時間があまりなかったんだけど、
Chopin Nocturne Op.9 No.2
を弾いてみました。
簡単で単純な曲だけど、
その分、
演奏者の弾き方によって、
かなり性格が変わる曲。
ピアノの前に座って、目をつぶったら、
自然と指が動いて、
ふわ~っと音楽が動き始め、
自分の内側から色々な感情が流れ出し、
4分の曲はあっという間に終わりました。
この感覚は、相当に久しぶり。
その場に居合わせた母親から一言、
「あなた最近、何かあったでしょ?何か大きな事が一区切りしたんじゃない?」
言葉や、行動は簡単にウソをつくけど、
音楽は正直だな、と思いました。笑
そのChopinの曲について、違う演奏家による数種類の演奏を、Youtubeよりお楽しみください。
それぞれ個性があって、どれも素敵。
好みの問題もあるけどね。
小学生の頃はJuilliardに行くとかいってた時期もあったし、
コンテストで入賞した時なんかは、
自分でも自分に素質があると思ってたけど、
今思うと、ピアニストにならなくてよかった。
僕は気分屋だから、プロには向いてない。
彼らは、自分の感情と無関係に、
ステージ上で良い演奏をしなければならいからね。
僕の音楽には、自分の感情が乗り移ってて、
周りの人たちと喜びや悲しみを共有する、
コミュニケーションのツールになってる。
だから、「音楽が上手い」の質が違う。
ピアニストにはテクニックでは勝てない。
今の気分と正反対の曲を演奏したら、全く勝てない。
でも、ふと弾きたくなった曲が出た時の演奏の質は、
負けないでいたいな。
多くの人を動かす力がなくても、
自分の身近な人に与える影響なら負けない。
そんなレベルで、趣味としてピアノが続けていけたら良いな。
そんな事を考えてしまいました。
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