昨日、バルセロナから帰ってきて、7泊8日の旅が終わった。
モナコ2泊、ニース2泊、バルセロナ3泊
陽の光を浴び、時間を忘れ、思いっきりリフレッシュした旅行だった。
旅行はヒマな時に振り返るとして、ここでは家族について書きたい。
バルセロナでは友達の家に泊まってて、
クリスマス的な祝日(Three Kings Day)に、家族行事に参加させてもらう事ができた。
他人の家族の様子を見る事が少ないので、色々考える。
家族全員が集まり、お互いに話す場がある事。
近況を共有しあい、お互いの心の中を共有する家族。
なんか、素敵だな~と思ってしまった。
僕は一人っ子で、家族は僕と両親の3人。
親父とは、学校の形式的な事は話すけど、
普段どんな事を考えてるか、友達とどんな事があったか、
といった事はなかなか話さない。
もしかしたら、話したことないかも。
衝突は常に父親が、Position Powerで強引に解決してた気がする。
しまいには、お金とか最低限の障害を除いて、
親父に対して、自分を表現するのを避けてた気がする。
母親とは、中学後半くらいまでだったかな。
深夜遅く、新聞配達がやってくる時まで、色々話した時期があった。
ちょっとした衝突を真面目に取り合ってくれて、
ずーっと議論した時期もあった。
でも、段々僕も母親に助けを求めなくなった。
と同時に、母親が僕を理解する事を諦めた気がする。
僕が何か欲しいというと、基本的にはOKしてくれて、
そういう意味で「良い親」になろうとしていたのかな、と感じる。
例えば、僕がジョギングを始めると、
母親はとりあえずシューズを買い与え、
親父は「ふーん」と反応する程度。
「俊揮はジョギングが趣味なんだ」
以上の事を考えないんだと思う。
ジョギングのどんなところを楽しいと思うの?とか、
江の島の辺りはどうだった?とか、
そういう「僕の本質」に近づこうとはしない。
「マラソンを4時間ちょいは優秀だね~」
とか、いつも客観的なコメンテーターの視点。
だから、バルセロナに住む友人みたいに、
家族全員で色々共有できる環境がとても羨ましい。
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もっと自分の事を気にして欲しいと思うと、
世間的に「優秀」と思われる事をやってみたり、
色々と奇想天外な事をやってみたりする。
だから、僕のその面だけ見てる人は、
僕に対して「エネルギー溢れる」「優秀な」「奇想天外な」「自信溢れる」「大胆な」
といったイメージをもつんだろうけど、
実は違うのかな、って思う。
僕は「甘えたがり」「寂しがり屋」「自信が無い」「慎重な」
というのが本当なのかな。
すげー重い仮面を被ってたから
なかなか気づくことができなかったけど、
そう考えると、色々自分が楽になった。
だから、そういう「本質」を理解しようとしてくれる存在を求めるようになったんだと思う。
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バルセロナでは、クリスマスのお祝いにあやかって、
ご家族からカタロニア産の財布をいただいた。
スペイン訪問の思い出に、と考えてくれたらしい。
そのスペイン人の友達からは、
「Toshikiの誕生日だしね、せっかくウチまで来てくれたし、何か思い出に残る物をあげたかった」
と言われた。
人生でもらった誕生日プレゼントの中で、
一番嬉しかった物の一つで、忘れないだろうな~と思った。
かなりの上流階級っぽい家庭で、家にはダリの像なんかがあって(!)、
だから、革製品でなかなか上等なヤツをいただいた、とかそういうのじゃなく。
今年は、Facebookに外国人がたくさんいる影響か、
2010年に色々な友達に出会えたおかげなのか、
大量のメッセージをもらった。
全て返しきれてないけど、とても嬉しい。
Wall Postとは他に、メッセージを送ってくれた人もいる。
ケータイにメールくれた子もいる。
物をもらわなくても、自分のためにメッセージを書いてくれた、という事がすごく貴重に思える。
ちなみに、両親から何をもらったかというと、
去年の暮れに、留学中の支出に関して連絡をしてた際、
「ケルンが寒波に襲われていて、冬着がもうちょい必要だから、あとコート一着分くらい欲しい」
とメールをしたら、
「じゃあ、クリスマスとかお正月とか誕生日ひっくるめて3万円プレゼントするから好きに使いなさい」
と言われた。それだけ。メールも手紙も無し。
若干さみしいな、と思った。
金額うんぬんではなく、
なんとなく、なぁなぁにされた感じが残念。
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旅行から帰宅した際、家のメールボックスを開けたら、
最近結婚した叔母の家族から手紙が届いてた。
子供2人含め4人から手書きのメッセージが届き、
ドイツの友達に、と日本の切手がいくつか同封されてた。
鶴とか着物とか、日本っぽい絵柄のやつ。
今の僕の状態を考えた上で選んでくれたんだろうな~
と思うと、とても嬉しい。
将来家族を作る時が来たら、
そういう人間臭いつながりを大事にしたいな~と思う。
人生、結局人だ。
人間関係、思いっきり大事にしよう。
ドイツで大事にしたい友達がたくさん、
帰国したら会いたい人がたくさん。
そう思える事が幸せだな、と少し気付く。
2 件のコメント:
久しぶり。相変わらずアクティブだね。
うちの家族も大体そんなかんじ。
でもこの正月に思い切って11日間スイスに家族旅行したら、少し変わったよ。
家にいると、同じ家に住んでいるようでいて実は全く別の生活をしている。
でも旅行では全て団体行動だったから、その間いろんな話題を話した事を通じて、少し通じ合えたような気がする。帰国してからも人間関係が良好になった事を実感してる。
日本に帰国したら、またご飯食べましょう!
nakashouji>>
コメントありがとう!
そっか、なるほどね~。親父がジャカルタにいた時期は、バリ島に旅行したけど、親父が決めた事をベースに、色々妥協して終わった感じだったからなぁ~。苦笑
そうやね、帰国したらご飯食べましょう!
いつがいい?笑
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