2009年9月18日金曜日

France to count happiness in GDP

http://www.ft.com/cms/s/0/1af2194c-a12f-11de-a88d-00144feabdc0.html?nclick_check=1

国内総生産(GDP)の中に、

幸福度や休暇の長さを含めるべきだ、

というサルコジの主張。笑

もはや、「総生産」ではなくなってしまうし、

全然経済じゃないんだけど、

こういうのフランス的で好き。笑


以下の要因はGDPを押し上げて、

- 刑務所の囚人の数が多い(刑務所を維持・運営する支出が多い)
- 訴訟が多い(巨額の弁護士費用がかかる)
- 車社会である(ガソリン消費量が多い)
- 産油国である
- 肥満に起因する医療費が多い
- 公的医療がなく、民間の医療費・保険支出が多い
- ベビーシッターや家事手伝いを雇うのが習慣となっている国

以下の要因はGDPを押し下げるそうです。

- 家・インテリアをDIYする人が多い(住宅・リフォーム支出が減る)
- 公教育が行き届いており、教育費支出が少ない
- 食料を自給自足する人が多い
- バカンスは友人同士で家を交換することが多い

とすると、アメリカ有利・フランス不利説は有効かな。

にしても、こういう「GDP押し上げ・押し下げ要因」を見ると、

GDPが全てではない、って感じさせられますね。

「GDPは全てではないが、幸せの尺度としては有効」

というのは、経済発展論の初歩で必ず扱う部分ですが、

こういう捉え方をすると、「社会構造」によって多少修正が必要そうですね。

まぁ、主な交通手段が車の国と電車の国の違いをどう評価するかは、

もはや価値観ですね。

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