences-Poの時とは違い、

基本的に個人で行動してたから、

治安に関してはとても敏感だった。

日本ってアホみたいに安全。

とても気持ち悪いけど、「おめでたい国」だと思う。


④その他

他には、有名な絵画見たり、美味しいワインを飲んだり、

と、フランスを満喫した。


特に、Impression, soleil levant (Claude Monet)が一番好き。

たくさんの船が描かれているのに、

主役は、あくまで太陽になるように工夫されている。

だから太陽が、Soleil levantなのだ。

しかも、「ルアーブルの長め」というタイトルではなく、

Impression (印象)とつけた。

本当に、Masterpieceだと思う。


あとは、ワイン博物館。

ソムリエさんとワインの話をしてたら、

"Are you a wine expert in your country?"

と聞かれた。

"Do I look like one? I'm just a student."

とか冗談言ったら、

"Oh, then you're a great wine lover"

って言われた。笑


でも、これらはおまけ。

やっぱり、①~③が今回の成果。

今後の自分にとって、大きな資産になる。


さて、リエージュを通り過ぎ、

そろそろ、ベルギーも中盤で、

あと一時間もしないうちにケルンに着く。

駅についたら、ケルン大学の学生が僕を待っててくれて、

そのまま、新しい家までタクシーで行く。

家では、大家さんが待っててくれて、

そこから、本当の留学生活が始まる。


力の抜けた笑みがこぼれるほど緊張して、

胃の裏がキリキリ痛むくらい楽しみ。

とりあえず、進むしかない。

進めば、きっと色々と見えてくる。

この感覚、去年のABFの企画以来。


そういえば、去年立ち上げたABFは、

今年も後輩が続けてくれていて、

おそらく今は最終日の打ち上げをしている。

聞いた情報によると上手くいてるみたいで、

僕はとても幸せ。

僕がPCPのためにできた事は少なかったけど、

このABFだけは他人に誇れる成果だと思う。


ドイツでは、僕は何者でもない。

日本での全ての肩書が通用しない。

だからこそ、人間としての僕が試される。

その勝負が、あと数時間で始まる。

半年で、何者かになって帰ってこれますように。


でも、その後はGEに入り、何者でもないところからスタートする。

そして、そこから何者かになれたら…

どうなるのだろう?


人生、新しい環境に入り、何者でもないところからスタートし、

何者かに成り上がる事に繰り返し。

とりあえず、自分の全てを出し切ろう。

人間としての金森俊揮を思いっきり表現しよう。


もう、アーヘンに着いて、

車内アナウンスがフランス語からドイツ語に変わった。

街並みもドイツになった。

いよいよだ!

頑張れ、自分!

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