2011年1月8日土曜日

家族とプレゼント

あけましておめでとうございます!


昨日、バルセロナから帰ってきて、7泊8日の旅が終わった。

モナコ2泊、ニース2泊、バルセロナ3泊

陽の光を浴び、時間を忘れ、思いっきりリフレッシュした旅行だった。

旅行はヒマな時に振り返るとして、ここでは家族について書きたい。

バルセロナでは友達の家に泊まってて、

クリスマス的な祝日(Three Kings Day)に、家族行事に参加させてもらう事ができた。

他人の家族の様子を見る事が少ないので、色々考える。


家族全員が集まり、お互いに話す場がある事。

近況を共有しあい、お互いの心の中を共有する家族。

なんか、素敵だな~と思ってしまった。


僕は一人っ子で、家族は僕と両親の3人。

親父とは、学校の形式的な事は話すけど、

普段どんな事を考えてるか、友達とどんな事があったか、

といった事はなかなか話さない。

もしかしたら、話したことないかも。

衝突は常に父親が、Position Powerで強引に解決してた気がする。

しまいには、お金とか最低限の障害を除いて、

親父に対して、自分を表現するのを避けてた気がする。


母親とは、中学後半くらいまでだったかな。

深夜遅く、新聞配達がやってくる時まで、色々話した時期があった。

ちょっとした衝突を真面目に取り合ってくれて、

ずーっと議論した時期もあった。

でも、段々僕も母親に助けを求めなくなった。

と同時に、母親が僕を理解する事を諦めた気がする。

僕が何か欲しいというと、基本的にはOKしてくれて、

そういう意味で「良い親」になろうとしていたのかな、と感じる。


例えば、僕がジョギングを始めると、

母親はとりあえずシューズを買い与え、

親父は「ふーん」と反応する程度。

「俊揮はジョギングが趣味なんだ」

以上の事を考えないんだと思う。

ジョギングのどんなところを楽しいと思うの?とか、

江の島の辺りはどうだった?とか、

そういう「僕の本質」に近づこうとはしない。

「マラソンを4時間ちょいは優秀だね~」

とか、いつも客観的なコメンテーターの視点。


だから、バルセロナに住む友人みたいに、

家族全員で色々共有できる環境がとても羨ましい。

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もっと自分の事を気にして欲しいと思うと、

世間的に「優秀」と思われる事をやってみたり、

色々と奇想天外な事をやってみたりする。

だから、僕のその面だけ見てる人は、

僕に対して「エネルギー溢れる」「優秀な」「奇想天外な」「自信溢れる」「大胆な」

といったイメージをもつんだろうけど、

実は違うのかな、って思う。

僕は「甘えたがり」「寂しがり屋」「自信が無い」「慎重な」

というのが本当なのかな。

すげー重い仮面を被ってたから

なかなか気づくことができなかったけど、

そう考えると、色々自分が楽になった。

だから、そういう「本質」を理解しようとしてくれる存在を求めるようになったんだと思う。

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バルセロナでは、クリスマスのお祝いにあやかって、

ご家族からカタロニア産の財布をいただいた。

スペイン訪問の思い出に、と考えてくれたらしい。

そのスペイン人の友達からは、

「Toshikiの誕生日だしね、せっかくウチまで来てくれたし、何か思い出に残る物をあげたかった」

と言われた。

人生でもらった誕生日プレゼントの中で、

一番嬉しかった物の一つで、忘れないだろうな~と思った。

かなりの上流階級っぽい家庭で、家にはダリの像なんかがあって(!)、

だから、革製品でなかなか上等なヤツをいただいた、とかそういうのじゃなく。


今年は、Facebookに外国人がたくさんいる影響か、

2010年に色々な友達に出会えたおかげなのか、

大量のメッセージをもらった。

全て返しきれてないけど、とても嬉しい。

Wall Postとは他に、メッセージを送ってくれた人もいる。

ケータイにメールくれた子もいる。

物をもらわなくても、自分のためにメッセージを書いてくれた、という事がすごく貴重に思える。


ちなみに、両親から何をもらったかというと、

去年の暮れに、留学中の支出に関して連絡をしてた際、

「ケルンが寒波に襲われていて、冬着がもうちょい必要だから、あとコート一着分くらい欲しい」

とメールをしたら、

「じゃあ、クリスマスとかお正月とか誕生日ひっくるめて3万円プレゼントするから好きに使いなさい」

と言われた。それだけ。メールも手紙も無し。

若干さみしいな、と思った。

金額うんぬんではなく、

なんとなく、なぁなぁにされた感じが残念。

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旅行から帰宅した際、家のメールボックスを開けたら、

最近結婚した叔母の家族から手紙が届いてた。

子供2人含め4人から手書きのメッセージが届き、

ドイツの友達に、と日本の切手がいくつか同封されてた。

鶴とか着物とか、日本っぽい絵柄のやつ。

今の僕の状態を考えた上で選んでくれたんだろうな~

と思うと、とても嬉しい。


将来家族を作る時が来たら、

そういう人間臭いつながりを大事にしたいな~と思う。

人生、結局人だ。

人間関係、思いっきり大事にしよう。

ドイツで大事にしたい友達がたくさん、

帰国したら会いたい人がたくさん。

そう思える事が幸せだな、と少し気付く。

2 件のコメント:

nakashouji さんのコメント...

久しぶり。相変わらずアクティブだね。

うちの家族も大体そんなかんじ。
でもこの正月に思い切って11日間スイスに家族旅行したら、少し変わったよ。

家にいると、同じ家に住んでいるようでいて実は全く別の生活をしている。
でも旅行では全て団体行動だったから、その間いろんな話題を話した事を通じて、少し通じ合えたような気がする。帰国してからも人間関係が良好になった事を実感してる。

日本に帰国したら、またご飯食べましょう!

金森 俊揮 さんのコメント...

nakashouji>>
コメントありがとう!

そっか、なるほどね~。親父がジャカルタにいた時期は、バリ島に旅行したけど、親父が決めた事をベースに、色々妥協して終わった感じだったからなぁ~。苦笑

そうやね、帰国したらご飯食べましょう!
いつがいい?笑