国内総生産(GDP)の中に、
幸福度や休暇の長さを含めるべきだ、
というサルコジの主張。笑
もはや、「総生産」ではなくなってしまうし、
全然経済じゃないんだけど、
こういうのフランス的で好き。笑
「世界級ライフスタイルのつくり方」によると、
以下の要因はGDPを押し上げて、
- 刑務所の囚人の数が多い(刑務所を維持・運営する支出が多い)
- 訴訟が多い(巨額の弁護士費用がかかる)
- 車社会である(ガソリン消費量が多い)
- 産油国である
- 肥満に起因する医療費が多い
- 公的医療がなく、民間の医療費・保険支出が多い
- ベビーシッターや家事手伝いを雇うのが習慣となっている国
以下の要因はGDPを押し下げるそうです。
- 家・インテリアをDIYする人が多い(住宅・リフォーム支出が減る)
- 公教育が行き届いており、教育費支出が少ない
- 食料を自給自足する人が多い
- バカンスは友人同士で家を交換することが多い
とすると、アメリカ有利・フランス不利説は有効かな。
にしても、こういう「GDP押し上げ・押し下げ要因」を見ると、
GDPが全てではない、って感じさせられますね。
「GDPは全てではないが、幸せの尺度としては有効」
というのは、経済発展論の初歩で必ず扱う部分ですが、
こういう捉え方をすると、「社会構造」によって多少修正が必要そうですね。
まぁ、主な交通手段が車の国と電車の国の違いをどう評価するかは、
もはや価値観ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿