2009年1月10日土曜日

成人式

12日は、成人式ですね。

市の成人式は混雑するし、知り合いもいないから行かない事にしました。

そして、夜にSFCの連中でホテルでパーティー。

高校の時の先生とかも来てくれるんだって、楽しみ~!

でも、「成人式」っていう重みは全く無いよね。


日本の成人式は、「お酒が合法的に飲める」とかいうくらいの意味合いしかないと思う。

それを名目にして皆で集まって、騒いでって、それもいいのかもしれないけど。

「成人」っていう事で責任が増える事は殆どありません。

我が家では、成人を口実に親が「○○はもう自分でやりなさい」とかはいうけど…。

でも、成人だからって、僕に与える権限が増やすような事も無く、

ただの「成人」を名目にした、親子の役割分担の交渉でしかない。

まぁ、国民年金、というお金の面だけの違いはあるけど…。


ちなみにフランスでは、バカロレア合格が「成人」の印で、一人前の人間になったと認められます。

これを境目に殆どの人は、奨学金などを駆使して、「自立した」大学生活を送るんだって。

フランスではカップルが社会の構成単位で、カップルで住む事が社会的に認められる。

近所の人たちからも家に誘われたり、誘ったりする仲になるのが普通らしいし、

社会全体が「成人」として彼らを見ている。


また、アメリカでは高校卒業と共に家から出る人が多いらしいですね。

小学生時代のアメリカの友達が、

「18歳になったら家を出ると思うと、年を取るのが憂鬱だ。」

って8歳の誕生日パーティーで言ってたっけ。笑

まぁ、大学では寮にも住むんだろうし、

家から資金援助が受けられるにしても、

社会的に「独立した」存在として認められる。


日本はというと、ただ騒ぐだけ。

成人式では毎年新成人によるくだらない事故が起こってニュースになるし、

社会は「年齢という数字が変わった」くらいの認識しか無いのでしょう。

僕の「真の成人」は大学卒業かな。

親とは、資金援助は大学4年間で打ち切り、と決めてあるし、

自分も就職したら家を出て行くんだろうし。

でも、きっと僕の新居の隣人は、

「彼はまだ大学出たての新入社員、社会においても半人前だ。」

なんて思うんだろうし、

親も何だかんだで、

「あの子はついこの間まで大学生で、まだまだだ。」

なんて言うんでしょうね。笑

果たしていつになったら、「人として成った」と社会から認めてもらえるのだろうか?

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