2009年6月13日土曜日

説明会@日吉

今日は、PCPの説明会を日吉でやりました。

僕は10分間喋ったのですが、

いやぁ~プレゼン能力って落ちるんですね。

結構グダグダなプレゼンになってしまいました。

まぁ、パワポは練って行ったので、

伝えたい事・要点は伝わったかな。


今日の見所は、ソフトボール大会の説明でしょうか?

実は今日の準備をしている時、

某教授から、

「ソフトボールはアカデミックではないので、PCPとは無関係」

と圧力をかけられ、

僕のスライドから、関連する記述が全て消されたのです。

実は、ソフトボール大会に出るために、

授業を休もうとしていた事に、

その教授が怒った、という経緯があるのですが。

ところが、特別ゲストのOBの方が、

「ソフトボール大会とか合宿とかあるよ、

昨日のソフトボール大会では・・・」

と普通に話し初めて、

会場に一瞬、緊張感が走りました。笑


僕の意見ですが、

PCPは学問上のプログラムかもしれないけど、

それだけを魅力と感じて入ってくる人は少ないと思う。

PCPは、そこに集まるメンバーからなる社会であって、

決して学問の枠に収まる事は無い。

人生のうち、学問が占める程度は、

学生生活でも多くて6割くらい、

全体で見ると1割も無いんじゃないかな?

つまり、学問的活動だけがPCPではなくて、

ソフトボール大会も、合宿を通じて、

そこのメンバーが仲良くなっていって、

構成員がDynamic に影響し合う。

そういう活動の総和がPCPというSociety。

4期生の方からも、

「ソフトボール大会はPCPの大きなイベントだから

是非宣伝して欲しい」

とか言われたし、

教授が何と言おうと、

学生の中では大きなイベントである事は変わらない。


ちなみに、説明会では、

「PCPの悪い点は何ですか?」

という質問が出たのですが、

教授陣が全て答えてしまい、

学生の視点からは答えさせてもらえませんでした。

という事で、この場を借りてお答えすると、

「教授間のコミュニケーションが取れていない」

という事が最大の問題なんじゃないでしょうか?

各教授が、

「PCPとは○○であるべきである」

と主張しあって、結局何も決まらない、

もしくは、整合性が取れていない、

学生の意見や現状と合致していない、

という問題が多々起こっています。

上述のソフトボールの問題は、

「学生の意見と教員の見解が一致していない」

という一例ですね。


「PCPのプログラムを変えたければ、

教授陣に直接要請すれば良い」

という言葉がありましたが、

建前はそうだけど、実際は違う。

実は、某授業について協議した事があるのですが、

「PCPには経済学部でない学生もいて、

PCPの全単位を取得しないと卒業できない事を考えると、

授業内容は日吉レベルに毛が生えた程度くらいしかできない」

という回答をいただき、

この教授のPCPの考え方が強固で変わらないので、

変更を検討してもらえないという事がありました。

これを受けて、一部の優秀な人たちが授業に来なくなり、

そうしたら教授が気を変えてレベルを上げまくり、

今度は他学部の人が来なくなる、

なんて事も起きてますね。

なので、「カオス」という表現は正しいのだと思います。笑


ちなみに、PCPの授業は他の授業と同じで、

1限の授業で雨だったら遅刻者は多く出るし、

就職活動があったら授業を休みます。

これは、HPや公式の説明とは違うので、

「おやっ」と思った方もおられるのではないでしょうか。


このブログを読んでくれている2年生の皆さんはもちろん、

PCPで同期の3年の皆も、4年生の先輩も、

そして、日本の大学に通う学生さん達に伝えたいのは、

「我々は教育サービスを買っている」

という事。

特に高等教育は、義務教育とは違うので、

モンスターパレンツとかいう事を

気にしなくても良いと思います。笑

慶應の場合は、年間80万円強のお金を払って、

対価として教育サービスを受けているという事。

授業に行きたくなかったら、授業に行かなくても良い。

時に教授は高圧的な時もあるけど、

おかしいと思った事はおかしいと言う権利が、

学生にはあるのです。

授業に学生が行かないのは、

学生が不真面目だからではなくて、

授業よりも有意義な別の活動に参加したいから。

その活動というのが、

合コンだから不真面目であるとか、

就職活動だからOKとか、

そういうのは価値判断の世界であって、

自分の考え方を人に押し付けてはならないと思う。

欧米の大学でなぜ学生が全出席しているかというと、

エリート意識とか、真面目というのもあるけど、

やっぱり、授業が魅力的だから。

社会に様々な誘惑があるのも事実だけど、

日本の大学は、魅力的な授業ができる教員が少なくて、

だから人が大学に行かない。

例えば、僕が今年受けている講義の中で、

他大学の友達に進められるような講義って、

殆ど無い。

「この講義を受ける事によって、

単位以外の何を得られますか?」

と聞いたら、

まともに答えられる教授っていないんだろうな。苦笑

「それって、教科書読めば良いじゃん。

で終わっちゃいそう。笑


ちなみに、PCPは欧米流の対話式授業

というのは半分本当だけど、

学生が活発に発言しないから、

実際はほとんど普通の授業と変わらないのが現状。

結局、各授業の質問の8割は僕がしています。笑


ちなみに、慶應の授業が全て悪いわけではなくて、

例えば月曜1限の『日本経済システム論』は特別で、

これは1限にも関わらず教室がほぼ一杯になるし、

僕もわざわざ上智の友達を呼んだりなんかもしちゃって、

かなり有益な授業。


こういう授業が増えてくれれば、

大学がもっとアカデミックな場として盛り上がって、

皆が楽しめるんじゃないかな、と思うんだけど、

どうだろうか?


おそらく、このブログの記述に対して、

一部の方から、

「○○の記述はよろしくないから消しなさい」

というメールが来る事が想定できるので一言。

このブログに書かれている事は、

私、金森俊揮が個人的に思う事を、

何も隠さずに書いた事です。

違う意見の方もいて当然だと思いますが、

これは私の意見として、尊重してください。

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