2011年12月31日土曜日

大掃除

大掃除、と呼ぶには少しおおげさだが、

一日かけて部屋を整理してみた。

今年は「自宅」と呼ぶ場所が3回も変わったし、

ガラクタ類は比較的減っている方。

でも、この家に来てから、まともに荷物を整理する機会がなかくて、

ダンボールが隣にいる状態でずーっと生活をしてきたから、

整理整頓をという意味合いもこめて。


棚の中には、小学校の時にもらった年賀状とか、

二度と使わないであろうゲームボーイなんかが。

高校時代の旅行の思い出品とか、日記とかが出てくると、ついつい読んでしまう。

「家族の温かみ」って何だろう?とか中学時代の時から悩んでたんだなー、とか、

初恋の時の思い出の品を見て回想したり、とか。

そういう時間も豊かな人生には必要だから、全部捨てずに、

思い出として見返したい物は「中学時代」などと名前につけたボックスで整理する事に。

ちなみに、高校時代のボックスの中には当時受けたテストの記録があった。

理系はほぼ95点以上だったのに、文系は70点台だったんだな、自分。

そんな自分が文系学部に進学し、そしてファイナンスをやってる、ってのがちょっと不思議。


あと、捨てる分量が多かった物は本。

200冊くらい捨てる事にした。

将棋の定跡の本なんか、もう読まないしなー。と。

でも、約50冊ある将棋と囲碁の本は、高校1-2年の間で買って読破したものなんだよね。

しかも、本屋さんの立ち読みした物はその倍以上あったはず。

とすると、週に一冊は将棋の本を読んでたんだな、すげー。

こちらは、近藤先生のサインが入ったゴキゲン中飛車の本を残し、全て処分しようと思う。

さすがに著者から直接もらったり、サインしてもらった思い出のある本は捨てられない。

ちなみに、近藤先生とは二枚落ちで勝った経験があるなー。


あと、流し読みの自己啓発本も捨てた本の中に何十冊かある。

千円くらいの本を、どんどん買って、どんどん読んでいく。

そういう癖がついたのは、大学に入ってからかな。

社会人になった今でも、常に一冊以上の本がカバンに入ってる。

空いた時間を使って、色んな考えに触れて、自分の世界観を広げようとい試み。

結局人のアウトプットはインプットを組み合わせただけだからね、

インプットした者勝ちな気がする。


本を整理する時、必ず迷うのは、どういう順番で本棚にいれるか。

今乗僕の場合、部屋に本棚が2つある。

左の本棚は明るい茶色で、右の本棚は近代的な白。

左の本棚は根を詰めて「勉強」をする用にしよう、と決め、

上から哲学、歴史、経済学、商学、語学、等の本をまとめて入れた。

図書分類法と一緒で、やっぱり哲学→歴史→社会科学になるのは、

人間の心理が関係してるのかな?

右の本棚は、小説とか自己啓発本、旅行やスポーツ等の趣味に、芸術関連の本が並ぶ。



空間を作り上げるためには、コンセプトが必要。

「なんでもあり」だと、すごく中途半端な部屋になってしまって、居心地が悪くなるんだよな。

僕の場合は、実家に戻った意味は、

  • 家族との関係修復
  • 家事を一部Outsorceする事で時間を作り、勉強に使うする
という大きく分けて2つの目的があった。

なので、当然部屋は勉強をする場所というコンセプト。


イスもOkamuraのバロンチェアだし、机も幅が140cmくらいある。

整理された本棚が2つあって、とても気持ちいい。

気分よく新年が迎えられそうだ!

2011年12月24日土曜日

趣味

先の投稿を書いていて思ったのだが、

僕は勉強が趣味なのかもしれない。

Input needed for future businessは必要に迫られてやってるが、Other learningも多い。

例えば、相対性理論や西洋美術史を独学で勉強したるするのはそれ。

~~~~~

人間の趣味っていうのは、そう変わらないらしい。

僕がこの22年間生きてきて、これからも一生続けたいなと思う物は、この3つ。

  • 色んな分野への知的好奇心に基づいた勉強 (座学や読書だけじゃなくて)
  • 10km程度のジョギング
  • もう指が回らなくなってるが、それでも好きなピアノ
そして、その下にあるBランクの「趣味」としては、
  • クロールが速くなりたい水泳
  • 奥深さが底知れぬ、ワインテイスティング
  • 感性を刺激してくれる西洋美術 (好きな画家:ジャクソン・ポロック)
これは10年後も続けてるかなー。どうだろう?

そして、今後始めたいと思ってる物としては、こんな感じ。
  • 一台数十万するから躊躇しているバイク(自転車)
  • 音楽の生演奏を聴きに行く(特にオーケストラとジャズ)
  • 映画
下二つは時間がなくて出来てないけど、バイクはそのうち始めてもいいと思う。

目指せトライアスロン。きっとショート(Olympic Distance) なら余裕っしょ。

勉強と自己投資

Blogの方は久々でしたね、放置してしまってすみません。

現在、クリスマス・イブの午前4時ですが、

彼女のいない僕には関係ないので、

午前4時、絶賛勉強中です。笑


社会人になってから、24時間をフルに使おうという意識が増え、

学生時代よりも勉強意欲が高まった気がする。

今日はそんなお話をしようと思います。


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僕は、学生時代の頃から、かなりの勉強好きでした。

よく話すエピソードですが、

高校生の時、慶應の経済学部に入る事が決まった瞬間から、知的好奇心でもって専門書を探しに本屋さんへ。『経済学入門』というタイトルの数百ページある専門書を何冊か読んで、基礎的な知識を仕入れてしまったため、大学前半の授業が全くつまらなかった。
大学の授業はいつも一番前で聞いていて、大講義でも構わず質問を教授にぶつけていた。レーザーポインターを授業に持込み、ホワイトボードを差しながら教授と話し合った事も。
ドイツ留学が決まった瞬間からドイツ語を勉強し始め、一ヶ月でドイツ語検定3級(準2級だったっけ?)を取得。勉強開始3ヶ月で渡独し、A2のレベルに滑りこむ。そして、半年の滞在でB1レベルに。
等々、コレに関してはネタがつきない。

大学に入ってから月に1万円以上はかならず本にかけてたし、

ゼミの勉強のために常にIMFやらの論文を200-300ページはカバンに入れてたような。

今考えると凄いですね・・・。笑


さてさて、経済学が「活きてくる」くらいの知識をつけて大学を卒業する事ができ、


そこから就職をして「ビジネスマン」になりました。

(僕は「会社員」という言葉が嫌いなので、敢えて「ビジネスマン」と呼ぶ。僕は社長のビジネスパートナーとしてファイナンスをやってる。会社に言われた事をこなす「会社員」ではなく、ビジネスのためにいいと思った事を率先してやるようにしてる。いつも、その二歩手前で終わってしまう事が多いけど。)

そして、周りを見渡してみると…

社会人になってから、勉強する量がほぼゼロになる人がいかに多いかに驚く。

会社から言われた研修やら、資格試験の勉強やら以外に、

自主的なinputをする人がいかに少ないか。


だけど、当然、どんなに優秀な人だったとしても、

20代前半までのinputで一生食っていける訳ではない(と思う)。

もちろん、大学院まで行った人でも同じ。

普通はみんな「社会人一年生」だし、

会社とはどういう場所なのか、どういうスキルがあると上手く行くのか、

に関して持ってる知識なんか、ほぼゼロに等しいんじゃないかな?

もちろんOJTで色んな経験をしていくんだろうけど。

それで十分なの?大丈夫?と僕は問う。


僕が今いるGEという会社は素晴らしい会社。

特にFMPというプログラムに入ると、仕事以外の勉強を課せられる量が多い。

そこでFinanceの専門性を身につけて、Leadershipとは何かを学んで、

仕事のためのアウトプットをより良くするためのinputをしている。

これだけ量が多いと、これで十分なのではないか、とも考えられる。

これは僕も同意見で、これくらい勉強してれば、

社外で特別に何かしなくてもいいのかもしれない、と思う。


でも、他の会社へ行った同期から話を聞くと、毎日Routine Workで終わりらしい。

Routine Workが17時とか18時とかに終わり、

そこから先輩やら同期やら友達やら飲みに行ったりして過ごすらしい。

楽しい生活かもしれない。

彼女との惚気話なんか聞かされると、いいなーと思う事もある。


他の人は知らないけど、それでも僕は勉強をしなければならない。と思う。

プロ野球選手は、2-3時間の試合がある日でも、2-3時間は練習をする。

試合が無い日も入れたら、練習7:試合3くらいだろうか?

サッカー選手は週1回の90分の試合のために、

週6で2-3時間のグラウンドの練習をし、その他ミーティング等で戦術を練る。

こちらは、練習9:試合1。


それでは、社会人はどうかというと、試合10の人が凄く多いと思う。

アウトプットばっかりで、インプットが殆どない。

やってる人でも勉強1:試合9くらい。

せめて、勉強5:試合5くらいだったら、かなりアウトプットの質が変わるのではないか、と思う。

もちろん、ビジネスとプロスポーツとは性質が異なるし、

どうしてもアウトプットが多くなるのはよく分かりますが。


だからこそ、僕は勉強をしなければならない。

勉強をしていない多くの人よりも一歩、二歩、と前に進める。

その一歩・二歩の積み重ねが、数年後に凄い力になっていくんだと思う。

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最近、ワーキングチェアを買ったのもそのため。

オカムラのBaron Chairという、一流のイスを買った。

学生時代よりも座ってる時間が長くなるので、

それなりにいいイスではないと、体に負担が出てくる。

この椅子にしてから、本当に気持ち良く勉強ができる。




社会人になったらお金は比較的あるので、

ちょっと無理すれば色んな物に投資ができる。

もちろん、遊びに使うのもいい。人間関係は人生の宝だ。

でも、僕は勉強をしたい。


20代は思いっきり勉強をして、色んな経験をして過ごしたい。

そしたら、30代くらいには仕事もうまく回り始めるだろう。

そしたら、人生を満喫し始めればいい。


ただ、この時間にそう言っているのは、

クリスマス・イブに独り身だから、

とい風に聞こえるかもしれないが。笑

2011年11月27日日曜日

恋愛市場

友人が、日経新聞のこの記事


「彼女なし」6割突破 うち半数弱、交際望まず



に関してツイートしたのをきっかけに、未婚の人の状況について考える事になった。

なぜならこの記事には、
交際している女性がいない未婚男性が初めて6割を超えたことが25日、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」で分かった。交際相手のいない未婚女性も半数に迫り、過去最高を更新。このうち半数弱は交際自体を望んでいなかった。
という事が書いてあったのだが、


  • 前提知識:人口は女性の方がやや多いが、ほぼ一対一
  • この記事によると、交際相手がいるのは未婚男性の4割で、未婚女性の5割
  • という事は、未婚女性の一割は二股かけられてるんじゃないの!?
と考えてしまったから。

そこで、統計局の国勢調査の数字を紐解いてみる事にした。

すると、
  • 15歳以上の未婚男性の人数は1.66億人(死別・離別を除く)
  • 15歳以上の未婚女性の人数は1.31億人(死別・離別を除く)
  • 未婚男性の4割は約664万人
  • 未婚女性の5割は約655万人
と、多少の誤差はあるけど、ざっくりと合う。

つまり、未婚男性と女性の数が約3,000万人くらい違うのだ。かなりの驚き。

~~~~~

このデータによれば、日本全国には未婚女性1人に対して、未婚男性は1.27人いる。

つまり、女性はかなりの売り手市場なのである。


未婚の男女比が一番偏っている県は、
  1. 茨城県:1.500人
  2. 栃木県:1.481人
  3. 静岡県:1.423人
  4. 愛知県:1.418人
  5. 富山県:1.416人
逆に女性が相対的に多い県は、
  1. 福岡県:1.07人
  2. 奈良県:1.08人
  3. 鹿児島県:1.10人
  4. 長崎県:1.10人
  5. 熊本県:1.12人
ちなみに、首都圏では、
  • 東京:1.21人
  • 神奈川:1.41人
  • 埼玉:1.41人
  • 千葉:1.37人
大きな町で、女性が多いところは、
  • 福岡市:0.97人
  • 札幌市:1.03人
  • 神戸市:1.04人
かなり分布に差があるようです。

相手を見つけたい男性の方は、福岡市がいいみたいですねー。笑

~~~~~

さて、ではなぜ未婚男性の方が未婚女性より少ないのでしょうか?

統計によると、15歳以上人口の分布は以下の通り。

男性
  • 総数:5.31億人
  • 未婚:1.66億人
  • 有配偶:3.19億人
  • 死別・離別:360万人

女性

  • 総数:5.71億人
  • 未婚:1.31億人
  • 有配偶:3.19億人
  • 死別・離別:1,108万人
という事ですね。女性は死別・離別が多いと。


年齢別で未婚男女比を見るとこんな感じ。

  • 20歳以下:1.05人
  • 21-30歳:1.14人
  • 31-40歳:1.49人
  • 41-50歳:1.72人
  • 51-60歳:2.13人
  • 61歳+:0.96人
ところが人口比は、ほぼ一対一。
  • 若い時は約1.05倍で
  • 段々女性が上昇し、63歳で0.95倍に達する
  • それ以降、急激に女性の数が多くなり、70歳で0.89、80歳で0.71、90歳で0.39。
という訳で、高齢者を抜けば、ほぼ一対一。



これは、何を表しているのだろうか??

おそらく、若い女性が年上の男性と結婚している事が多い、という事を示していると考えられる。

状況を理解するために、極端な例を挙げると、

  • 若い女性は中年男性と結婚している
  • 中年女性は高齢男性と結婚している
  • 高齢女性の配偶者はすでに死亡(死別)
とすると、結婚は男女が一対一でするものであっても、

未婚男女の比率が一対一でない状態が容易に想定できますね。笑

もちろん、実際の歳の差はもっと小さく、5歳も無いと思われますが。



結婚率は常に男性<女性である事からもよく読み取れますね。

30歳での有配偶・死別・離別のいずれかである率は男性43.8%、女性59.1%なのですから。笑

ちょっとした頭の体操と、外部環境分析でした!笑

~~~~~

追記:

男性目線だと、恋愛市場もちょっと年金みたいですね。

上の世代が若い女の子を取って行って便益を享受し、

若年層が(結婚相手がいない、という形で)その分を負担する訳ですから。笑

そして、中年世代が子供を産みたがらない「少子化」の時代になり、

若年層の負担が徐々に高くなっていくような…。

なんて言う前に彼女を探しましょう、ですね。笑

2011年10月23日日曜日

キログラムの定義の見直し

「キログラム」という単位を毎日のように使う。

お米を5キロ買ったり、体重が何キロと測ったり。

でも、その「キログラム」ってどういう単位?と考えると、

知らない人も多いのではないでしょうか?


昔々、重さの基準を作る必要があると考えた人が、

「水1リットルの重さを1キロという事にしよう」

と決めて、取引を始めたそうな。


ところがその後、水の体積は温度に影響される事が分かり、

「4℃の水1リットルの重さ」

と決め直したたそうな。

ちなみに、4℃なのは水の密度が最大になるから。

余談ですが、あのブランドの名前もここから来てるらしいです。


ところがところが、水の密度は気圧にも影響される事が分かる。

気圧とは、大気からの圧力の事で、圧力とは特定面積にかかる力の量。

例えば、Pa(パスカル)という単位は、

1平方センチメートルに1ニュートンの力がかかっている状態。

そして力とは特定質量をもつ物質に与える加速度をもとに定義されている。

例えば、1N (ニュートン)とは、

1kgの物質を、1m/s2の加速度を生じさせる力の事。


さて、ここまで来ると、

1kgを水の質量で定義するには、圧力の定義が必要で、

圧力を定義するには、力の定義が必要で、

力を定義するには、質量の定義が必要。

つまり、循環してしまってるんです。

水を使って定義する事には限界があったんですね。


そこで、しょうがないので、1889年に

「これと同じ重さの物を1kgとします。」

って物をつくって、決めたんです。

これが、「国際キログラム原器」という物。

これです:


プラチナとイリジウムを混ぜて、

フランスのパリ郊外にて、真空で保存されています。

そして、約10年ごとに、天秤を使ってレプリカがつくられ、各国へ配布される。

ちなみに、日本にある物は茨城県つくば市のAISTにあって、

なぜか本物より0.170g重いらしい。笑


その"Le Grand Kilo"(フランス語名)ですが、

表面吸着等の理由で、年々、若干重くなってるらしい。(1×10−10kg程度)

そして、表面洗浄を行った際は、ちょっと軽くなったんだとか。(6×10−8kg程度)

つまり、今のkgの定義だと、8ケタくらいの信頼度しかない。

これって、びっくりじゃない?


そこで、国際度量衡総会は、kgの定義を見直す事を発表。

4-8年くらいかけて、新しい定義を探すんだって。

物理量を人工物で定義してるのはkgだけで、

例えばメートルは「1 秒の 299 792 458 分の 1 の時間に光が真空中を伝わる行程の長さである

と決められている。


もっと厳密で、面倒じゃない定義を決めて欲しいな。

ちなみに、今有力なのは、

一定個数のケイ素原子(Si)の質量
→ケイ素原子は不純物をつくらない単結晶を作りやすい。直観的にも分かりやすい。

金の原子を蓄積し、それを中性化するのに必要な電流によって定義する。
→シンプルだけど、勉強してないと分かりにくいかも

真空中に1メートルの間隔で平行に置かれた無限に小さい円形の断面を有する無限に長い2本の直線状導体のそれぞれに、1秒あたり6.241 509 629 152 65×1018の電荷による直流の電流が流れるとき、導体に2×10-7m/s²の加速度が生じたときの、その導体の1メートルあたりの質量
→難しいし分かりにくい。ジョセフソン定数なんかを使う方法。無限に小さい、というのは実現不可能かもしれない。

などなど。


ただの「キログラム」の中にも、

これだけの歴史があるんだなーと勉強になります。

2011年10月20日木曜日

英語

最近、英語を使う事が多い。

というか、日本語を使う事が少ない。

普段の何気ない会話が、気付いたら英語になっていて、

日本語がFluentではない状態の事が多い。

カタコトほどひどくないのだが、

感覚と合わない事が多い。


僕は日本語という言語が好きだ。

でも、それは聞き手として。

洗練された文学は日本語が好き。

英語よりも、深みがあるような気がする。

でも、残念ながら、僕にはその表現力が無い。

英語という言語は、ストレートに物が伝わりやすい言語。

だから、不器用な自分にとっては英語の方が便利。

ただ、それは、僕が英語の聞き手として不十分だからかもしれない。


もともとピアノをやっていたせいなのか、

日本語で話す際のちょっとした感覚の違いが気になる。

同じ和音を同じピアノで奏でたとしても音色が異なり、

その音色が世界観を作り上げていくのと同じ。

世界観を求めて同じ音の表現の仕方を何十通りも試さないと気が済まない。

でも、日本語を話す時、僕にはその「何十通り」を考え出すレパートリーがない。

それにも関らず、ピアノで表現したい以上に、伝えたい感覚・世界観は存在する。

だから、日本語でコミュニケーションをする時にStruggleする。


すると、英語に逃げたくなる。

思った事を思った通りに口に出す、荒い感覚の世界。

そのうち、英語からドイツ語に逃げ、ドイツ語からフランス語に逃げるのだろうか?

どんなレベルでも、表現する、って難しい。


2011年10月18日火曜日

Looking back at Leadership

会社でもプライベートでも、僕はtask drivenで人間関係は不器用だな、と思う。

人間関係だけでなく、Soft skillはとても低いのではないか、と感じる。

ケルンで学んだLeadership Theoryに基づいて、現状を考えてみる。


1. Traits approach

Leaderになるべき人は次のような資質を備えているらしい。
  • Inteligence (4)
  • Self Confidence (5)
  • Deterination (4)
  • Integrity (3)
  • Sociability (1)
各項目の右側にあるのが自己評価。

これまでの人生はいつも自信満々で、

最後適当に手抜いても、それなりの結果が出てしまうのだよねー。

幼稚園の時から、

「やればできるお利口さん」「最後のツメが甘い」

と言われたっけ。変わってないなー。

Traitとは変わらない、先天的なものらしい。


2. Skills approach 

Katzの研究によると、リーダーには以下の3つのスキルが必要である。

そして、その重要度は社内のポジションによって変わる。
  • Technical Skills
  • Human Skills
  • Conceptual Skills
どんなポジションでも必要になるのがHuman SkillであるとKatzは言うが、

僕にはそれが欠けている。

幸い、この理論ではSkillとは獲得できる物なので、経験と訓練を積めばよい。


3. Style approach

Blake & Moutonの研究によれば、Leadershipには二つの軸があるらしい。
  • Concern for people
  • Concern for production
普通の人はMain styleと、それが上手くいかない時のback-up styleがあるらしい。

僕のmain styleは"Produce or Perish"なのかなー。

Back-up styleは大学時代で身に着いた"Paternalism/Maternalism"なのかもしれない。

やっぱり、超がつくほどのTask focusなんだよねー普段。


4. Situational approach

会社で上司が上手なーと思うのはここ。

部下のCompetencyとCommitmentの度合いに応じてリーダーシップを変えましょう、という物。

おそらく、Delegating Styleを意識的に取ってるんじゃないかな、という気がする。

Less task input + social supportという感じ。


5. Expectancy Theory

McClellandのAcquired needs theoryによると、

  • Need for achievement (5)
  • Need for affiliation (2)
  • Need for power (5)
の3つが人間にはあるらしい。

職場ではいい感じだなー。

電話やメールで同期と連絡取りながら、仕事も仕事以外も、色々と回していく。


6. LMX Theory

Leadershipはinteractionの事であり、

内輪グループ(in-group)と、その他(out-group)になってしまいがちらしい。

Stranger-Acquaintance-Partner

の3ステップがあるけど、

Communicationが原因で、僕はStrangerで終わる事が比較的多いのかもしれない。

ここは変えなきゃいけない壁かも。


7. Goal Setting Theory

実はgoalが難しいほどやる気が起きるのではないか、という理論。

今の仕事のゴールは、a bit above my level, but not too highって感じなのかな?

でも、どんどん成長できてるのが自分で実感できてるのはすごい事。


High performance Cycle (Locke & Latham, 2002) で考えるとちょうど良い。

Performance→Satisfaction→Willing to commit to new challenges

というサイクルなので、僕が、自分が思うスピードで成長してると、

ちょうど良いスピードかもしれない。


8. Self-determination theory


僕がよく息詰まる理由を的確に表してるのがこの理論。

ざっくり話すと、GoalがExternalizedかInternalizedかという話。

僕のMotivationはExtrinsic Motivationである事が多い。

External Regulation-Introjected regulationくらいの意識しか持っておらず、

それでもそれなりにやれる能力はもってるけど、いざという時弱い。

これは、僕が弱いというよりも、目標の重要度が低いという事。

この理論が不完全なのは、Intrinsic Motivationのcauseを明確にできていない点。

分かるなら教えて欲しいわ~!


とりあえずこれくらい。

大学で勉強した事を今にあてはめると、とても勉強になる事が多い。

ケルンでは、MBAの人と一緒に授業受けてたんだもんなー。

そりゃ、基本的にそうなっていくわなー。


少しジョギングして頭冷やしてこよう。


2011年9月26日月曜日

相対性理論

ニュートリノが光速を超えたという実験結果が出たらしい。

昔から理系だった自分は、こういうのにとても興味を持つ。

「アインシュタインの相対性理論の前提が崩れる」とか「タイムマシンができる」とか聞くと、

いてもたってもいられなくなる。

という訳で、休日を使って調べました~というのが今回のエントリー。


そもそも、アインシュタインの相対性理論は、

「光速度一定」を仮定しているが、

「光が到達できる最速の速さ」とは仮定していない。

では、どこに相対性理論のどこに矛盾するかというと、

相対論的質量/時間の式の中に√[1-(v/c)^2]という式が出てくるため、

速度vが光速cを超えると、質量や時間が虚数次元になってしまう事に矛盾する。


特殊相対性理論では、右辺のtやmは静止したところから見た時間/質量とすると、

時間はこんな式で: \Delta t' = {\sqrt{1-(v/c)^2}}\Delta t

質量はこんな式で:m_r=\cfrac{m}{\sqrt{1-\cfrac{v^2}{c^2} }}

それぞれ記述される。

簡単に言うと、速度vが大きくなると、

時間の経ち方は遅く、質量は重くなるという事。

実はこれの導出もそれほど難しくなく、高校程度の数学の知識があればできる。

興味のある人は、是非やってみて欲しい。

この本が簡単でおすすめ。簡単すぎて、逆にわかりにくいという人もいそうだが。笑)


さてさて、ここで、物体が光速を超えようとすると…v→cとなる瞬間がある。

すると、m=0出ない限り質量は無限大に近づき、時間はどこまでも経ち方が遅くなる。

質量が増えるにつれて、光速を超えるためのエネルギーが多く必要となるので、

光速を超える事ができない、

というのが、相対性理論が「光速が最速の速さである」と言っている根拠である。


さて、今回のニュートリノの件だが、ニュートリノは質量が微小ながらある事が確認されている。

という事は、相対性理論が覆された事になる。

だが、タイムマシンの方は、僕はまだよく分からない。


僕が見たニュースの説明はこうだ:

相対性理論では、速度が光速に近づくにつれ時間の経ち方は遅くなり、

光速に到達した時、時間が止まるとされている。

今回のように、光速を超えて移動をする事ができたら、

時間を遡る事ができるのではないだろうか、

とタイムマシーンの開発が期待されている。


でも、式とにらめっこをすると\Delta t' = {\sqrt{1-(v/c)^2}}\Delta t

v>cならば式は虚数になる。マイナスにならない。

だから、もしこれが根拠なら、僕は間違っていると思う。


さてさて、僕の興味を引くのはこの先。

時間や質量にも虚数次元があるのかもしれない。

ちなみに、その場合、長さも似たように虚数次元になるので、

縦・横・高さのそれぞれにも虚数次元が必要である。

なーんて考えていると、同じような事を考えた科学者が過去にもいた事が分かる。


例えば、タキオンなんかはそういう話。

まんがやSFの世界の物ではなく、しっかりとした論理的枠組みがある。

(雑談:ドラえもんの四次元ポケットは五層構造になっていて、三層目はタキオン織り込みゾーン。ちなみに、四次元では機能できないので、四次元ポケットの中ではただの風呂敷になるらしい。ちゃんと考えられているのである。)

タキオンはエネルギーを失うほど加速、与えるほど原則をし、

光速以下のスピードで動く事ができない物質。

ただ、特殊相対性理論の「いかなる慣性系でも物理法則は同じになる」に反するし、

安定状態がv=∞という欠点をもつ。

これは、少し夢物語か。笑


現実味がありそうなのは、スーパーブラディオン

エネルギー量も、質量も、正の素粒子。


夢がいっぱいの領域に見える。

難しそうだし、時間がないから深くは立ち入れないけど、

なんだかとても面白そう。


実際にどうなのかが分かるのは、まだまだ時間がかかりそう。

いずれにしても、量子論とか相対性理論が新しく書き換えられるのはほぼ確実。

しかも、ブラックホールに関する研究にも役立つかもしれないらしい。

宇宙と量子は夢がいっぱいだー!

2011年9月23日金曜日

too much information

先週は水曜日から夏休みを取っての6連休。

そこから、仕事が3日続くも、真ん中の日は台風で午前までで休み。

そして、今日から3連休。

仕事がどおりで忙しい訳だ。

でも、それでも仕事はなんとか終わる。笑

忙しくなると、切り捨てる物は切り捨て、Prioritizeする必要が出てくる。

すると、「実は後でもよかった物」や「実はやらなくてもよかった物」があって、

「最低限今日終わらせなければならない物」は終わらせられる、という感じ。


さてさて、休みが続くと、「休み」に慣れてくる。

僕はこの間、6連休だったから。

すると、昨日までの3連勤で「仕事」について、

少し引いた目線から考えられる。


~~~~~

仕事中はメールが飛びかい、ミーティングがあり、

沢山の情報が飛び交う。

それらを必死に頭の中で処理し、

必要な形に加工していく。

「この情報は○○さんにも知らせなきゃ」とか、

「これは緊急事態だから、先にやらなきゃ」とか、

「これは僕では分からないから、別の担当の人に聞かなきゃ」とか。


海外の色々な地域と連絡をしていると、休みはあまりない。

情報は向こうから、どんどんやってくる。

でも、どこかで「今日は終わり!」と区切りをつける必要がある。

その瞬間、"Professional"な自分は、単なる動物に戻る。


「お腹すいたなー」とか「この時間だと、サッカーの試合が見れるな」とか、

そんな事を考えながら、家に帰る。

ジムに行きたければ行き、外食をしたければする。

テレビを見たければ見て、勉強をしたければ勉強する。


ただ、人間が普通の動物と違うのは、情報処理能力だと思う。

様々な情報がふとした時に出てくる。

サッカーの試合後の選手のインタビュー。

ファミレスで隣の人がしていた話。

仕事で上司からもらったアドバイス。

今日やらかしてしまった失敗。

忘れた頃に思い出し、目の前の世界と不思議に融合する。


友達と話している時に、上司からもらったコミュニケーションに関するアドバイスを思い出し、

少しだけ自分の話し方を変えてみる事もあれば、

仕事をしている時、サッカー選手が取材で言っていたメンタルの保ち方なんかを思い出し、

自分の仕事への取り組み方/時間の使い方を変えてみる。


だから、OnとOffは分かれているように見えて、

全然分かれていない。

仕事中に、「明日は○○とランチの予定だ!」なんて考えるし、

ジムにいる時だって、「○○のプロジェクトはこういう風に進めよう!」なんて考える。


~~~~~

人間の睡眠は、脳内の情報を整理する時間でもあるらしい。

特に、異なる情報を関連付けるための時間なんだとか。


確かに、睡眠時間が短い時は、起きた瞬間に

「今日は忙しいぞ!Aもやらなきゃ!Bもやらなきゃ!あ、そうそう、Cも今日までじゃなかった?Dはどうだっけ?」

って感じになってる。

睡眠時間が長めの時は、起きた瞬間、

「あー!朝だ!今日も一日がんばろう!今日はAとBとCをやればいいんだよなー。Dはどうだったっけなー、会社ついたら確認しなきゃ~」

って感じになる。

整理されていて、余裕がある。


よく寝た次の日は、

「会社は余裕がある時に、余剰資金を使って、負債を返済し、次の投資対象を待つ」

というのを聞いて、

「自分の人生のバランスシートを考えて、「時間」を投資して、こじれた人間関係を修復し、けじめをつけるところはつけ、いざという時のために身軽にしておく」

なんて事を考えられる。

そういう時、色々な情報が人生のヒントになり、人生は好転していく。


~~~~~

仕事は情報量が溢れるほど多い。

それを仕事用だけでなく、人生用に加工して、

大きな Lessons learned が得られるようにしたい。

そのためには…

よく寝る事。

The more information you contact, the more sleep you need.

それから、雑多なインプットをする事。

オフの時間を使って、仕事と全然関係ないことを勉強する。

もちろん、ファイナンスも必要なのだが、

「とあるスポーツ選手の生き方」「どこかの恋愛小説」「世界経済の動き」

などなど、色々な情報がどこかで活きてくる。


十分な睡眠と、十分な「その他インプット」ができないのなら、

それは Too much information になってしまう。

Trying to optimize life, not only work.


2011年9月17日土曜日

無理をする事

無理をすると、カラダを壊す。

先週は一週間仕事を追い込んで、

土日もせわしなくやってたら、

草津温泉一人旅だけでは回復できなかったらしく、

昨日/今日と、なんだかのんび~りと過ごしてしまった。


Sustainableな負荷のかけ方って難しい。

マラソンの直前で、膝痛になり、フルに準備できなかったし、

試験前に思いっきり勉強しすぎて体調崩した、なんて事もある。

僕はつい、強くはない自分に、無理をさせてしまう。

そのストイックさがあって、ここまでやってこれたのも事実だけど。


逆に、無理はしないようにする、というのがモットーになりつつある。

大学時代の試験は80%とれればA、60%以上ならばBという、

いわゆる「楽勝」の部類の物が多かったので、

そこそこ勉強したら、それで良しにしてしまっていた。

「Aが取れればOK、万が一Bが来ても『時間をあんまりかけなかったからねー』と逃げられる」

という心理的な要素もあった。


だけど、最近、目指すべき物がもっともっと大きくなってる。

そういった「余裕」の類ではなくて、

「思いっきり頑張ってどうなるか」っていうハードルに変わってきてる。

そうすると、もうちょっとだけ仕事をし、

もうちょっとだけ勉強をし、自分を追い込みたくなる。


そうすると、カラダに負荷がかかり、どこかで崩れてしまう事がある。

それでも、それなりの成果は出せるんだろうけど、「それなり」では不十分。

こんな時、大事なのは体調管理。

前も書いたけど、僕が体調を崩す要因は至ってシンプル。

基本的には、下にある5種類でほぼ全て。

  1. 睡眠不足:平均睡眠時間が6時間を切る日が一週間以上続く
  2. 栄養不足:ラーメンや寿司といった「すぐ出る食べ物」だけの食事が5日以上続く
  3. 水分部速:集中し過ぎて、水を摂るのを忘れてしまい、気付いたら脱水症状になっている
  4. 運動過多:カラダに負荷をかけ過ぎてしまい、特定部位が悲鳴をあげ、頭の回転も落ちる
  5. 精神的不安定:期になる問題が頭を離れず、メンタルでくずれる
だから、体調が悪いなーと感じたら、

これをチェックしていき、問題のある点から修正していけば良い。

よく寝て、よく食べ、水やお茶を十分に飲み、カラダを休ませる。

それでダメなら、心を整えていく。

それだけの事。


今回の要因は3と5、いずれもすぐに治せる。

という訳で、ちゃっちゃと直して、前に進みましょう。

旅の思い出

旅をすると、行った先に思い出ができる。

それが積み重なり、土地の名前を聞いた瞬間、

「あの時は、こんな事があったなー」

なんて思い出す。


振り返ってみると、僕はかなり旅行をしてるなーと思う。

海外は20カ国以上回った。

小学校時代を過ごしたアメリカのNJ。

NYのカーネギー・ホールでピアノを弾いたのは、確か小学校4年生くらいだっけ。

ヨセミテの国立公園や、ラスベガスのカジノ、

ワシントンDCのホワイトハウス、マイアミのビーチなんかは覚えてる。

ロサンゼルスからティフアナまで車で渡ったのとか、カナダに行ったのもぼんやり覚えてるな。

メキシコとの国境は汚くて、しかも厳重だった記憶がある。

小学生時代の記憶は曖昧だし、もう変わってるかもしれないけど。

きっと、もっと色々連れていってもらったんだと思う。

でも、覚えてるのはこれくらい。


小学校時代は、ヨーロッパも旅した。

僕は一回分の記憶しかないのだが、親によると2回行ったらしい。

パリのオペラ座、ウィーンにあるモーツァルトの生家、ミュンヘンのマリエン広場。

それから、ノイシュヴァンシュタイン城なんかも。

あと、リヒテンシュタインを通過したというのも覚えてるなー。

という事は、スイスも通過したのかな?この辺り曖昧。


小学校時代は以上。

これだけでも、かなり回ってると思う。


中学からは国内。

SFCの修学旅行では、

1年:裏磐梯
2年:東北
3年:四国
4年:白馬
5年:北陸 (4年と逆だったかも)
6年:北海道

と、毎年かなりを回る。

花巻牧場や足摺岬、黒部ダムや松山城、リアス式海岸に知床。

中学の時の野球では、浜松と金沢に遠征に行ったっけ。

日本の色んな場所に行ったな。


高校に入って参加したリーダー塾では、福岡と佐賀に行った。

福岡はあまり見れなかったけど、佐賀は嬉野温泉に浸かり、柿右衛門窯を見た。

そして、そこで出会った彼女との遠距離恋愛になり、

高校が終わる金曜午後3時からの大阪~和歌山行きも、何度かあった。

高校の仲間と苗場にスキーに行ったり、卒業旅行では京都にも行った。


しかもこの間、シーズンごとに家族で箱根に行ってた。

そして、軽井沢と草津~小布施にそれぞれ一回ずつ連れていってもらったような気がする。


大学に入ってからは、前半と後半で大きく変わる。

大学前半は、ワグネルの合唱団の活動で、冨山・金沢・富士吉田に行った。

合宿地は、志賀高原だった気がするな。

そして、父親の単身赴任先の関係で、年末はバリ島。

忘年会/新年会はなかなか出れなかった思い出があるけど、バリ島は嫌いじゃなかった。

海はキレイだし、自然は豊かだし。

勉強がしづらい事を除けば、結構好きだったかも、バリ島。


大学後半になると、急に海外志向が出てくる。

まず、第二外国語をフランス語にした時から、ずっと行きたかったパリに短期留学。

おもってたDream landとは違ったけど、面白かった。

ロンドンやブリュッセルにも行ったなー。

ロンドンは、前日食べた牡蠣にアタってゲロゲロだった。

それから、人生初の一人旅のパリ~マルセイユ。

刃物突きつけられて、殺されそうになる経験をした。


PCPの代表になってから、企画したABF@ソウル

この会は、今も続いていて、PCPのメインイベントの一つになってるんだって。

とても嬉しい事。

そして、自分で企画した初めての海外旅行が、団体を率いての勉強会だった。

延世大学のGlobal Management Trackという歴史ある団体の代表と挨拶した時や、

最初のOpening Speechをした時の緊張感は、忘れられない。

あれは自分の成長にとって、とても大事な経験だった。


そして、AIBC@Singaporeも忘れられない。

結局、自分は投資銀行には興味ないんだなーと感じた二日間。

マーライオンとF1を見たっけ。


そして、就職活動を終え、ドイツ留学。

初マラソンを完走したケルン。

カーニバルの町ケルン。

Erasmusの学生が集い、Kölschを飲んで騒いだ日々は忘れられない。


ドイツからも色々旅をした。

麻薬の臭いを学んだオランダ、

オクトーバーフェストへ行き、大量のビールで酔いつぶれたミュンヘン、

歴史の不条理さを学んだアウシュビッツ、

友達の友達の家に突然上がりこんでいったトリアー、

凍えるほど寒かった年末のヘルシンキ、

そして、かわいい町並みを楽しんだタリン・リガ、

元カノと超がつく散財をしたモナコ・ニース、

友達カップルの家に泊めてもらったバルセロナ、

一日弾丸ツアーをやったローマ・バチカン、

そして、期末試験期間中とかも無視して、

Weeklyくらいで通いつめたB**lf**dという町もあったような、なかったような…。笑


そして、帰ってからの、PCP卒業旅行@オーストラリア。

あれだけEnjoyした時間を送れたのは、一生の財産。


そして、家出っぽい感じで急遽途中参加したPCP日本旅行では、

広島~出雲大社・石見銀山~岡山・倉敷を車で回った。

これも、忘れられない思い出。


そして、新幹線に乗り、家で一泊してからそのまま向かった上海。

中国の経済成長の凄さを感じた上海と、発展がまだまだだと感じた蘇州。

でも、アジアの勢い、を感じた。

しかも、この旅行、地震の影響でまっすぐ帰れず、名古屋に降り立った。

名古屋でも友達何人かとおちあったなー。


そして、今回の一人旅@草津。

本当に日本各地、世界でも色んな国や町に思い出がある。

その全てが僕の財産。

一人旅

久々の投稿です。

水曜日から休みをとって、一泊二日で草津に一人旅に行ってきました。

僕の性格がストイックなせいもあって、

土日だけだとなかなか休まらない事の方が多いんですよね。

朝から、10km RUN + 2km Swim + 勉強会2つ出席 + 夜は飲み会

みたいな、ある意味仕事よりハードな事やってるからですかね?笑

高地の温泉に行って、リラックスしてきました。


さてさて、一人旅に行こうと思ったきっかけは、

この本を読んだ事。

「一人温泉のススメ」ってあるんですよねー。

この本に書いてある事に、共感できたからこそ、

ちょっと一つ実行してみようかなーという感じもあった。

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ただ、せっかく温泉に行くなら旅館が良い。

まだ夏だし、高地の涼しいところが良い。

そうすると、なかなか無いんだよねー。

電話でお願いをしても、「一人です」って言った瞬間から対応が変わって断られたり。

今回は、望雲というお宿でお世話になったのですが、

ここは「一人旅プラン」があって、お店の対応も慣れていて感じでとても良かった。

約二人分の値段を払うわけなのだが、

12畳の落ち着いた部屋が取れた。

予約もとてもスムーズだった。


次は車。

普段、ろくに運転もしない僕なのですが、

免許は無事故無違反なので、簡単にレンタカーを借りれた。

ここまで、そう安くはないのだが、一人旅を叶える支出だと我慢。。

でも、社会人で独身なら、頑張れば、これくらいの値段は出せる。

大人になったなーと思う瞬間。


運転自体はとてもスムーズに行き、高速を抜け山道を登り、草津に到着。

お宿もいい感じで、お湯も2種類の源泉が楽しめた。

日本食も美味しかったし、空気も澄んでいたし、とてもリフレッシュできた。

特に観光をした訳でもないので、草津の感想はこんなものなのです。


その分、メンタルのリフレッシュは完璧。

行きの時点では「簿記」とか「仕事」で頭がいっぱいだったのに、

帰りの時点では色々な事に気が向くようになってた。

気づけば、ノートは色んな考えでいっぱいになってた。

色々な事をやりたい、色々な人に会いたい、という気分になってた。

二日間、ほぼケータイを切っていたのも良かったのだと思う。

自分ってこんなに頭が固まってて、余裕もなかったんだな、と気づく。


帰りは善光寺に行く予定が、

道を間違えてしまい、そのまま松本に到着。

松本城は立派だったけど、

地震の影響で観光客は減ってしまったらしく、

町は閑散としていた。


帰りは高速で、人生初の渋滞を運転する経験。

渋滞をある事を知りつつ、

"This is going to be valuable experience"と思い、

自ら渋滞の方へ向かう。

追突事故が起こる理由を実感。

「百聞は一見に如かず」とはこの事。



結局、三鷹の自宅に着いたのは暗くなった後で、

走行距離は計500km以上になる計算らしい。

でも、とても良かった。

ドライブと一人旅、というのが新たな趣味になりそうです。

2011年9月4日日曜日

Why I'm in finance

先日、FMP CourseworkのKick-off sessionがあって、

韓国の同期達へ自己紹介をした。

"One thing no one knows about me"という項目で、

"I hated accounting/book keeping when I was in college"

って言った。

その瞬間、自分の中で、

なんで自分はFinanceに入ろうとしたのだろうか?

という当然の問が出てきた。


就職活動中の僕は、

自分がAccounting/book-keepingは苦手である事を知ってたけど、

Business manになるならfinanceは一番最初に必要な知識だと感じてて、

それを学べる場所にいたかった、という計算があった。

それと同時に、自分はLogicalな体系は好きだし、

数字を扱うのも大好きなので、向いてるんじゃないかな?という考えもあった。

その過程には、嫌いなAccounting や book keepingを克服する必要があって、

それは、そう簡単ではない事はあまり考えなかった。笑

~~~~~~~~~~

思い返してみると、高校時代、大学の専攻を選ぶ時も、

当時得意だった理系ではなく、経済学部をチョイスした。

これも、似たような感じだった気がする。


将来、自立して一人の人間として社会に出てくなら、

How the world functionsのbig pictureが掴みたくて、

それができるのは、経済学部だ、という事にした。

自分は、文系の「定性的な事を理解して覚える」というのは苦手だったけど、

Economicsは数学がベースになってるし、かなりLogicalな世界だから、

自分が本気で勉強したら、得意になるんじゃないかな?

と考えていた覚えがある。

慶應の経済ってなかなかの名門だし、場所の不足は無い。

そのためには、例えば経済史を勉強したり、色々な法律について学んだり、

自分が「嫌だな」と思ってた事を乗り越える辛さがある、

なんて事は、全く考えなかった。


そして、気づいてみたら、独学でどんどん経済学を進めて、

いつしか、学部生なら誰にも負けないくらいEconomicsの知識がついてた。

How the world functionsのどこまで理解できたかは微妙かもしれないが、

Economyに関する理解はあります!と胸を張って言える。

そしてそれ以上に、自分が苦手だった「定性的な物を把握する事」は克服され、

「文系も理系も、どっちも得意です」

みたいな感じになれた。これは、とても大きい。


~~~~~~~~~~

そして今、僕は、

ファイナンスを学ぶには不足なし、のGEのFMPにいる。

そして、独学でAccountingを勉強してる。

これは、過去の繰り返しというか、いい兆候だと思える。

ここで自分を成長させて、Accountingを得意分野にしたい。

その先、どうなるのかは分からないけど。


そう、だから、I hated accountingだけどFinanceにいる。

Now, I'm already neutral about accounting.

そして、2-3年後には、会計も得意分野に入って、

「ルールに従って正確にこなす」という作業へのコンプレックスもなくなり、

次のステップを進めるようになったらいいな。


その先は、分からない。

CASは可能性ではあるけど、

今はその先のCareer Visionは無い。

それよりも、Accountingをしっかり理解して、

自分を成長させたい。


今のRotationが比較的時間に余裕があるのも、

僕が勉強できるように、与えられた環境のような気がしてくる。

つくづく、恵まれてるなー。

さて、がんばろう!

2011年8月20日土曜日

このブログを見て

GEのFMPに興味があります、

と連絡をくれた人が既にもう3人いる。

うち1人とはご飯を食べる事になりそう。

ネットって面白いな、って思う。

僕が色々な事を発信すると、

たまに誰かから返答が来る。


でも、社会人になると、ウェブで発信できる事が限られる。

例えば、学生の時に「○○先生と喧嘩した」とか、

「☓☓の理論は間違ってると思う」とかは好き放題書ける。

でも、「☓☓のコストの予測をこれくらい外しちゃいました」とか、

「アメリカのお偉いさんがこんな事話してました」とか、

色んな人にシェアしたいんだけど、なかなか言いにくいのが現状。


だから、友達と直接会った時に、

「ウチの社長が、この前こんな事言ってたよ」

とか喋るのが限界かな。

学生時代は、本当に好き放題ブログ書いてたな、って思う。


僕は結構何でもブログに書いてるように思われるけど、

しっかり読んでいくと、個人名は出してないし、

書いちゃまずい事は書いてない。と思う。

それでも、会社の所属すると書けなくなる日常がたくさんあって、

でも、それが社会人なのかな、と諦めたりもする。


2011年7月26日火曜日

上司とのレビュー

今日は、FMPのPre-1stのレビューしました。

何より一番の成果は、自分の伸び代が見えた事。

ここまでの4ヶ月弱、

「ここまでやれば十分でしょ」と目指す目標を立て、

そこに向かって自分なりに精一杯努力をした。

その結果、上手くできた事も、できなかった事もあった。


今までの環境だったら、

「金森君、よく頑張ったね」って感じの評価になったんだったんだろうけど、

でも、上司からは

「もっと、ああいう事も、こういう事も、できたよね」と言われた。

自分の目指してた目標よりも、はるか上の世界があって、

そのレベルまで求められてたんだな、って後から気づく。


最低限のところではちゃんと"Meet expectation"はしてた。

だから、これは失敗なんかではない。もっと上手くやる方法を発見しただけ。

自分より凄い人に、自分の事を見てもらっていて、

しかも、Fairに厳しく評価してもらえた事がとても嬉しかった。。。


先日の牧野さん&冨山さんは講演会で

「入社2-3年面で成果を出そうとする事自体が間違っている」

と言っていた。

若いウチは色々経験して、色々失敗をして、たくさん学ぶに限るらしい。

今日のfeedbackでは、

「入社してすぐの早い時期から成果を出そうとし過ぎていて、全体像が見えないまま作業をしてしまい、二度手間になってしまったケースがあった」

と言われた。

成果は出さないといけないけれど、成果を求めるのは良くないのかもしれない、

と振り返ってみて思う。

若いウチは色々学べ、なのかな。

2011年7月25日月曜日

週末に得た刺激

日曜日の午後は、

Works applicationsのパスホルダーサミットに参加した。

この会社は、内定を「インターンから合格後○年間有効」という形で出しているので、

新卒1-2年目くらいでも、Retention目当てで声がかかる。

今のところGEを辞めて移る気は全く無いが、

冨山和彦氏のお話を聞く事ができる、という事で参加した。


多くは書けないけど、

「世界へ挑戦していく気持ち」とか

「どんな会社・環境でも通用する社会人になりたい」とか

色んな事が思い出せて良かった。

やっぱり初心に帰るのって大事。

同年代の社会人1-2年目の人たちにも多く会う事ができて、

とても刺激的だった。

と同時に、今の自分がいる環境がいかに恵まれてるかを再認識できた。


Executiveへのexposureがこれだけあって、

色んな人の話を聞けて、

自分の成長に投資してくれる環境ってなかなか無いんだな、って思った。

改めて、いい会社に入ったな、と思う。


さて、自分の成長に投資といえば、

一人暮らしを始めた時は、本棚の本が20-30冊くらいだったのですが、

気づけば、倍以上に増えてます。

しかも、全部ちゃんと読んでます。

毎月10冊くらい=15-20K JPYくらい

こういうところの自己投資、学習意欲ってのも大事かなと最近は思う。


主な本は、

などなど、理系から文系まで、古典から新作まで、色々な系統を攻めてみる。

おかげで、少しお金が厳しいのですが…

でも、大学時代からこれくらいの読書量はあったかなーと振り返ってみる。

この蓄積が、自分の力になってる気がする。

自分の一つの財産だし、

日本にいる間は、続けようと思う。


若いうちは、どれくらいInputできるか、経験できるかが勝負なので!

さて、そろそろ家出なきゃ!

2011年7月17日日曜日

Exposure

GEでは、Exposureを増やす、という事がよく話題に出る。

CFOの話を直接聞く機会を通じて、LeaderへのExposureを増やそうとか。

なんか、「Exposure=良いこと」みたいな感じになってるけど、

そもそもExposureというGE用語はどういう意味ですか?

というのを真剣に考えてる人は少ない気がする。


英語の普通のexposureの単語は、「露出」とか「さらす」とかいったところだろうか?

でも、Leaderの前にさらされるのがいい事か、と言われたら微妙。

ただCxOの前に出ていくだけだと、無意味に終わってしまうケースだってある。

じゃあ、どうすればいいのだろうか?


Leaderの話を聞くのは、

どういう人間がLeaderで、どういう事を考えていて、

といった事を学ぶため。

色んな事を感じとって、

それを自分の身にするためにleaderへの"exposure"をされる。

それができていると、とても良い事、

というのがよく聞く「模範解答」。


でも、僕が思うに、もっと感性的なところが大事。

モネの絵を子供が見る時に受ける好影響に似てる気がする。

だから、電話で声を聞くのではなく、直接会う事が何より大事という気がする。

それこそが、"exposure"なのかな、という気がする。

空気感を感じる事が何より大事、という気がするのです。


同時に、GEでLeaderへexposedされるだけでなく、

仕事の中でも外でも、自分が色んな物にexposedされなければいけないと思う。

一流のホテルに泊まったっていいし、美術館を見に行ってもいい。

変な話、一流の高級クラブに入って、接客を体験してみるのもいい。

そういう、色んな事の積み重ねが、自分の感性に響いていって、

10年後、20年後に大きな力になってる気がする。


というか、なってるといいな~。

だから、"Exposure"を日本語にするなら、「体験する」なのかなと今の僕は思うし、考える。(笑)

まだ、入社したてだから、色々経験していくうちに解釈は変わっていくんだろうけど。


結局、僕の感性に響いてきてるのは、

小学校の時、アメリカに住んでた事、

カーネギーホールによく連れて行ってもらってた事、

色んな国に旅行に連れて行ってもらった事、

中学高校の修学旅行で、色んな文化に触れられた事、

高校でリーダー塾に参加した事、

大学で合唱団でトップの音楽家のこだわりを経験した事。

異国へ留学を経験した事・・・

色んな事へのexposureがあった事のような気がする。


この3連休。色んな事をしよう。

いや、この3連休に限らずだが。笑笑

考える

最近、あまり更新してなかったブログを更新してみる。

そのきっかけは、GEのCASの人たちと直接会った事。

CASとは、Corporate Audit Staffの事で、GEの内部監査をするエリート集団。

実は、木曜・金曜とCASの関連の人からFMP向けのセッションがあったので、

上司に頼んで、配属先の日野ではなく赤坂本社で出勤し、CASの生の声を聞いてきた。

実際にはCAS現役の人たちとは一言二言交わしただけだったんだけど、

その時に受けた感触から、

直感的に「人に物を伝える力」「思った事を表現する力」を上げておかないと厳しそうだな、と感じた。

ストレートに話題を持ち出し、全く引く事のない姿勢には驚いた。


確か、高校2年生の時にブログを始めたのも、

「考える⇒表現する」というプロセスの練習をするためだったな、と思い出し、

久しぶりに新しいエントリーをしよう、と思うようになりました。

なので、再び少し書きこんでみようと思う。

読者の皆様(いるのかな?)、長い間放置していてすみませんでした。


さて、最近、どうも冴えないな、と感じる事が多い。

「なんでだろう?」と考えると、どうやら「じっくり考える事」をしていないというのが一つの答えになりそうだ。

時間にゆとりがある学生時代は、

「人生どう歩むべきだろう」とか「幸せってなんだろう」とか、

自分の周りに色んな疑問がたくさんあって、

生活の中で代わる代わる登場してた。

そして、暇ができると、ベッドの上でごろーんとしたり、カフェでまったりしながら、

それらの疑問について思いを巡らせ、

友達にその疑問をぶつけて、議論し、考えた。


ただ、大学3年くらいかな?

だんだん慶應の金時計が見えてきた頃から、なのか

「金森ってすげー」みたいな感じの外からの印象に応えようとしてなのか、

その優等生のポジションにいる自分が快適だったのか、

だんだんと考えるのを止めて、

「周りから『こっちがいいよ』と言われる方」に進んでた気がする。


PCPに入った理由も、帰国生で英語がしゃべれて経済やるなら…って感じだった。

よく考えれば延世の勉強会も、Executionは超本気だったけど、なぜやるのかは「流れ」に近かったし、

留学は「優秀な学生のやる事」だし、もしかしたら今の就職先もそうなのかも、と思った。

「人脈を広げるには」という本に、「著者の生の声を聞く」とあったからその本の著者にコンタクトして、

そこから色んな人に会う経験もした。

どれも、後悔してる訳じゃないんだけど、つきつめて考えた答えではない。

「こうするといいよ」というのに従ってたら、気付いたらこうなった。

普通の学生生活の何倍も充実した時間が送れたのは、

大学の仲間、親、先生、サポートしてくれた人たちのおかげ。

そこは、本当にどこまでも感謝している。

今の僕の、「グローバル志向」「変化を求める性格」とかはそこで培った物。


でも、ケルンで一人暮らしを始めたころからかな、

なんか毎日がせわしなくて、もっと大きな人生の問題について考える余裕がなくなってた。

家事やって、会社行って、テレビ見て、風呂入って、飲みに行こうと言われたら飲みに行って、寝て。

最近、とても馬鹿になった気分。

楽しいけど、とても浅い人生な気がする。


さて、じゃあどういう状態がShould beなのか、と言われると難しい。

「考える」という行動がkeyにはなるんだろうけど。

「『考える』とはなんだろうか」というのも、また難しい。

「色んな情報をもとに、自分の頭で『考えて』、自分なりの結論を出す」なんて言う。

でも、テストじゃないんだから、答えなんかない。


そういえば、経済学ってなかなか適当な学問で、

「不況の時、政府はどのような対応を取ればよいでしょう?」という問いに対しても、

「政府支出を増やす方と良い(ケインズ派)」という答えと、

「政府は何もできない(新古典派)」の両方が存在し、

どちらの学派もノーベル賞を取っている「主流」の考え方。

大学で経済学をやってると、

「ああいう考え方もあり、一方でこういう考え方もあります。どちらも筋が通っていて、どちらも一定の現実を説明します」

みたいなケースが多い。

すると、テストで答える時も、

「ああいう考え方もあり、一方でこういう考え方もあります。どちらも筋が通っていて、どちらも一定の現実を説明します」

みたいな説明をすると、「コイツは理解できてるな」という事で、いい点がもらえる。


そうやって生きてきたから、なかなか「コレが自分の答えだ!」という風にならない。

どんな問いに対しても、「Aという考え方もあれば、Bという考え方もあります。」

みたいな、他人事な「答え」で思考停止してしまう。


~~~~~

さっき、テレビで「100分で名著」を見てたら、

堀尾キャスターが、今の若い人を

「外からの情報を、そのまま自分の意見としてアウトプットして出してしまっている」

と批判していた。

ゲストの斎藤孝氏も、Copy&Pasteを取り上げて、同調してた。

でも、じゃあ彼らが、「全く新しい考えを思いつくことができるのか」というと難しいと思う。

昔、どこかの本で「アイデアとは既存の物の組み合わせである」というような事を読んだ。

経済学の称賛されるべきレベルの論文だって、ほとんどは多くの参考文献の内容のコピーと、

数学者がはるか昔に考え出した数学のルールでできている。

「考える」って何だろう。

意外と難しい。


もしかしたら、「難しい」って気づくことが「考える」という事の本質なのかもしれない。

または、堀尾キャスターが批判してたのは、一つの情報源をそのまま自分の意見として出す事で、

多くのソースを適度に組み合わせながら、一つの「論」にまとめていくのが「考える」なのかもしれない。


~~~~~

だとすると、「考える」と「思う」の内容はだいぶ変わってくる。

「考える」のアウトプットというのは、客観性を持ち、論理的に正しい内容の物を出す事。

だから、「殺人罪はあるべきだ」と考える人も、「殺人罪は良くない」と考える人もいていい。

むしろ、どちらの論にも一定の論理的整合性・客観性があるのなら、

もう一歩進めて、「殺人罪は存在すべきだ」と「殺人罪を撤廃すべきだ」と両方考える人がいてもいい。

色々な事を学んだ、教養のある人なら、そうするべきなのかもしれない。


一方、「思う」という行為は、習慣的で、論理的に破綻していても良い。

僕が「殺人罪を撤廃するべきだ」と考える理由は、

「人類が平等だとすると、人は人を裁く権利が無いから」とか「更生の可能性があるから」とか、

たくさんの理由が出てきて、論が組み立てられる。

でも僕が「殺人罪を撤廃するべきだ」と思うとしたら、

「だって殺される人はかわいそうなんだもん」とかだし、

それに反対する人は、

「大勢に迷惑かける人は消えてしまえばいい」

とかなのかもしれない。

でも、「思う」ベースでは議論ができない。


だから、公使の「公」のサイドでは、

「考える」ベースの思考力を養うために、

ロジカルシンキングだ、数字に落とし込むだ、

というトレーニングをしているような気がする。


一方で、Should beの状態と離れてても人が動かないのは、

それは人を動かすのは「思う」ベースの意見であるにも関わらず、

「考える」ベースで事が進んでしまっているからなのかもしれない。


~~~~~

僕は将来、南仏のビーチ沿いに住みたいと思う。

時間に追われず、のんびりした生活で、毎日を楽しみたいと思う。

色んな人と一緒に、やりがいのある仕事をやりたいなと思う。

でも、そんな事は夢だなと考える。

今の仕事は楽しいけど、ずーっと週5、朝から晩まで拘束されるのは嫌だなと思う。

でも、世の中の相場はそんなもんだと考える。

もうちょっとお金があったらなと思うけど、でも世の中見渡したら、結構お金もらってる方だと考える。

CASに行けたら凄い世界が待ってるんだろうなと思うけど、

行くなら、世界中飛び回る前に結婚する相手を見つけたいなと考える。

~~~~~

今日の投稿は、「考える」と「思う」の違いについて考えた。

でも、こんな事考えても結局何も変わらないのかな、と思う。

それでも、パソコンに向かって、ちょっと考えをまとめる時間を取れて良かったなと思う。

たくさんインプットし、たくさんアウトプットすると、将来は大きな財産になるんだろうなと考える。

Stress test

ストレステストを行ったら、前とは打って変って、良くなってた。



今回の結果をみてみると、あなたがこの1ヶ月間に【職場や人間関係で抱えていたストレスの原因】は少ないようです。

それに伴い、【心身の問題】もあまり認められませんでした。しかし、ストレスの原因というのは、いつ生じてもおかしくありません。ストレスの原因を作らないよう、気をつけるようにしましょう。

また、あなたは他の人に比べ、【ストレスに対する潜在的な耐性】が高い傾向にあるようです。ストレス耐性が高いと、ストレスの原因が増えても、心身の問題が現れにくくなりますので、今後も柔軟な考え方をするようにしてください。ただし、今回チェックした部分以外で、ストレス耐性が弱い部分がないとは限りません


高いところでも、「仕事での失敗」系が67/100点。

そして、一か月でストレス耐性が99→38点に。

これって、性格的なところなはずだけど、そんなに大きく変わるものなの?笑


とりあえず、一波去りましたー、というご報告。

2011年6月26日日曜日

Mentalなところ

昨日から今日にかけて、自分の精神面が少し問題あるのでは?と思って、

会社からもらったストレスチェッカーみたいなのを受けてみた。

その結果が、かなり極端に出てて、自分でも困惑気味。

<Summary>
  1. 職場からのストレスは通常程度。特に問題は無い。一方、家庭からのストレスが99/100点。
  2. その結果が精神面では落ち込みや不安(97/100点)と怒り(88/100点)として、カラダへは循環器系へやや表れている。
  3. 神経質で自分の悪い面についてどっぷり考えてしまう性格が影響し、ストレスの耐性が弱い(99/100点)。上司(90/100点)や同僚(100/100点)そして友人・家庭(99/100点)に、困った時に相談できる人がいない。
50点が「普通」という中、極かなり極端な数字が出てきました。

やっぱり、色々なストレスがあるんだね。

運動とか、色々を通じて発散しようとしてきたけど、

必要となる運動量がどんどん増えてきて、カラダがついてこないほどに運動はできないし、

ちょっと、色々対策を打っていこうかなと思う。


社会人になってすぐだし、色々不安定なのはしょうがないけどね。

2011年5月30日月曜日

螺旋状

僕は、性格的にダメ出し屋な人だ。

何かにつけて、物事の欠点がまず頭に浮かんできて、

新しい事をするにも、とても保守的に挑戦をする。

もちろん、自分を見る時も同じで、

自分には自分の欠点が沢山見えてくる。

Major Self Confidence Issuesみたいな事はしょっちゅう。


そんな中で、自分って凄いなって思う事が一個だけあるとしたら、

現状の不満点をなんとかして改善していこうとする力。

不満がたくさんあるだけに、全部に手が回らない事はしょっちゅうだけど、

自分にとって一番重要な問題は何かを考え、

多くの可能性の中からその解決策を探り、

そこに向けて努力していく力。

これが自分にはあると思う。


金森君ってストイックだよね、とかはよく言われる。

一方で、仕事は定時間近で切り上げちゃうし、

気が乗らないと、筋トレや勉強もサボる。

(最近風邪引いてたとはいえ、そろそろ運動しないとカラダが…笑)

自分では、全くストイックではないと思う。

もうちょっと自分に厳しくなってもいいかな、

と思って無理すると、すぐカラダを壊す。

やっぱり、僕にはそういうのは合わないんだと思う。


個人的には、自分は前に進む欲が強いんだと思う。

何かを変えたい、どうにかして前進してみたい、

もっと違う世界に住んでみたい、

とそういう欲が強いんだと思う。


今、僕は、現状の僕に満足していない点はたくさんある。

もっと先を見たい。

だから、毎日を頑張ってるのかもしれないな、と感じました。



2011年5月29日日曜日

楽しかった時

先週から風邪を引いてしまい、

この週末は家でゆっくり療養してます。

何も予定を入れずにボーッと過ごすにしては、

週末2日ってかなり長い。

といっても、天気は雨だし、運動はできないので、

本を読んだり、映画を見たりして過ごしました。


今日見た映画この2本。



人生に必要な物は、Confidence + Relationshipsという事を再認識しました。

特に考えさせられたのは、

"Remember the best times of your life. Were you alone? No. You need company with you"

みたいな会話が出てきた瞬間。

"What was the best time in my life?"

と、ちょっと考えてしまいました。


Excitingだったら、PCPの最初。

韓国行きの勉強会の企画~実現までの一連の流れなのは、間違いない。

代表になって、かなり肩書きに気負いすぎてたけど、

何か成果を出さなきゃというプレッシャーの中で、

一生忘れない挑戦だった。

(ブログの投稿で言うと、この辺りです)


Bestで言うと、初カノができた時かな~と思いをめぐらす。

今考えると大げさだけど、その一瞬だけ、

「この瞬間に死んだとしても、それなりに幸せなんだろうなー」

って思えた事がある。

これは、人生でこの時だけかなー。


あとは、大学の学部が決まった時。

SFCからの進学だと、学部はほぼ希望通りに決まるんだけど、

それでも、ちゃんと希望通り経済学部に決まった時は泣いたな~。


「成果」が出せた事もたくさんある。

例えば、留学が決まった時とか、就職が決まった時とか、奨学金もらった時とか。

でも、そんなに喜ばなかったかもしれない。

「決まったよー」みたいな感じ。

とてもPassiveだったのかもしれない。


そこで、ふと頭に飛び込んできたのは、

「一番楽しかったのは何か?」という問。

僕はEmotionalになる事が少なくて、

何となく、世間的に見て凄い事を実現しようとする習性があるのかも。


大学に入ってから、

「好き」か「嫌い」か、という軸よりも、

「凄い」か「凄くない」か、

「正しい」か「正しくない」か、

という軸で物事を見てきたような気がする。

だから、楽しかった事、というとあまり思い浮かばない。


もちろん、ここ最近だけでも、

同期とオーストラリアに卒業旅行に行ったのも、

元カノと南仏に行ったのも楽しかった。

友達とご飯食べに行くのだって楽しい。

でも、その「楽しい」という価値観はあまり今の僕に重視されていないのかな、とも思う。


これからの長い人生を考えると、

「良い」「悪い」といった縛られ方はあまり無い。

どっちの方が良さそう、とかはロジカルシンキングでは絞りきれないし、

会社みたいに「利益を出した方が良い」というような判断軸すら曖昧。

だから、「好き」「嫌い」をより強く出していって、

生活をすべきなのかなーって感じた。


身の回りの束縛をなるべく減らして、

一番「好き」な事に投資をしていく、

というのも大事な能力だな、と感じました。

2011年5月22日日曜日

まとまる

就職して1ヶ月半が過ぎる最近、

僕は職場の外で何をしてるかというと、

実は勉強をしてるのです…簿記の。


でも、大学時代みたいに

「興味ある物はやるけど、興味なかったらいいや~」

みたいな軽いノリじゃなくて、

「これが仕事の為であり、自分のためである」

という感じで勉強してる。

その代わり、今まで沢山やってきた勉強のどれと比べても、

ケタ違いに能率が高いし、集中してるかも。


社会人になってからこそ、

本当の意味での「実学」が身につけられるのかなー

と感じてます。


でも、社会人の問題点は、なんといっても時間が無い事。

平日の夜に2時間くらいと、土日しかありません。

職場の外の友達と会いたいし、

体のコンディションだってある程度は整えておきたい。

一人暮らしだと家事だってあるし…

って思うと、結構時間を取るのが厳しい。

先週は、平日でも1時間くらいは時間を取って勉強するようにしてます。


一方で、(ある意味)深刻なのは彼女が出来ないこと。

人間関係は広がらない、新しい人と出会う事は少ない。

そんな事を友達と話してたら、

「実は言ってるほど彼女欲しくないでしょ?」

って言われました。

つまり、本当にそれをやりたいなら、時間を取ってActionを起こしてるはずだ、と。

それも確かにあるんだよなぁー。


彼女欲しい。

でも、彼女探すためにあんまり時間取るくらいだったら、勉強に時間を充てたい。

というのが本音。

なんせ、どんな人に会えるのか分からない不確実な物に時間を投資するのが怖いし。

それなら、時間を勉強に投資して、自分の将来の可能性に役立てたい、と考える。

でも、彼女がいたならば、「彼女と過ごす時間」の喜びは確実に手に入るから、

その分、勉強とバランスを取れるように頑張ろうとするんだろうなー。


大学時代から、なんだかんだそんな感じで、

「人生で一番稀少な資源である時間は、知識・経験など、将来の自分への投資に使う。」

ってな感じでやってきたからこそ今の自分があるし、

それを更に推し進める事で、次の可能性が開けてくると思える一方で、

このままだとずーっと一人だけどいいの?って問もある。


難しいところだ。

こんな事を相談した別の友達には、

「女の子は最初は理想高いけど、年齢と共に現実的になってくるから、金森はそこが狙い目だよ」

って言われたっけ。苦笑

さて、どうするのがいいのだか、僕には分からない。


とは言っても、勉強するんだろうな、自分。

めっちゃ勉強して、色々な知識を手に入れて、

人生の次のステップを切り開いていく。

そんな中で、誰かと出会い、結婚まで行ければいい。

そんなスタイルなのかも。

そういえば、「セックスで得られる快感は一瞬だけど、知的好奇心を満たす時に得られる快感はずーっと続く」って聞いた事があるなー。笑笑

2011年5月11日水曜日

from Cologne

ケルンの大学の教授から封筒が届いた。

開けてみたら、

"Dear Toshiki, All my best wishes from Cologne"

とかかれた紙と、

ケルンで履修した授業で書いたレポートがコメント付きで返って来た。

授業名:Hauptseminar: The political system of the EU: Governance and Institutions- "Europe at work: Berlin and Brussels"


この授業、EUの政治に関して好きなテーマを選んで、

そこから自由にレポートを書くという物。

6,000 Word以上書いた、自分にしては大作だった。

成績が出るのが4月頃で、慶應の成績には組み入れられなかったんだけど、

でも、一番頑張った授業だったから、成績が気になってた。


そしたら、なんと、1,0(A+)がついて返ってきた。

ドイツでも、自分の頑張りが認められて結果が出せた、という事が嬉しい。

ドイツ語の授業で82% (C)ってなった時はどうしようかと思ったけど、

頑張って取り組んだら、きっちりAを取れた。

もう一つ、本気で取り組んだ授業(Financial Statement Analysis & Security Valuation)は、

ケルンで一番エグイという噂で、

結果は、Aは該当者無しで、Aに限りなく近いB+だった。

だから、とにかく良かった。


ちなみに、教授のコメントは、
"You did excellent research- very comprehensive and relevant sources! Very well written; clear structured, thoughtful! A pleasure to read!"
と。最高の褒め言葉だな。


大学時代の勉強を振り返ってみると、
  • 慶應:金時計
  • Sciences-Po: A+
  • Cologne: 最初は苦戦するも、徐々に適応し、結果的にはA+を取る。
と、これ以上にない出来。


さて、就職後もこれに負けないくらい頑張るぞー!

2011年5月10日火曜日

ミスを恐れない

仕事で、ミスをする事はある。新人だもの。

今日出社したら、

昨日提出した2つの物にミスが入ってる事が発覚して、

片方(Aとしましょう)は今朝修正を加えた。

もう片方(B)は、もっと緊急の間違いで昨晩遅くに上司が直してくれたらしい。


Aの方は明らかに僕のミス。

それをチェックしてもらう人は、二回チェックしなきゃいけないし、申し訳ない。

Bは、狭い意味での僕のミスではない。

もともとの僕の知識量では知りえない領域。

でも、先月いっぱいをもっと好奇心を持って質問して理解度を上げてれば、

もしかしたら防げたかもしれない、という感じ。

でも、そのミスが入った物を元にどんどん色んな話が進んでて、

夜中に修正してくださった上司をはじめ、多くの人に迷惑をかけた。


そして、今日は今日でやらかした。

忙しい上司を質問攻めにしてしまって、一瞬ヤバかった。

まだまだだな~と思う瞬間。


でも、一つ一つのミスから何かを得ていればいいのかな、とも思う。

変に消極的にはなったら、それこそ僕の強みが消えてしまう。

上司には相当程度我慢していただいて、(すみません)

どんどん動いてみて、どんどん失敗して、どんんどん学んでいくのが良いのかな、と思う。


という訳で、明日も積極的に頑張ろう!

消極的になりそうな自分に対するエールの日記でした。笑

2011年5月4日水曜日

停滞してる時

思う⇒実行のスピードは早ければ早いほどいいのですが、

時と場合によって、そのスピードが変化します。

単なる面倒臭がりなのはよくないけれど、

よく考えてみると、そこに何らかの理由がある事もしばしば。

僕が考えるのは、

  • 体が疲れていないか?または、逆に運動不足ではないか?
  • メンタルが疲れていないか?最近、十分に休養を取ったか?
  • 栄養不足ではないか?特定の栄養が不足していると、頭がぼーっとする。
  • 睡眠不足ではないか?睡眠が不足していると、思考のスピード/鋭さが鈍る。
  • それを実行したいと本当に思っているか?Cost/Benefitが見合うと思えるか?
  • 怖いと思ってるRiskがあるか?それが怖くて実行できていない可能性はないか?
  • 実行は将来でも良いと考えていないか?その根拠は何か?本当に将来の方が良いのか?
  • 本業以外の「一流」と触れ合う時間を取っているか?気が一点集中し過ぎてないか?

くらいかな、とりあえず。

こういう可能性を考えないと、停滞してるだけで自己嫌悪に陥る。

たまになるんだけど、それは最悪。


しっかり栄養とって、体を休ませて、睡眠を取って、文化的な生活をする。

その上で、再度考えて、良しと思うなら、怖がらずに実行する。

それが正しいやり方だと思う。

自分の体が最大の資本!

初任給

そういえば、4月25 日に初任給をいただきました。

交通費とかも入ってたから、全部入れると40万円以上振り込まれててビックリ!

もちろん、そこから家賃とか定期代とかを支払うと、

以前の書き込みの通りです。笑


さてさて、仕事が始まって一ヶ月が経ち、GWの大型連休ですね!

僕のブログの読者の方は、世界中にいらっしゃるようですが、いかがお過ごしでしょうか?

(Trackingすると楽しいです!メキシコやマレーシアからもアクセスがあります!)

ちなみに、僕の配属先の会社は2日と6日は有給取得推進日になって、

多くの人は名実ともに大型連休です。

同じチームの人も、色んなところへ長期で旅行に行くらしい~。


そんな中、僕は、たまたま仕事が一部終わらなくて、

5月2日は約半日ほど出勤してましたが…。

でも、6日は休みなので、大型連休である事は間違いないです!


という訳で、家を出て一ヶ月が経ったところで、

両親の元へ戻り、一泊二日で箱根へ行ってきました!

御殿場のモールと、箱根の温泉に行ってきました!

とはいえ、初任給で何かしたわけではないのですが…。

ご飯も宿泊も車も、ぜーんぶ奢ってらいました。

親不孝~!!笑

でも、親と一緒に過ごしただけ良し、という事で。笑


温泉に入って、美味しいすき焼きを食べ、楽しく休日を過ごしました!

仕事で慣れないことだらけだったので、

一ヶ月でも案外疲れてたんだな、ってのに気付かされました。


そのほか、GW中は大学時代の友達にたくさん会って、

仕事の話も含めて、近況報告したりしてます。

結構出費~!!笑

でも、ほぼほぼ毎日予定が埋まってて幸せです!

それだけ色んな人が気にかけてくれてる、っていう状態が幸せだなって思います。

毎日女の子と会う予定だったらいいのに、とか思う事もあるけど(笑)

文句言ってずに、毎日を楽しもうと思います。


だいぶ、仕事への英気も養われてきて、

早く、職場に戻りたい!って思うようになってきました!

会社でやりたい事がたくさんある!

これもまた幸せだな~って思います。


現状に感謝する力、「幸せ」って思える力って大事だな~って思います。

2011年4月29日金曜日

どこへ向かって進むか

就職して、ようやく一ヶ月が経とうとしている。

毎朝、9時~18時くらいまで仕事をする生活にもだいぶ慣れ、

一人暮らしでも自炊したりして、楽しんでる。

でも、仕事に気を取られてて、その外の事を忘れてた気がする。


休日になった時に「オフになる」という言い方をする。

でも頭のスイッチをOn/Offと切り替えるためには、

Onと同じくらいだけOffが充実してないと切り替えられない。

Offでやる事がたくさんあるとそっちに没頭できるけど、

Offがヒマだと、「あのExcelファイルを…」とか「あのメールが…」という事を考えてしまう。


今回のGW、僕はやる事があまりない。

大学時代からずっと彼女がいる同期は、

そのパートナーでどっか旅行したりしてるらしいけど、

僕にはそういう関係の人はいない。

休日のスケジュールはいつも直前に組んじゃうくらいのテキトーさなので、

あんまりGW中の予定は無い。

家族が箱根に行くのについて行くくらいかな。


ついこの間まで、「出会いが無い」のが問題だと思って、

「社会人になっても、社外の人と会い続けるためにはどうすればよいか」

を考えてたけど、最近はもっと広く考えるようになって、

「自分の進みたい方向性が見えない」⇒「ヒマな時間に何をしていいのか分からない」

と捉えるようになった。

そう、僕はどこへ向かっていきたいのか、自分でもよく分からないのだ。


将来の目指すビジョンはあんまり無い。

「GEでFMPやってるんだから、CASからどんどん仕事頑張るってのがいいらしいぜ」

とか

「いろんな国の文化を体験したいみたいから、海外で働きたいな」

とか、凄く漠然としてる。

10年後、20年後、自分がどうしたいのかが分かれば、

「よし、ヒンドゥー語を勉強しよう。」

とか、

「料理居室に通おう」

とか出てくるんだろうけどな。

GW中に少し考えて、自分がどういう方向性に進みたいのか、

なんとなく答えを出せればと思う。

そのための連休、と思えば悪くなさそうー。



2011年4月24日日曜日

恋愛

今日は、友達の女の子と夕飯。

つな八で天麩羅を食べて、とても楽しい時間を過ごせた。

色んなアドバイスをもらえて、明日から頑張る元気をもらいました。


さてさて、Blogの読者の皆さんには、

今日出てきたフェルミ推定を紹介したいと思います。

三鷹に住む僕からApprochableな、魅力的な女性はどれくらいいるのか?

という問に対する考察。


日本の人口は12,000万人。

半数が女性とすると、6,000万人。

東京の人口はその1割くらいだから、600万人。

かつ、東京の中心に住んでる人は半分と仮定して、300万人。

年齢的に±5才以内なのは、高齢化があるから10%くらいかな?30万人。

そのうち、交際中なのが6割かな。残ってるのは12万人。


120K人のうち、話が合ったり、趣味が合うのはどれくらいだろう?

求める水準によるだろうけどね、ここまでは都内のブログ読者さんと立場は一緒でしょう。


例えば、
  • プロセスだけでなく、ある程度結果主義的考え方を持ってる人(50%と仮定)
  • 上位10%に入るくらいの教養を持つ
  • 世界に出ていって生活する事に抵抗が無く、ある程度英語が話せる人(10%くらいかな?)
  • ある程度エネルギッシュな人(50%)
とかにすると、それだけで300人。笑

この広い東京の中で、その300人に出会える可能性は少なそうだ。笑


あんまり条件付けると難しいっすかね?

ちょっと、考え直す必要がありそうです。笑

2011年4月21日木曜日

exposure

就職してからそろそろ3週間が経つ頃。

最近考える事の一つは、exposureについて。

FMPは色んな物に対するexposureが多くて、

例えば、CFOとランチして話を聞いて学んだり、という事がある。

その時に、人事の方から、

「こういう機会は貴重なので、是非有意義に…」

というお話をいただく。

ここで、僕はいつも「?」となってしまう。

そりゃ、「有意義に」なのは分かるけど、本当に「貴重」なのかな?と。


この感覚は、僕の育ち方が原因なんだと思う。

もともと小さいころから「本物」に触れる機会が多くて、

パリのルーブルとか、モーツァルトの生家なんかは小学校低学年で行った。

たまにカーネギーホールでのピアノ演奏を聞いたりしてて、

小学校4年の時は自分でも演奏した。


中学から野球をやりはじめた時も、

さほど強くはないチームの控え選手だったけど、

全国に行くようなチームの様子を見たり、対戦したりした。

中高と、学期末には落語や能を観に行ったり、

やっぱり本物に触れる機会が多かった。


高校では、「日本の次世代リーダー養成塾」に参加して、

マハティールとか、経団連の会長とか、人間国宝の柿右衛門とか、

凄い人の話を聞く機会があった。

中高で毎年あった修学旅行でも、

一流の物を体験する機会があったっけ。


大学に入ったら、ワグネルという合唱団に入り、

畑中先生という一流の指揮者の指揮で歌った。

大学の授業も、PCPではその道の第一線で活躍するような人の話が聞けた。

パリやドイツでも、その国の一流の教育を体験する事ができたんだと思う。

学生新聞の取材記者やってた時は、

たくさんの政治家と一対一でお話をさせてもらえたし、

マイケル・ムーアの取材なんかも経験できた。


自分の実力が伴ってるかは置いといて、

一流の物に振れて、近づこうとしていくという事に、

生活していくうちに慣れたんだな、と気付いた。

それが、僕のうけた教育の最大の価値なのかな、とも思う。


GEではFMPという立場で、

色々なExposureを受けて、一流を目指していく。

頑張ろう、と思う。

Studying abroad

今日は、仕事が終わった後、

今年度にケルン大学へ留学へ行く後輩と一緒に夕飯を食べた。

一年前に一緒にビジコンへ出た時より、格段に成長してる様子が見て取れて、

話してて楽しかった。

と同時に、自分の留学を振り返るいい機会になったな。


僕が留学から得た事と言えば、
  • 外国人も日本人も同じ人。アメリカ人だって傷つきやすくて繊細だし、ドイツ人だって怠ける。
  • 日本の優秀な学生は勉強ほどほどで課外活動。欧米の優秀な学生は勉強頑張り、遊び頑張る。
の二つかな。

そうだった、思い出した。

2011年4月6日水曜日

社会人

社会人になると、時間が不足してきて、

何が大事か、何が不要か、がハッキリする。

僕の平均的な一日は、大体こんな感じ:

  • 5時半に起床、朝食
  • 6時半からジョギング(5-6km)
  • シャワーを浴びて、7時半には家を出る
  • 9時~18時頃まで会社
  • 18時~20時まで同期とご飯、酒をのまず帰宅
  • 21時から22時まで何らかのインプット
  • 22時から22時半まで一日の振り返り
  • 風呂入って、23時半頃に就寝
どの時点においても、「この時間で何をするのか」がハッキリした気がする。

ブログ書く時間があまり無いのが難点だけど。


インプットを整理する時間も貴重になるから、

何かあったら、一冊のノートにScribbleしていき、

夜に別のノートにまとめる。

こうすれば、一日の間に復習ができて定着率が高まる。

問題は、受け取った多くの情報のうち、

どこを頭に定着させるか。


昨日はマナー研修だったけど、

僕は、「印象をマネージする」というところに着目しました。

服装・言葉遣いなど、「マナー」をたくさん習ったけど、

結局はそれは、自分の印象をマネージする手段であるというところが印象的。

という事は、

「そもそも自分がどんな印象を持たれたいか」

が大事だな、と感じたからです。


最初の配属も決まったけど、

僕はどんな社会人になりたいんだろう?

PDCAを回す前の、Goal設定。

目標が定まれば、進むスピードは結構早い自信はあるんで。笑


さて、久しぶりにブログも更新した事だし、

今日も元気にやりますかね!

2011年3月31日木曜日

OnとOff

昨日は外資系に内定をもらった人たちが集まるパーティーに参加しました。

参加者は、僕以外は外銀とコンサルで、アウェーだったような。。

でも、高校の同期何人かと再会する事ができました。

アメリカ時代のクラスメートもいたのですが、残念ながら思い出せず…。苦笑


さてさて、何人かと話して感じたのは、

特に外銀の人は、交流関係を「人脈」と捉えてる事。

「ビジネスの情報源として知り合いを増やしておいた方が良い」

って言う人が大半で、少しビックリでした。

間違いではないんだけどね。

同じ人と会ってても、仕事中はビジネスの相手として捉えるけれども、

オフの時間で飲む時まで「人脈」として捉えられると堅苦しい。

自分で立ち上げたベンチャーの社長さんとかにもその傾向があるよね。


あと、会社名で勝ち誇ってるヤツもいる。

超一流コンサルの人は、その他のコンサルの人に対して優越感があるのが、

会話の中から感じられる事もある。

超一流のコンサルに入って、高額なオファーをもらったとしても、

就職する前の段階では、まだ能力差があるわけじゃないのに。


僕は、仲間とは完全Offで、なるべくフラットに話したいな。

年収の話とか、仕事の話とかする時も、

相手の懐具合を探るんじゃなくて、ただ純粋に相手の事を知りたいだけ。

生活スタイルの一環だもん。

でも、何年か経ったら、同じ同期の間でも年収に差がついてくるんだろうな。

300万、700万、2000万の人といると思うけど、

僕はこの3人と対等に接する事ができるだろうか?


自分が仮に300万だったとしても、2000万の人には劣等感を感じず、

自分の仕事や生活に誇りをもってやっていたい。

逆に、自分が2000万になれたとしても、

300万の友達と一緒に、普通のランチをして、他愛もない話をしていたいな。


いずれにせよ、明日から就職。

最初一週間くらいは研修が続くけれども、

早く社会にバリューを出せるようになって、

誇りを持って仕事ができるようになりたい。

会社名で自分を誇るんじゃなくて、

自分のやってる仕事を誇れるようになりたい。

ちょっと怖いけど、ちょっと楽しみ。


とりあえず、OnもOffも頑張ろうと思う。

2011年3月27日日曜日

エーシー

このCMが耳につく。

皆、きっと同じだよね?

でも、完全版を見た事はありますか?

完全版はこちらです:



花粉症で耳鼻科に行った時に、

小さい子が本を落としたのを拾ってあげた時とか、

計画停電でエスカレーターが動かずに困ってたおばあちゃんの荷物を持ってあげた時とか、

ちゃんと「ありがとう」って言ってくれるのね。

日本の都会って無関心社会だと思ってたけど、

捨てたもんじゃないかも、と思いました。


さてさて、ネットサーフィンしてたら、

こんな物を発見してしまいました。


画面右下のマークをクリックすると「え~し~」と鳴ります。

僕と同じく、このCMが耳について離れない方は是非。笑


ちなみに、僕のお気に入りは、「さよなライオン~」です。

可愛くて、素朴な感じが好き。

登場時間は短いけどね。


それでは次の投稿まで、

さよなライオン~!





2011年3月25日金曜日

卒業式

3月24日は卒業式だった。

地震の影響で中止になって、ウェブ配信となり、

逆に忘れられない思い出になった。


前日の午後から、PCPの仲間と集まり、

皆で卒業を祝って夜を明かす。

飲んで、どーでもいいような事でワイワイでき、

でも、将来のキャリアとか、世界の経済とか、

急にそういう話題が出てくる。

こういう仲間がいるのが、PCPの凄いところだと思う。

めいいっぱい楽しみ、そのまま皆で築地へ。


ブランチ的な感じで、上ウニ丼を食べる。

地震の影響で、築地には高級食材が売れ残ってるらしく、

極上のウニを食べる。

口の中でトロトロに溶けるウニが、僕らの卒業を祝ってくれる。


一方、facebookやらメールやらで、

卒業式で表彰者として名前が呼ばれた事に対してお祝いメールが届く。

友達が気にかけてくれてて、とても嬉しい。

俗にいう金時計、つまり主席。

経済学部は3名だったらしい。

僕は生放送では見れなかったんだけど、

後でゆっくり見ました:





午後からは三田へ行き、色んな友達と記念撮影。

夜はSFC中高の会に呼ばれる。

100人くらい集まってて、相当久しぶりに会う仲間とも再会。


高校以来会ってない友達が、

このブログを見ててくれてる事も聞いて、

最近更新してなくて、申し訳なくなりました。

きっと、同じような読者の方も、何人かいらっしゃるんですよね。

ごめんなさい。


前日から約一日半、

基本的に酒を飲み、

「卒業」という結果についてお祝いをしていた結果感じたのは、

「勉強したい」という内から出る声。


「卒業おめでとう」「主席すげーじゃん!」なんて声をかけてもらうけど、

僕は、もっと全然先に進まなきゃいけなくて、

そこで喜んでるヒマは無いという事。

もちろん、4年間頑張ってきた結果だから、

それなりに嬉しいけどね。


引越しの準備があって、思うように時間が取れない。

就職したら関西に行く仲間もいて、最後に彼らとも会っておきたい。

でも、何よりも今、もっと先に進むために勉強をしたい。

そう思った卒業式だった。


毎日ちょっとずつ勉強をすれば、

5年後、10年後には凄い積み重ねになる。

1日30分やれば、1年では180時間。

3年続ければ気象予報士の資格が取れるくらい、

7-8年やれば中小企業診断士が取れるくらい。

これって、実は凄い事。

この積み重ねをどこまでできるか。


まだ、人生も22年しか生きてない訳だし、

ここからが勝負だな、と感じる。


就職先には、きっと凄い人がたくさんいて、

その中で自分が何物かにならなきゃいけない。

留学に2回行ったり、親から人一倍の教育投資を受けただけに、

社会に対するアウトプットも人一倍にやらなきゃ、というプレッシャーも感じる。

社会に出るのが怖いけど、楽しみ。


この感触、大学に入る時、PCPを受けた時の気持ちに似てる。

進むのは怖いけど、でもやってやるぜ!って自信もある。

あと、就職まで一週間。

この時間を、とても大事にしたいと思う。

2011年3月18日金曜日

中身のない人間

ドイツ留学後、頭がなんとなく動かない時期が続いてた気がする。

目の前で起こる事をただただ処理するに終始してて、

特に自分で何か意識を込めてやる事はしなかったかも。

今、なんとなくピアノを弾いていて、

音楽の内容があまりにも薄っぺら過ぎて気付いた。


そろそろ始動しなきゃ。

一人暮らしに向けて引っ越しとかあるけど、いい加減動かなきゃ。

経済学部に入る2-3月で経済学を一通り把握したように、

FMPになる前に財務を一通りGraspしたい。

ヨーロッパにいたら、

「友達と遊んでたい」「彼女欲しい」といった弱い自分だったけど、

もう数年はガッツリ仕事しても良いんだと思う。

もちろん、彼女は募集中だし、友達とは会いたいのですが。

Inputの時間を増やさなきゃ。


2011年3月17日木曜日

地震後の対応

さて、地震から数日が経ち、徐々に僕へのリアルな影響も分かってきた。


ガソリンが無い、という事は駅まではバスで行かざるを得ない。

これだけで、どこかへ出て行く意欲が落ちる。

大学の図書館は閉まっているので勉強もできず、

カフェも電力を落としてるので、本を読んで勉強するには難しい。

計画停電中は全ての意欲が削がれてしまう。

もちろん計画停電を実施できる東京電力の技術はすごいと思うし、

被災地に比べれば状況は全然良いけど。


さすがに家にこもってぐーたらしてる生活をいつまでもしていられない。

あと2週間で三鷹に引っ越さなきゃだし、

それ以外にも色々な人に会って話したい。


計画停電の話から行くと、

地震で損害を受けた発電所がフル稼働できないために、

東電の供給量は3350万kwが限度になっているらしい。

ちなみに、問題の福島第一原発の供給量は469.6万kw、福島第二原発が440万kw。

こちらにあるように、運転休止中の火力発電所を使って頑張るみたいだけど、

電力は全然足らないらしい。やっぱ原発すげーんだな。

今後の見通しだが、4月末までは計画停電が続くとの事。

その後、冷房需要が増える夏には再度計画停電が実施される見通し。

って事は、計画停電の下で動いていく事に慣れなきゃいけないんだな、きっと。


ガソリンに関しても同様。

生産がストップしてるのは供給量にして2割、量にして90万バレル/日。

昨日から極東石油の千葉製油所(17.5万バレル/日)が再開し、

今日から東燃ゼネラルの川崎製油所(22万バレル/日)が再開。

段階的な操業らしいが、あと数日でフル稼働するらしい。

被災地の自家用車の需要が減るけど、

物資の輸送は普段以上は増えない(ぜいたく品は輸送されない)ので、

首都圏のガソリン供給量は数日内に普通に戻ると思う

もちろん、被災地への物資の輸送や救急車が優先だけど。


再開が早いのはありがたいけど、

今週いっぱいくらいは駅までの交通手段は徒歩&バス。

その中で、最大限、活動していくしかない。


2011年3月16日水曜日

物品不足

首都圏でも色々な物が品薄ですね。

でも、物流はそんなにストップしていないようです。

という事は需要サイドが大きく変わったんですかね。


食料品・水といった品物の生産~流通にはそこまで問題が無いんだとか。

ただ、いつも通りに仕入れてても、

いつもは2日分買う人が一週間分買っちゃってるから、品切れ状態なのだそう。

需給が釣り合ってるから、そのうち解消されますね。


トイレットペーパー・ティッシュペーパーの部類は、計画停電の影響で生産が追いついてないのだそう。

関西側の生産を増やして対応しているけれども、なかなか厳しいのだとか。

この辺りは節約する必要がありそうだし、多少の買いだめは正当化できそうですね…。


ガソリン・軽油に関しては、原料はあるのだが、精製するための工場の安全性の点検中なのだとか。

という事は、今、品薄なのは事実になる。

でも、満タンに入れなくても、一ヶ月もすればもとの供給ができるようになるのだとか。

どうせ、通勤とか通学で車は使わなくても大丈夫でしょ。

それまでの間、生活物資の運送トラックや救急車等、必要なところに回してあげてください。


日本は資本主義の原則が上手く当てはまらず、

品薄でも物価がなかなか高騰しないので、

我々の優しさで財の最適配分を考えなければなりません。

物価の高騰が「正義」かは分かりませんが(参照:マイケル・サンデル)、

でも、財の最適配分にはある程度有効だな、と考えてしまう。

卒業

ついさっき、慶應義塾大学の卒業式を中止する事が決定されました。

これに伴って、23日に予定していた
  • 日吉記念館前列の指定席で参加するはずだった卒業式
  • 学位記の授与
  • 慶應義塾大学表彰規程により表彰される、表彰状授与式
  • PCPを修了した証明である、PCP Graduation Ceremony
の4つの公式イベントが全て中止。

大学生活の4年間の最後のけじめをつける式に参加する事なく、

僕の学生生活は終わりを迎えるらしい。


まぁ、PCPの代表として立候補して色々経験をし、

まだ新しいPCPのプログラムを修了し、


課外活動も色々と経験し(合唱、釣り、政治家インタビュー、などなど)

大学の成績もそれなりに取ったし

それなりには満足。

悪くはないんだろうな、と思う。


でも、「慶應義塾大学経済学部卒業」となる訳だけど、

地震が起こった時、なぜ円高になったのかは説明できない。

なぜ生活関連物資の買いだめが起こってるのに値段は上がらないのか、もよく分からない。

すると、自分、まだまだだな、と感じてしまう。


今までの考察は…


<簡単なM-Fの小国モデル>
  1. Y=C(Y)+I(r)+G+CA(e)
  2. M=L(r,Y)
  3. r=r*
  4. M=D+eR
の場合、3式で利子率が規定され、2式で国民所得が規定される。

だから地震の影響を消費/投資の低下と捉えると、

1式よりCAの上昇、つまりeの上昇で、円安を意味する。

このモデルだと、円高とは逆の結果になるからNG。

実際、地震後は利子率は上昇したから、日本は小国じゃないという事か。

日本国民としては一安心。笑


<二カ国モデル>
  1. y=δ(e-p)-σr+fy*+u
  2. y*=-δ*(e-p)-σ*r*+f*y
  3. h-p=-λr+φy
  4. h*-p*=-λ*r*+φ*y*
  5. r=r*
典型的なIS-LMを二つ繋げたようなモデルを考えると、

地震の影響はおそらくu(その他の要因)の低下として表れ、

そうすると、
  • 為替/物価の動き方は不明(Ambiguous)
  • 利子率の低下
  • 自国GDPの低下
  • 相手国のGDPの低下
の4つが結論として得られる。

でも、利子率は上昇してるんだよな。

だからおかしい。


専門は国際経済学だったはずなんだけどな。

世の中、分からない事がたくさんある。


日本国債自体が相当量のリスクを抱えてるから、

今回の地震を機に

「日本にカネ貸すのはヤバいんじゃね?」

という投資家が増えて、日本のカントリーリスクが認識され、

利子率が全般的に上がったという事だろうか?


仕事が始まるまで、あと2週間だけ自由な時間がある。

友達と会う予定も結構キャンセルだし、

家から都内に出るのもそう簡単ではなくなってきている。

だから、今は絶好の勉強するチャンスだと思う。

名古屋で何冊か本を仕入れておいたから、

今のうちに読んでおこうと思う。


2011年3月6日日曜日

不動産の相場

日本の不動産相場って何で高いんだろう、

という事で少し考えてみた。

この間契約した物件は約25m^2で約8万円。

世界を眺めると、パリとマンハッタンは東京並だけど、

これは狭くて住宅不足だから。

ロンドンとかは安いし、ベルリンくらいまでいくと倍くらい違う。

なんでだろう?という事で考えてみたら、

日本企業の従業員が受ける「家賃補助」が大きいんじゃないかな?って思った。


労働者の7割が家賃補助を3万円受けてるとしたら、

賃貸物件に対する需要曲線が2.1万円上がる訳で、

不動産の供給の弾力性はほぼゼロに等しいから、

家賃が約2万円程度上がる、という事。


外資系にはですね、そんな物ないんっすよ。

その分、給料は多くもらってる訳で、

少なくとも新卒採用部分で見ると、トントンくらいかなという感触ですが。

でも、学生とか個人事業主にとっては大変だな、と思う訳です。

市場が歪められてる、ってこういう事だと実感。

親の干渉

これまで、色々と親にはお世話になってきたけど、

ドイツで半年間一人暮らしをした後だからか、

親が色んな面で生活に干渉してきて、

とても面倒に思う事がある。


4月からの一人暮らしまで我慢するしかないけど、

親から借りた一人暮らし用の初期費用も早く返して、

早く独立したいと思う。

原則加速

留学から帰ってきて、

なんとなく自分の中での動きが止まってたような気がする。

何をするにしても手がつかず、

人間ってこんなに寝れるんだ!ってくらい寝て、

ピアノ弾いたり、テレビ見たりして、なんとなく時間を過ごしてた。

ヨーロッパののんびりとしたペースに慣れ、

留学前の友達から「丸くなった」と言われ、

3年前の僕を知る女の子から変わったねと言われ、

それが、先週くらいから、急加速のきっかけをつかんだ。


でも、先週くらいにアクティブにやってる友達から刺激を受け、

昨日は彼女と別れ、

今日は就活生と話して就職で目指す方向性を再確認でき、

自分なりの人生のペースをつかみ始めた。

さて、自分で自分の方向性セットしなきゃな。

いつまでもぐーたらしてると、妙な違和感を感じるのが僕。

前に進もう。

2011年3月2日水曜日

健康診断

今日は、内定先の入社時健康診断を受けた。

朝、到着すると、いきなり中で迷う。

そして、少し遅れて窓口で名前を告げる。

見渡すと、健康診断やら人間ドックを受けてる人がたくさん。

霞ヶ関にこんな医療施設があるなんて知らなかった。


僕は簡単な検診のみなので、着替える必要もなく、

ロッカーにコートとカバンだけ入れて検診をスタート。

「今日は、お名前ではなく、こちらの番号でお呼びしますね。」

と告げられ、301と書かれた番号札を受け取る。


人を個人名ではなく、番号で管理し始めた途端、

急に「ヒト」が「モノ」へと変わる気がする。

僕は今日は、「金森俊揮」という一人の人間というより、

「検査対象301」だった気がする。

アウシュビッツも、囚人○号、っていう管理の仕方をした途端、

人間が人間として扱われなくなったんだよな~

なんて思い出しながら、最初の診断へと向かう。


僕が今までに経験した事にないくらい、システマチックに管理された診療所で、

一つの検査から次の検査へ、流れるよに進んだ。

「次は窓口13番の内科までお願いします」

と言われて、13番へ行くと、

「301番の方どうぞ」

と言われて、5分程度色々見て、

「次は14番の眼科まで」

という感じ。


ヒトをモノとして管理すると、効率がよくなる。

広告代理店では、

おおかたの芸能人がどんな性格で、どんな層から人気があって、

といったのが数値化されたデータベースがあって、

CMの内容と照らし合わせて、誰を使うか決めてるのだとか。

芸能人やAV女優なんかは、完全にヒトが商品だから、

ある意味では、モノ扱いされてるんだよね。

こんな事を考えながら、あっという間に検診は終了。

尿意がなくて、検尿で立ち止まった以外は、

大きな問題もなく終了した。


さて、ここまで書いてみて思ったのが、

「ヒト」と「モノ」って何が違うんだろう?

パッと思い浮かぶのは、主体性があるかないか。

ヒトは意思を表明をする事ができるけど、

モノはそれができない。

その意思を尊重しなければならないから、扱い方を変えるべき、という事か。

でも、モノは意思が無いのかな?

それとも意思はあるんだけど、表明する能力を持ち合わせてないのかな?

石ころだって、あちこち投げられて削られて、という扱い方より、

キレイに装飾されて飾られてた方が嬉しいと思う。

なんだか、難しい。


そう考えると、何かの行為の対象物として何かを「モノ」的に扱う事は、

人道的に間違ってるのかもしれない、と思えてくる。

何をするにしても、その物の気持ちになって考えるべきなのかもしれない。

このDVDは、AVを大量に隠すために使われるより、思い出の写真を詰められた方が幸せだろうし、

僕のカバンは、床に置かれるより、持ってもらってた方が幸せなんだろうな。

本棚の本は、読まれないなら、もっと読んでくれる誰かに譲られた方が幸せなのかもしれない。

なんか、不思議な倫理観に到達した気がする。


とはいえ、僕らは、生きていた方が幸せだった牛の肉を食べ、

地中に埋まってる方がハッピーだっただろう石油を燃やして電力を消費し、

森の一部であるはずの木を切り崩して作られた紙を何枚も消費し、

寝てる方が幸せだった自分の体をたたき起こして生活をする。

人生って、資本主義って、かなりエグいね。


なんか、とりとめのない日記になってしまった。