思わぬところで教養が試される。
昨日は、アムステルダムに旅行行ったよ~
という雑談のはずが、
いつの間にか西洋美術の話になり、
レンブラントの生涯とか、
ゴッホの絵画におけるモネの影響とか、
西洋美術の教養が問われる雑談になった。
そして、少なくとも大学院修士レベルのヨーロッパ人は、
それらを常識のように知ってる。
アムステルダムの聖書の博物館に行った時は、
キリスト教の話をしなければならず、
イエス・キリストに関する知識が皆無な僕は、
結構恥ずかしい思いをしました。
優しいブラジル人が、全部教えてくれたから良かったけど。
そして、こちらの同期から見ると、僕は日本の代表。
だから、
「モネは日本庭園の絵画を多く書いてるけど、日本庭園と西洋風の庭園の違いって何?」
「ゴッホの絵は広重を真似てる物があるけど、日本画ってどういう特徴があるの?」
「日本人は宗教無いの?大半が仏教じゃないの?日本人は皆No Religionって言うけどどういう事?」
とか、
雑談したり観光してたりする間に、
思わぬ質問が飛んできて、
僕の答えに興味津々で、皆がこちらを見てくる、
なんて事がしばしば。
日本で色々勉強しといて良かった~と改めて思う。
でも、僕の知識レベルはヨーロッパでは普通レベル。
他の分野、例えば哲学とかの話題になったら敵わないんだろうなぁ~。
ちなみに、上手く答えられなかった質問もあって、
「日本はなぜ鎖国をしたの?」
という物。
キリスト教の普及をなぜ幕府が恐れたのか、
純粋にキリスト教を信じる人に説明するのは難しい。
「大名が貿易で力をつけ、幕府に反乱するのを防ぐため」
と言えば、とりあえずは納得してもらえたのかな?
もっと勉強しなければ!
5 件のコメント:
「士農工商」と「神の前では皆平等」が相容れなかったから、というのもあるんじゃないかな。目的は同じで「氾濫分子」に対する恐れだと思うけど。
でも、ヨーロッパでは階級社会とキリスト教は共存できたよ~。
ゆっくり考えれば説明できたとしても、日常会話のリズムを崩さずに、即興で、相手が納得するように説明するのは至難の業…
確かに浅慮だったなあ。これをいきなり聞かれて答えられる日本人、ほとんどいないだろうね。しかも普通に会話しながらでしょ?厳しい・・・。
ところで、10月にドイツには行くんだけど、ケルンには行かないことになってしまった。だから2、3月に日本で会うの楽しみにしとりますよ。
ちなみに僕は、「天皇・将軍をトップとした支配」をしたい中央の意向に対して、「キリストをトップとする考え方」が相容れなかった、と説明したら7割方納得してくれました。笑
↑適当すぎでしょ?笑笑
普通に会話しながらだと、適当な考え方になっちゃう。
本当に知識を自分の物にしてないと意味ないな~って実感させられましたとさ。
そして、ケルン来ないのか、残念。
是非是非、日本で会いましょう!
日本じゃなくても良いけど、そのうちどこかで。笑
具体的には、
日本は、幕府を中心とする政治的支配と、天皇を中心とする「宗教的」支配があった。
ヨーロッパと同じでしょ?
その天皇を中心とする「宗教的な物」が、キリスト教によって崩されるのを嫌ったために、鎖国したんだよ~。
と言うと、納得してもらえたよ!笑
本当かは怪しいけど。苦笑
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