2010年7月9日金曜日

語りかける風景

昨日は、久しぶりに美術館へ行きました。

Bunkamuraザ・ミュージアムでやってる、

「語りかける風景」という展覧会。

風景画の台頭に仕方が、

人物画⇒窓の外の絵⇒だんだん風景がメインに

と西洋美術の時代ごとの変化と合致していて、

とても面白かったです。


印象に残ってる作品は、

ポール・シニャック『アンティーブ、夕暮れ』


拡大すると分かりますが、

細かい点描画のような形で、

光の放つ色彩を描いています。


他にも、

ヒューベル『後ろを浮いてたたずむ女性、窓の前』(1926年)

で、鑑賞者の視線を窓の外へ向ける絶妙な図面の構成だったり、


ルベール『ヴォージュ地方の狩り』(1828年)

で、風景に対して人間の扱われ方がとても小さくて、

「人間の存在の小ささ」みたいな主題を感じたり、


と、紹介したい作品がたくさんあったんですが、

残念ながらWEB上では画像があまり載っていない模様。


一周した後は、

Les Deux Magotsで座り込み、

2時間くらい、読書したり、空想に耽ったりして、

自分という人間について、

自分の将来について考えてました。

パリのクオリティーにはかなわないにしても、

やっぱり、最高だな、ここ。


ちなみに、Bunkamuraの展覧会は7月11日までなので、

まだ行ってない人は、今週末に是非!

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