2009年1月13日火曜日

内在する矛盾

偉大な経済学者マルクスによれば、

資本主義には景気循環メカニズムが働いていて、

そのメカニズムを通じて内在する矛盾が明らかにされるらしい。

これと同じように、

僕の中にはモチベーション循環メカニズムが働いていて、

そのメカニズムを通じて内在する矛盾が明らかにされてる気がする。


結局、人間は矛盾した存在で、

よく分かんない

よく分かんない

でも、分かりたくもない。


不確実性に満ちた社会で、

競争にさらされ、

最終的に何が得られるんだろう?

マルクスによれば、労働力を再生産する以上の物を何も得られない。

俺も、前に進むためのエネルギー以上の物を何も得られないのかもね。


だとしたら、なぜ前に進むんだろう?

そんな悩んだって、

どうせそのうち最低限度のエネルギーが補充されて、

そしてまた加速する。

加速して、加速して、どこかでまた失速して…

マルクスの考える資本主義のように循環する。


人生における「循環」は資本主義のように、

同じところに再び戻ってくる事は無く、

螺旋のように、少しずつ変わってゆく。


でもその変化は、

本質的には時間が変わるだけで、

実際には同じ場所に戻ってきてるんじゃないか?

っていう気がする。


マルクスの資本主義の考えだと、

市場構造がだんだんと変化していって、

競争的市場が独占的市場へと変化する。

すると、景気循環メカニズムが無くなり、

代わりに長期停滞が支配する。


そのうち、俺の内部構造や環境も変わって、

長期停滞になるんじゃないか?とも思えてくる。

独占資本主義のその先にあるのは、

国家介入が不可欠になった資本主義。

人生だと…

どうなるんだろうね?

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