2010年1月31日日曜日

ロマネ・コンティの日

今日は、一日を「オフ」に過ごしました。

朝は普通に起きて、

アカデミーヒルズへ。

少し、座って本読んで勉強しようと思い、

本を2冊読む。


<1冊目>

デフレの経済学
デフレの経済学
東洋経済新報社 2001-12
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おすすめ平均 star
star平易で網羅的、デフレ問題の教科書の決定版
star当時としては完成度の高い一冊
starアプローチは良いが結論付けが乱暴

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これは少し古い本なんだけど、

デフレと経済の関係性を考えたくて読んでみる。

結構初歩的な事が書かれていて残念。

これくらいの事なら、言われなくても分かるよ、という感じだった。

でも、マクロ経済学をある程度本気で勉強していない人にとっては、

学ぶことが多い一冊だと思う。

ただし、一点だけ問題があって、

著者は、ケインジアンモデルを使って

生産効率上昇⇒総供給の増加⇒物価下落

という流れは、生産性の上昇によって仕事が増えるため、

失業が減って、GDPが増えるため「良いデフレ」だ、としているのだが、

これは間違い。

生産効率の上昇によって仕事が増えるだけでなく、

物価下落によって実質賃金が上昇する事による雇用減もおこるので、

仕事が増えるかどうかは分かりません。



<二冊目>

国をつくるという仕事
国をつくるという仕事
おすすめ平均
stars2009年の一番心に残った1冊
starsこれはいったいなんなのだろう
starsりんご1個たす、バナナ1本は、いくつ?
stars貧困撲滅を目指した夢
stars真のサーバントリーダーシップで世界の貧困と闘う女傑

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これは、世銀南アジア副総裁だった著者が、

各国での仕事を通じて得た経験を話している本。

貧困ってこんななんだな~って、

なんとなく伝わってきました。

でも、やっぱり「百聞は一見にしかず。」で、

いつか、一度は見に行きたいと思う。

エジプトのスラムとか、インド・パキスタンの国境とか。



二冊読み終わったところで、昼休憩

ところが、アカデミーヒルズで就活関連のセミナーをやってるらしく、(成田空港でした)

リクルートスーツを来てる学生がいっぱい。

中には、僕の知り合いもいて驚きました。

あと、49階⇔2階のエレベーターが混んでて大変でした。笑


昼食中に、某企業人事からメールが来て、

選考がESで落ちた事を知る。

最近、ESで落ちる事が多くなってきたので、

昼食後は少し時間を使って、

今後の就活の戦略を練る。

今のところの就活を振り返ってみると、
  • ESで伝えたい内容を決めるのには、各社とも十分な時間をかけていた。
  • ESで各社ごとに実際に送付する文面には、あまり時間をかけず、前日仕事となった事もあった
  • 選考がES+ウェブテストの場合は、必ず通過していた。
  • 選考がESのみの場合は、落ちるケースが多かった。
  • ESの場合、Web提出よりも、書類提出の方が勝率が高い。
  • 面接の時、事前に「伝えたいポイント」を整理した時は通過していた。
  • 逆に、何も準備せずに面接へいった時は、半々くらいの確率であった。
という事で、ESでアピールする内容は固まってきつつあるので、

ESの文面自体に、意識を割くようにしようかと。

おそらく、最初の方に受けていた外資系企業は、

全員分のウェブテストのコストを犠牲にしてでも、

地頭の良さが欲しがるような企業で、

それゆえ、一次選考にウェブテストが含まれていたから通過できた。

だけど、今、受けようとしている企業群は、

何よりも熱意も見ようとしていて、

自分がそれに対応できていなかったのだと思う。

反省。


考えがまとまったところで、さらに本を数冊眺めました。

<三冊目>

ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践
ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践上田 惇生

おすすめ平均
stars最高のマネジメント実践指南書
starsドラッカーのエッセンスが凝縮された三冊
stars3冊は読みたい

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マネジメントの視点も必要かな~と思ったのですが、

少し営利目的の組織のマネジメントに偏っていたので、

途中でやめました。

僕には時期尚早かな。

そのうち、読む時が来るでしょう。


<4冊目>

how to behave and why by munro leafhow to behave and why by munro leaf


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子供用の絵本なんだけど、

めちゃめちゃいい本。

家に一冊欲しいな~

と思ってしまいました。

道徳観については、

大人用の真面目腐ったやつよりも、

子供用の、純粋さでいっぱいな本の方が、

心に響いたりするもの。


その他、モスクワやニューヨークの写真集や、

文章を要約する技術に関する本、

ほか雑誌を数冊読んでたら、

あっという間に夕方になってました。


そして暗くなるギリギリに表参道ヒルズへ向かい、

BISTY'Sへ行き、ワインのテイスティング。

今日は!
  1. '66 Romanée Conti
  2. '92 Chambolle Musigny 1er Cru "Les Amoureuses"
  3. '06 Lou Dumont Geverey Chambertin
  4. '01 Morey-Saint Denis 1er Cru "Cuvée des Alouttes'
  5. '02 Fromm Vineyard Pinot Noir (NZ)
  6. '99 La Sirene de Giscours (Ch.Giscours のセカンド)
  7. '97 Chateau Langoa Barton
  8. '08 Coteaux du Layon
  9. '82 Bodegas toro Alba S.L. Don PX (Sherry)
というラインアップを飲みました。(全部20ml)

超豪華です!

注目すべきは、1番のロマネコンティ!

ワインを飲む人なら、一生に一度は飲みたいワイン。



これは自腹ではなくて、サービスしてもらいました。

大学生には、手が届きません。

だって、普通に買うと、一本80万円ですよ!!

いただいた20mlだって、

単純計算で2万円以上するという事です!

こんなワインは、初めて飲みました。

(というか、ロマネコンティ以外、この値段にはなるワインは基本的にありません。)

もう、感動。

全ての要素を兼ね備え、かつバランスが取れている、最高のワイン。

「ビロードのような舌触り」というのを、

人生で初めて、直接感じました。


1-5はPinot Noirという葡萄を使ったワインで、

比較として並べてみたのですが、1.だけ明らかに格が違う。

他の物も優秀なんですけどね。

2も4も一級格付けの、凄いワイン。

3は仲田晃司氏が作る、「天・地・人」を意識したワイン。(神の雫に出てきましたね。)

でも、ロマネコンティは別格。


6-8はブルーチーズと一緒に味わいました。

6はマルゴー3級のセカンド、

7はサン・ジュリアン3級格付け。

これは、結構なお気に入りでした。

そして、8は手ごろな貴腐ワイン。

貴腐ワイン+ブルーチーズの組み合わせ、好きかも。


そして、最後は9のシェリー。


贅沢すぎる一日に、大満足!

本読んで、色々学んだこともあったんだけど、

やっぱり、今日はロマネ・コンティの日。

死ぬまでに、もう一回、飲めるといいな。

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